女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
2月21日(金)の放送では、「子どもの能力、どう伸ばすべき?」「パートナー亡き後、どう過ごす?」「夫婦のガサツ、どこまで許せる?」というテーマについて、MCの設楽統と千秋、カンニング竹山、大神いずみ、金子貴俊、三木哲男(婦人公論担当局長)が意見を交わした。
配偶者が亡くなったときのために、元気なうちから情報共有を!
「パートナー亡き後、どう過ごす?」というテーマでは、出演者たちが両親の状況や自分たち夫婦の今後について、真剣に話し合った。
紹介されたのは、「1年半前に妻を亡くし、気持ちの整理がつかない」という60代男性や、「夫が亡くなってから、大好きな料理を作る気力がわかない」という60代女性の声だ。
「失恋だけでも2時間半泣き続けたことがある」という金子は、「妻が死ぬなんて想像もしたくないから、自分が先に死にたい」と熱弁。番組公式SNSにも「配偶者が亡くなった後のことなど考えられない」という意見が多数集まった。一方、大神は「夫は何もできないから、自分が1日でも長く生きなければ」と訴えた。
三木によると「定年後の男性は妻を通じて世間とつながっているため、妻に先立たれると何もできなくなってしまうケースが多い」そうで、竹山と金子も「男性の方が実は友達が少ない」と自身の状況を分析。実際、配偶者が亡くなった後、男性のほうが外出する時間が減るというデータも紹介された。
父親を亡くしている大神は、「母親を元気づけるために、自分が頼るようにしている」と告白。竹山は「特に母親は、文句を言われるくらい頼ってあげたほうが、元気でいてくれる」とアドバイスを送った。
千秋は「夫婦のどちらかが明日亡くなるかもしれないけれど、夫が亡くなった後に何もできなくなるのはイヤだから、耐えられるメンタルを育てておかないと」と、普段の心構えの大切さを指摘。
竹山も「亡くなってから銀行の通帳の場所がわからなくて困ったという声が多いから、元気なうちにきちんと情報共有しておくべき」と語った。
また、「母が亡くなって3年経ち、60代の父親が再婚した」という40代女性からのエピソードについては、「自分が母の代わりになれない以上仕方ないけれど、ちょっと複雑」という意見と、「父親が元気になってくれるのが一番」という意見が出た。
スポーツチームで補欠になってしまった息子にはどう声をかけるべき?
「子どもの能力の伸ばし方」に関する話題では、香川真司選手と、“メシが食える大人”を育てる学習塾「花まる学習会」がタッグを組んで設立された子ども向けサッカースクール「はなスポ」が紹介された。このスクールでは、サッカーの練習を通して判断力や考える力、分析力なども伸ばす指導法が取られているという。
子どものやる気を伸ばす方法は年齢によって異なり、10歳以上なら憧れの先輩や指導者の存在が大きいという。9歳以下の場合は親が関わることが大切で、その日の練習などについて具体的な声掛けをしてあげると、自分で考えてプレーできるようになるそうだ。
とはいえ、声かけが難しいケースも多い。40代女性からは、「野球のチームで補欠になり、意欲をなくしている小4の息子に、補佐の仕事も将来の役に立つと現実を突きつけるのはアリか?」という悩みが届いた。
金子は「本人にやる気があるならいいけれど、常に“補佐”の役回りに回る癖が付いてしまうのは悲しいから、ムリをする必要はない」と意見。千秋も「大人は補佐の仕事の重要性を理解できるけれど、小4だとまだ難しいかも」と同調した。
一方、大神は「子どもの伸びる時期は人によって違うから、補欠だとしてもいつでもレギュラーに入る心の準備をすることが大切なのでは?」と主張。竹山も「そういう経験から学ぶことも多いから、本人がやめたいというまで見守るべき」と訴えた。
SNSでも「ここで頑張った経験が自信に結びつく」という声が上がる一方、「子どもが補欠になってから向上心がなくなってしまった」という悩みや「なんであれ親が押し付けるのはよくない」など、様々な意見があがった。
夫のガサツさ、妻は諦めの境地で楽しむべき?
「夫婦のガサツ、どこまで許せる?」というテーマでは、夫が散らかしたものにツッコミを入れてアップしているインスタグラムのアカウントが登場した。
千秋もこのアカウントを時々見て楽しんでいるそうだが、金子は「身につまされる」と微妙な表情に。そしてスタジオでは、アカウントに上げられている夫の行動を巡って、千秋と竹山が「もっとちゃんとしてほしい」「男はこれで十分だと思っている」と言い争いに。
視聴者に意見を募る「せきらら投票」では、「夫に子どもの着替えをお願いしたら、洋服のボタンがほとんど留まっていなかった」というインスタの写真をもとに、そんな状態が「モヤモヤする」「気にならない」を調査した。
当然結果は、「モヤモヤする」が94%と圧勝。「気にならない」と答えた6%は女神か聖母かという意見も出たが、三木は「夫はそんなものだと諦めているのでは」と冷静に分析した。