1月30日(木)のフジテレビ『直撃!シンソウ坂上』では、昨年日本中を熱狂させた「ラグビーワールドカップ2019」に出場した、稲垣啓太、福岡堅樹、堀江翔太の3選手が登場。
母校へ寄付をした稲垣、東京オリンピック後の引退を宣言している福岡、堀江の亡き父との絆。これまで語られることがなかった、それぞれの真相を告白する。
スタジオゲストは、大久保佳代子(オアシズ)、カズレーザー(メイプル超合金)。
稲垣が母校のグランドを天然芝に改修する資金を寄付
今や“笑わない男”と言えば、誰もが顔を思い浮かべる稲垣。バラエティー番組でも引っ張りだこだが、その一方、母校でラグビーの超名門校・新潟工業高校のグラウンドを天然芝に変えるための資金300万円を寄付したというニュースでも話題に。
実はこの年、新入部員が激減し、存続の危機に立たされていた新潟工業高校・ラグビー部。その状況を打破するべく、かつて稲垣も指導したラグビー部の監督が新入部員勧誘のために考えた秘策が、グラウンドを天然芝に改修することだった。
ところが、業者に提示された300万円という見積もりに頭を抱えてしまう。そんな時、監督の妻が「稲垣くんにお願いしてみたら?」となにげなく提案。稲垣は、その提案を受け、「金額も聞かず、その場で『いいですよ』と(答えた)。金額が1000万円でも払ったと思います」と振り返った。
なぜ、監督夫妻は稲垣からの援助に目をつけたのか?番組では、この真相とともに、稲垣の行動の背景にあった思いに迫る。
東京オリンピック後の引退を宣言した福岡の真相
50メートル5秒8の俊足を世界に見せつけた福岡は、「ラグビーワールドカップ2019」終了後のインタビューで15人制ラグビーの代表引退を発表。「東京2020オリンピック」を最後に、幼いころからの夢だったという医師の道を目指すと宣言し世間を驚かせた。
父が歯科医、祖父も内科医という医者一族に生まれ、自身も偏差値70以上という超進学校に進んだエリートの福岡。医師になるための勉強をしながら、大学でもトップレベルのラグビーを続けるため、筑波大学の医学部を受験するも不合格となり、人生初とも言える大きな挫折を味わう。
大好きなラグビーもできず、勉強にも身が入らないという状況に陥った浪人時代。福岡の中で人生の転機となったこの時に、自らの進路に関して下した彼の決断とは?そして、彼の決断を後押しした父親の言葉とは?まだ27歳で、これから活躍がますます期待される彼が引退宣言をした真相が明らかになる。
転機となるニュージーランド留学の背中を押してくれた父との絆
日本代表チームをスクラムの中心となるフッカーというポジションから支え続けているベテランの堀江。彼は、「ラグビーワールドカップ2019」の開幕前に父親をがんで亡くしていた。
日本中を飛び回る着物の営業マンをしていた堀江の父親が多忙だったこともあり、堀江は幼少期に父親と過ごした記憶がほとんどないという。それでも、大学卒業後にラグビーの本場・ニュージーランドへ留学したいと伝えると、大反対する母親に対し、「自分が決めた道だ、行ってこい」と背中を押してくれたとか。
この時の留学経験がのちに堀江を日本代表へと押し上げる。しかし、初めて日本代表に選出された2009年、順風満帆な選手生活の一方で、父親がステージ4の大腸がんと診断され、余命数ヵ月を宣告されてしまう。
その余命宣告から10年間生き抜いた父親の奇跡の裏にあった、堀江と亡き父親との絆の真相が初めて明かされる。