”粋な女性”に焦点を当てたBeauty Japanとは?
Beauty Japanは、日本女性の美しさを評価し、社会でより活躍できる女性を発掘するコンテストです。外見の美しさだけでなく、内面の豊かさ、社会的な活動、その人自身の生き様を評価することを目的としています。
年間1,000名以上のエントリーがあり、参加者はそれぞれの専門分野や社会的活動を通じて、独自のメッセージを発信。内面美や個性、社会的使命、信念と影響力を兼ね備えた「日本の美」を目指して競い合います。
2025年の千葉エリア大会では特殊清掃・遺品整理業の坂内祐貴がグランプリを受賞!
2025年6月13日に開催されたビューティージャパン千葉エリア大会では、特殊清掃・遺品整理業の坂内祐貴がグランプリを受賞。千葉県代表として日本大会への切符を手にしました。そのほか、特別賞およびファッショングランプリも受賞し、3冠を獲得。
彼女の挑戦は、特殊清掃・遺品整理という特殊な業界での経験を背景に、自身の仕事を通じて社会にメッセージを届けるというユニークな取り組みでもありました。
11月20日の日本大会では、より多くの人に”届けたい思い”を伝えられるよう、スピーチにさらなる磨きをかけているところです。
Beauty Japanにチャレンジしたきっかけ
Beauty Japanに挑戦したのは、知人からの『こんな大会があるんだけど、ちょっと挑戦してみない?』との一言がきっかけでした。プレゼンするだけだと思い軽い気持ちで参加を検討していたものの、コンテストの真剣な雰囲気に触れる中で、徐々に心に火が灯るように…。
特に、過去に千葉エリア代表になった女性が「Beauty Japanを通じて夢を実現した」という話に感銘を受け、「自分もこの場で仕事や人生の価値を伝えたい」と強く思うようになっていき、千葉県大会への参加を決意しました。
仲間の「応援するよ!」の一言が大きな励みに
ビューティージャパンへの挑戦にあたっては、多くの壁に直面しました。一つ目は「大会に出るキャラじゃない」という思い込みから、出場に恥ずかしさを感じていた点。二つ目は、人生で一度も「私を応援してほしい!」と周囲に伝えたことがなく、言い出すのに大きな勇気を必要とした点です。
さらに、特殊清掃・遺品整理の仕事に加え、ビジネス交流会、更生保護ボランティア、商工会青年部での活動、子育てや家事をすべてこなしており、その忙しさは想像以上。挑戦の過程で何度も疲れ果てそうになりました。
しかし、目標を諦めること
はありませんでした。一番の支えとなったのは、仲間たちが「応援するよ!」と声をかけてくれたことです。また、「自分で決めたことは絶対にやりきる!」という信念を持ち、仕事や活動、家庭のすべてを両立させるために寝る時間を削って挑戦し続けました。
千葉エリア大会の舞台裏
『ウジ虫・ゴキブリ・ハエ・私』強烈キャッチコピー
坂内が千葉エリア大会で見せたパフォーマンスは、観客と審査員に強烈な印象を残しました。
当日は、「美しさよりも面白さ」をテーマに、個性を最大限に活かした演出に注力。ランウェイでは、自身の仕事で使用する「ブロワー」を持参し、観客を沸かせるユニークなパフォーマンスを披露しました。
さらに「地震、雷、火事親父」というキャッチコピーにかけて、「ウジ虫・ゴキブリ・ハエ・私」というセンセーショナルなフレーズを掲げ、特殊清掃・遺品整理業界のリアルな現場をユーモアを交えて表現する場面も。
スピーチでは、自身の過去の挫折や苦悩を乗り越えた経験をもとに、「あなたは、大切な人の最後のお部屋をどんな風に片付けてほしいですか?」というメッセージを伝え、観客に【死】というものに真正面から向き合い考えさせるきっかけをつくりました。
大胆でユーモア溢れるアプローチは審査員にも大いに評価され、結果として「グランプリ」という栄誉を手にしました。
孤独死を減らしたい
坂内がBeauty Japanにチャレンジをした理由のひとつには「生前整理の大切さを世の中に発信したい」という想いがあります。
専務を務める「有限会社 齊幸技建」の特殊清掃・遺品整理事業「シャルネ」は、単なる遺品整理や清掃ではなく、「思い出を大切にする」という理念を掲げています。
この事業を立ち上げるきっかけとなったのは、夫の親友が自殺した際の経験でした。親友の家庭環境が原因で遺品整理や葬儀の手配が進まず、友人同士で対応していたところ、友人関係が悪化…。この経験を通じて「困っている人々の負担を少しでも減らしたい」という思いが芽生え、特殊清掃・遺品整理事業を始めることを決意しました。
また、坂内自身が幼少期から人の死が身近な環境で育ったことも、仕事をはじめるきっかけのひとつとなっています。
特殊清掃・遺品整理業は、亡くなった方の大切な品々を扱うだけでなく、依頼者の心の整理をサポートする仕事でもあります。シャルネの強みは、依頼者に寄り添う丁寧な対応と、幅広いサービス内容。遺品整理だけでなく、特殊清掃や原状回復まで一貫して対応できる体制のほか、買取サービスを併用することで依頼者の負担を軽減する仕組みを構築しています。
こうした仕組みをより多くの方に知ってもらうことで、大切な思い出を円滑に次の世代へ引き継いでいけると考えています。
今後の展望:特殊清掃・遺品整理業の認知度アップを目指す
今後の目標は、特殊清掃・遺品整理事業の認知度を高めることを目指すとともに、「特殊清掃・遺品整理といえばシャルネ」と言われる存在になることです。
また、生前整理の重要性を広めるためのセミナー開催や、デジタル遺品の普及にも注力したいと考えています。
デジタル遺品とは、スマートフォンやSNS、ネットバンキングなどのデータを整理し、亡くなった後も適切に管理できるようにする取り組みです。「生前からの対策が、家族間の揉め事を防ぎ、円滑な相続につながる」と強調し、これらを広めるための活動を積極的に行っています。
さらに、将来的には日本の伝統文化を広めるために、着物のレンタル着付けサロンを開くという夢にもチャレンジ中です。若い世代や海外の人々に日本文化を体験してもらうことで、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献したいと考えています。
自分らしく生きることの大切さを発信
「人生は有限であり、悩んでいる時間はもったいない。どんな人でも最後は同じ『死』に向かって進む。だからこそ、生きる時間を最大限に楽しみ、やりたいことに挑戦してほしい」と語る、坂内。
過去の挫折を乗り越え、現在の挑戦を続ける姿は、多くの人々に勇気を与えるでしょう。坂内は、Beauty Japanへの挑戦を通じて「自分らしく生きることの大切さ」を発信し続けています。
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