2月27日(木)22時より放送の、フジテレビ『アライブ がん専門医のカルテ』第8話に萩原利久、安藤玉恵が出演することが決定した。
萩原が演じるのは、胚細胞腫瘍の2度目の再発が見つかった18歳の男子高生、井上和樹(いのうえ・かずき)。高校3年生の和樹は大学受験を終え、4月から始まる新しい生活に心を踊らせていたが、9歳で発症した胚細胞腫瘍の再発を心(松下奈緒)から告げられてしまう。
周囲が気を遣う中、「がんと僕」という自身のブログを更新するためにスマートフォンで自撮りをし、抗がん剤治療が始まってからも、「初ドライブにいってきた」などと虚偽の更新を続ける和樹。そんな彼を9歳の頃から知る光野(藤井隆)、自分の弟も入退院を繰り返していた夏樹(岡崎紗絵)は特に気にかける。
一方で、息子を誰よりも思い、誰よりも近くで見守る母親・弥生(安藤玉恵)も「なぜ、我が子ばかり…」と追い詰められていく。周囲の思いを感じながらも、和樹は2度目の再発にいら立ちが募り…。
和樹を演じる萩原は、9歳で芸能界入り。2009年にバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』でナインティナインの岡村隆史が扮(ふん)するキャラクター“オカレモン”の子役“オカレモンJr.”に抜てきされ注目を集めた。
その後、映画、ドラマ、CMなどに多数出演。ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)、映画『十二人の死にたい子どもたち』など話題作へ立て続けに出演する、活躍中の若手俳優だ。
何もしてあげられない自分にジレンマを感じる和樹の母親・弥生役は、幅広い役柄で強烈な存在感を放つ安藤が演じる。フジテレビドラマへの出演は『トレース〜科捜研の男〜』以来、1年ぶり。萩原とは本作が初共演となる。
< 萩原利久 コメント>
――『アライブ』ご出演の話を聞かれた際の感想をお願いします。
自分自身経験のない“がんと向き合う”という役に挑戦させていただけるということで、しっかりと準備をして挑まなくてはいけないなと思いました。
――がんと闘う青年・井上和樹を演じる上で意識したことをお聞かせください。
和樹の役を作る前に、今回患っている胚細胞腫瘍についてAYA世代(思春期および若年成人/15歳から39歳くらいまでの世代を指す)、闘病中の生活など知らないことを知るところから始めました。
色々勉強を進めていくうちに、自分が過ごした10代の頃の日常に感謝したいと思うようになり、幼い頃から病気と向き合い続けた和樹の葛藤を特に繊細に表現したいと思い演じています。
――視聴者へメッセージをお願いします。
このドラマは、一つの病気に関わるすべての人の心情を丁寧に描いている作品だと思います。特に僕と同世代の若い方にはぜひ観ていただきです!