Hey! Say! JUMPの知念侑李が、4月から東京、大阪で上演されるそこそこ本格ミステリ「照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~」で舞台初主演を務めることが決定。知念は、2012年の「JOHNNY’S World」以来の舞台出演で、ストレートプレイには初挑戦となる。
知念が演じるのは、極度のめんどくさがり屋の大学生・能神照。ミステリ作家の兄・久から依頼された照が、東北と関東の境目にある小さな集落・天狩村へ嫌々赴くことに。滞在中、天狩村をまとめる旧家・宇曾月(うそつき)家で起こっていた当主争いに端を発し、悲劇が起こり…。照は、この殺人の謎を解くことができるのか!?
本格的な謎解きが盛り込まれた“そこそこ本格ミステリ”でありながら、コメディ要素もたっぷりな本作。その中で、めんどくさがり屋の探偵というクセの強いキャラクターを知念がどう表現するのかに注目が集まる。
また、本作の演出は演劇界の奇才・河原雅彦、脚本は抜群のコメディセンスに定評がある須貝英が担当。
数々の舞台、ミュージカル、音楽劇で笑いとユーモア、そこに隠されたほんの少しの切なさで観客の心を掴む河原が、シリアスかつコメディ要素も入った、本格的な推理も楽しめる“コメディミステリ”という新ジャンル(?)を創り上げる。
須貝は、河原の指名で本作への参加が決定。河原とは2019年8月に上演された「オリエント急行殺人事件」でタッグを組んでいるため、その信頼度は抜群。そんなスタッフ陣と、舞台初主演となる知念がどんな化学反応を起こすのか、期待だ。
<知念侑李 コメント>
本格的なストレートプレイは初めてなので最初は正直迷いました。でも、自分に合っているかどうかをやらずに決めるのは良くないと思い、チャレンジさせていただくことになりました。
現時点では、舞台はどう作られていくものなのか、稽古場の雰囲気は一体どんな感じなのか、想像するだけでドキドキしています。しかも今回は探偵役。複雑なトリックをまず自分が理解しなければ説明できませんから、その難しさ、大変さを実感しつつ挑みたいです。
さらに、河原さんのお話ではシリーズ化を希望されているそうで、そんなことを先に言ってしまうと実現しなかった時が心配ですが(笑)、先々に大きな野望があるというのも面白い挑戦になりそうです。
僕としては舞台俳優デビューとなるので、ここで人生が変わるかもしれませんし、未来へ繋がる作品の記念すべき第1弾となるのか、逆にこれで…なのか(笑)。いずれにしても貴重な作品になるはずなので、楽しみにしていてください。全力で頑張ります!
<河原雅彦 コメント>
ジャニーズ事務所さんと組ませてやらせていただく時は、いろいろな作家さんと新作舞台にチャレンジするのが僕のテーマになっているんです。それで今回は、これまでにない個性を持った“探偵モノ”をやりたいと思ったので、昨年「オリエント急行殺人事件」で一緒に上演台本を作ってもらった、推理サスペンスものにとても造詣が深い須貝英さんに脚本をお願いすることにしました。
前代未聞の探偵キャラを開発し、Hey! Say! JUMPの知念侑李さんに生き生きと演じてもらおうかと。知念くんはとにかく可愛いですし、運動神経も抜群。だけど控えめでインドアな部分もあると聞いたので、そういう彼の素の部分も役柄に反映できたらいいなと考えています。
横溝正史先生の世界観にデタラメなコメディ要素を含めつつも、そこそこ本格派なミステリーに仕上げる予定です。今はまだ誰の許可も得ていませんが、僕の中では勝手に、連ドラ構想が出来上がっています。「てるカミ」の愛称で広く親しまれることも含め(笑)。どうぞ、ご期待ください。
最新情報は、舞台「照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~」公式サイトまで。