白熊楓(杏)は、桃園千代子(小池栄子)の聴取を見学。見事な聴取に感心する白熊に桃園は、小勝負勉(坂口健太郎)は教えてくれないのかと聞く。教わったことは何もないと答える白熊。

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2人が第六審査(通称ダイロク)に戻ると、小勝負は風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)と押収した証拠品を身につけて遊んでいるように見える。着てみたらいろいろわかるかもしれないと言う小勝負。

そんな時、新たな調査案件が。

今回の案件は大手呉服店「赤羽屋」による私的独占。事業者が他の事業者の参入を妨害、排除するなどして市場の競争を制限する行為だ。

妨害を図っているのは赤羽屋の社長、赤羽千尋(真飛聖)で、情報を提供したのは呉服店「ファイブシーズン」の社長、井出香澄(萩原みのり)。

小勝負と白熊は、千尋の着付け教室へ。千尋は客には温和だが、従業員には厳しい態度で臨んでいる。

次に2人は香澄から話を聞く。香澄は赤羽屋で千尋のもとで働いていたが、厳しさについていけずに退職。ファイブシーズンを立ち上げ、直接織元と契約を結び、上質な着物を安く手に入れる新しい経営を始めた。

だが最近、職人が次々と契約を切るように。香澄は千尋が圧力をかけたのだろうと疑っていた。

小勝負たちから話を聞いた桃園は、千尋から事情聴取しようと言いだす。桃園と千尋は過去に因縁があった。