髙橋海人緊張のシーン後、横浜流星からハグ「ずっと覚えています」 | めざましmedia

竹内涼真さんと横浜流星さんがW主演を務める映画「アキラとあきら」の完成披露舞台挨拶が8月8日に行われ、竹内さん、横浜さん、髙橋海人さん（King & Prince）、石丸幹二さん、ユースケ・サンタマリアさん、江口洋介さん、三木孝浩監督が登壇しました。

この作品は、池井戸潤さんによる同名小説が原作。対照的な宿命を背負った2人の若者、山崎瑛“アキラ”（竹内さん）と、階堂彬“あきら”（横浜さん）が、情熱と信念を武器に現実に立ち向かう、大逆転エンターテインメント。

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髙橋海人、兄役の横浜流星に感謝「僕を支えてくれた」

冷静沈着で、頭脳明晰な階堂彬にコンプレックスを持つ弟・階堂龍馬を演じた髙橋さん。

「私情になってしまうのですが、僕は仲良く家族と暮らしてきたので、家族の利害関係や、兄に対するコンプレックスなどなかったんです。なので、すごくチャレンジな役でした」と語りました。

役作りで意識したことを聞かれると、「龍馬は責任感、焦り、悔しさなど、いろいろな感情があるんです。それをそれぞれのシーンの中で、使い分けて、バランスなどを考えました。龍馬としてのクライマックスのシーンでは、それらの感情を全部出そうと意識して臨みました」と明かしました。

また、横浜さんとの共演については、「池井戸さんの作品で、豪華なキャストさんの中に自分が入らせていただくことは、毎日緊張でした。その中で、流星くんと三木監督が僕を支えてくれました」と感謝。

続けて「劇中のとあるシーンがありまして、僕がMAX緊張で臨んだんです。そこで、流星くんが（撮影の前に）『二人きりにしてください』って言ってくださって。シーンの撮影が終わると、流星くんがハグしてくれたんです。ずっと覚えています」と振り返りました。

横浜さんは、「すごく大事なシーンだったんです。海人くんは気遣いの人だから、時間や周りを、『気にしちゃうのかな？』というのがあって。集中させて、このシーンをよりよくするために、『時間とか気にしなくてもいいから』と。2人きりにさせてもらい、海人くんが落ち着いてから、撮影することを提案させてもらいました。監督も優しいので『大丈夫』と言ってくれて、結果、いいシーンになったので、よかったです」とほほ笑みました。

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横浜流星の仕事への“信念”「妥協をしない」

また、イベントでは本作のストーリーにちなみ、「仕事をする上で大切にしている“信念”」について質問が。

竹内さんは、「この仕事を始めて、もう少しで10年になりますが、現場が一番好きなんです。どんなに準備をしていても、現場で崩れてしまうことがある。そこで、みんなとコミュニケーションやセッションをして、いいところに持っていけるかが、好きだし楽しいんです。時間がない中で、奇跡的に集まって作品を作るので、コミュニケーションや意見交換をするのが、一番大事です」と答えました。

横浜さんは、「妥協しないこと」と回答。「皆さんの心に残る作品を残すには、それぞれが同じ方向に向かって、妥協しないことだと思っています。皆さんの心に残る作品を届けると考えたら、妥協はしないです。それは失礼なので」とコメント。

髙橋さんは、「自己満足にならないこと。僕はアイドルをやっているのですが、必ず聴いてくれる人や見てくれる人がいるので、『そういう人たちに寄り添えるように』ということは考えています。それはすべての仕事に通じると思っています」と語りました。

最後に、竹内さんは「今回の映画で流星くんとご一緒できて、うれしかったです。もっと違う場所で、いろいろとセッション出来たらと思います。本作では、反発しながらも、お互いを高め合って、社会の荒波に向かって頑張っています。日常生活で、小さい壁や、大きい壁にぶつかると思います。そういう、人間らしい泥臭い生き様が、熱く描かれていると思います。本作が、前向きに生きていく1つの糧になっていただければと思います」と呼びかけました。

横浜さんは「それぞれこの作品の受け取り方は違うと思いますが、この作品が皆さんの活力になってくれたら嬉しいです。公開は26日です。『アキラとあきら』よろしくお願いします」と締めくくりました。