ドラマ『あまちゃん』で共演した3人が、打ち上げの話で盛り上がります。
8月28日(日)の『ボクらの時代』は、小泉今日子さん、木野花さん、安藤玉恵さんが登場します。
3人は、9月9日(金)より上演予定の舞台「阿修羅のごとく」に出演します。
『あまちゃん』の打ち上げで朝ラーメン
まずは、安藤さんが「この3人の共通点、言っていいですか?」と切り出します。
安藤:『あまちゃん』(2013年/NHK)の打ち上げの…。
小泉:はい、はい。
安藤:4次会か、5次会。覚えてます?
木野:覚えてるわよ。
小泉:あ、朝でしょ。朝ラーメンでしょ(笑)。
安藤:(この)3人だったんですよ。
小泉:あは!
安藤:最初、300人くらいいた打ち上げで。朝の8時か9時くらいに、(最後は)3人で飲んでたんですよ。
木野:私ね、こないだ思い出したの。
小泉:私も今日、思い出してた(笑)。
木野:あの3人って、(『ボクらの時代』に出る)この3人だよなって。
一同は「楽しくて、帰りたくなかった」と、打ち上げの日を振り返ります。
木野花「美術教師が務まらなくて」演劇界へ
小泉さんは、俳優で演出家でもある木野さんに「そもそも、演劇の世界に入ったのって、いくつくらいのときで、何かきっかけはあったんですか?」と聞いていきます。
木野:教師をやってましたよ。
小泉:あ、先生だったんですね。
木野:美術の教師。中学のね。やってて、務まらなくて。
小泉:なんで(笑)?
木野:教師が、つらかった。
木野さんは「教師という職業は、面白かった」といいますが、あることが「びっくりするくらい、つらかった」と振り返ります。
そして、ふとしたことから演劇を知り「飛び込む気分で、東京に出てきた」と語ります。
安藤玉恵「外交官になりたかったのに…」
安藤さんは「大学のサークルです」と、演劇に目覚めたきっかけを語ります。
木野:割とあるパターンですね、そこまでは。
安藤:そうですね。最初の大学は…外交官になりたかったんですよ。小さいときから。
木野:え?外交官!?
小泉:ドラマの中の話みたい。
木野:初めて聞いた。「外交官になりたい」って(いう人)。
安藤:本当ですか?なりたくて、最初、外国語学部にいたんですよ。それを、すぐに辞めちゃって。
木野:なんで?
安藤:合わなかった。
木野:やっぱり。
安藤:そう、(教師を辞めた木野さんと)同じですよ(笑)。何となく、大学が合わなかったか、「ちょっと違ったな」って思っちゃったか。10歳くらいからずっと(外交官になりたいと)思っていたのに、いざ、始めてみたら…。
木野:大学の時点で、すでに「外交官じゃない」と思ったんだ。
安藤さんは、その後、別の大学に進学し「たまたま演劇サークルに誘ってもらった」と、演劇との出合いを振り返ります。
キョンキョンが憧れた俳優の魅力
また、「YouTubeを見る」という木野さんの話から、小泉さんが大ファンだという俳優の話題に。
小泉:私はもう、本当に根津甚八さんの大ファンで。
安藤:へぇー。
小泉:『冬の運動会』(1977年/TBS)っていう、向田邦子さんの(作品)を見たときに、もう、本当に「ギュン!」ってなりました。
木野:何それ(笑)。
小泉:もう、矢が刺さっちゃった(笑)。
すると、木野さんも「あんな役者はいない」と、小泉さんと一緒に根津さんの魅力を語り、おおいに盛り上がります。
ほかにも、木野さんが70年代の演劇界について振り返るほか、どんな家族の下で育ってきたのか、現在の「推し」の存在を明かすなど、さまざまな話題が飛び出します。