野口五郎さんが出演した、1976年11月22日の『夜のヒットスタジオ』が放送されました。
1968年の番組スタート以来、国内外問わずさまざまなジャンルの歌手・アーティストをゲストに迎えて、ヒット曲などを披露する生放送の音楽番組として一世を風靡した、フジテレビが誇る伝説の歌番組『夜のヒットスタジオ』。
その貴重な映像から、若かりし日の野口さんのパフォーマンスを振り返る企画『野口五郎特集 夜のヒットスタジオ』(フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmart)の第2回。
今回は、西城秀樹さん、郷ひろみさんに続き、かつて「新御三家」と称された人気アーティスト特集のトリとなります。
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小学校時代のエレキバンドのメンバーが登場!
この日(1976年11月22日)の放送は、野口さん、和田アキ子さん、新沼謙治さん、千田彩子さん、芹洋子さん、太田裕美さん、ちあきなおみさん、森進一さんが出演しました。
番組冒頭、野口さんは、司会の芳村真理さん、井上順さんと登場。
番組おなじみのオープニングメドレー(※)のトップバッターとして「どしゃ降りの雨の中で」を歌い、和田アキ子さんにマイクを渡しました。
(※)出演者がリレー形式で1本のマイクをつなぎ、紹介する歌手の歌を歌う、番組のオープニングを飾る定番コーナー。
この日の1曲目は、和田さんの「ダンス・ウィズ・ミー」。野口さんをはじめ出演者全員が、曲に合わせて息の合ったダンスを見せました。
そして番組終盤、いよいよ野口さんが登場すると…。
芳村:五郎ちゃんは、ギターいつやってたの?
野口:前から、ひまを見つけてやっていたんです。
芳村:小さいときから、やっていたんでしょう?
野口:はい。
井上:あ、小さいときから?いくつくらいのとき?
野口:えっと、7つくらいのときから。
芳村:へぇ。で、お友だちとグループ作って…。
野口:…こともありました。
芳村:そのころは、(井上)順ちゃんの歌なんかが流行ってたんだって?
野口:ええ!そりゃもう。
井上:(苦笑いで)そういうこと言うんだもん。
芳村:そのころのお友だちは、今のあなたの音楽の基礎を作ったみたいな、いい仲間だと思うんだけれども。
野口:そうですね。
芳村:今回の受賞(※)を「おめでとう」って、喜んでいたわよ。
(※)「日本歌謡大賞」放送音楽賞受賞
野口:ああ、そうですか。
芳村:すごくうれしいからって、飛んできちゃったんだって!どうぞ~!
スタジオに現れたのは、野口さんが小学校5~6年生のときに結成したエレキバンド「ゴンベーズ」のメンバー3人。
野口さんは「花村くん?幸ちゃん?井戸くん?」と、声をあげました。
芳村:で、あなた(野口さん)がギターで、リードボーカルで。
野口:花村くんがサイドギター。幸ちゃんがベースを弾いて、井戸くんがドラムス。
芳村:それで、順ちゃんなんかの曲を弾いていた?
野口:いや、1曲もありませんでした。
一同:(大笑い)
芳村:五郎ちゃん、さすが(笑)!
そして、野口さんは、「日本歌謡大賞」放送音楽賞を受賞した「針葉樹」を披露しました。