世界中の怪魚を追い求め、釣り上げることに執念を燃やす、怪魚ハンターのマルコスさんに密着しました。
2019年にアマゾンで開かれた怪魚釣りの世界大会では、女性でトップの成績を残し、初代アマゾンクイーンに輝きました。
怪魚との戦いをアップしているYoutubeには、60万人を超えるチャンネル登録者が。
番組ではマルコスさんの、釣りをする上での習慣や私生活などに迫りました。
怪魚ハンター・マルコスさんの“セブンルール”とは?
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ルール①:メダカの活性がいい日は釣りをする
大阪・泉佐野市を拠点に、怪魚ハンターをしているマルコスさん。
もともと、「飼育するのが好き」だといい、自宅ではメダカを育てています。
さらに、飼っているメダカの動きがいいと「(自然界の流れがよく)今日は釣れるんじゃないか」と気分が上がり、釣りに出かけるそうです。
ルール②:生配信をしながら釣る
「メダカの動きがいいので」と、向かった先は、水の濁った狭い水路。
この日は、ナマズを釣るために、ルアーを投げました。
すると、水辺が動き、ナマズがいる気配を感じたマルコスさん。三脚を立て、スマホを設置し、YouTubeの生配信を開始。
釣れたときにレスポンスがあるなど、みんなと一緒に釣りをしている気分になれるのが楽しいそうで、釣りの際に配信を続けているそうです。
ルール③:新しい釣り方に挑戦する
配信中にマルコスさんが取り出したのは、人形の頭を使用して作った、自家製のルアー。
魚に対して、人形の金髪のロングヘアが、「すごくアピールしてくれるんじゃないか」と常識にとらわれない発想で、釣りを楽しみます。
ルール④:釣り上げるまでのドラマを作る
人形ルアーで奮闘するも、ナマズが食いつかず、普通のルアーに付け替えて再びチャレンジ。
すると、全長70cm近くの大きなナマズが釣れました。
かつては、アメリカ、ブラジル、カナダ、ネパール、タイ、台湾、中国、メキシコと、単身で世界の海魚を狙ってきたというマルコスさん。
しかし、異国では、言語も理解できず、どこで釣れるかも分からないため、SNSで現地の人にアポを取り、釣りに連れて行ってもらうというスタイルを確立。
そこで出会った人やガイドさんを巻き込みながら、1匹の魚を釣るまでのストーリーを作っていきます。マルコスさんの中では、1つひとつの経験が、深くて大きい物語になっているそうです。
スタジオでは、青木崇高さんが「ブラジルでピラニアを釣ったことがあります。唐揚げにして食べました」とエピソードを。
ゲストの銀シャリ・鰻和弘さんが「美味しいんですか?」と聞くと、青木さんは「全然…。塩味」とボソリ。
また「以前よく1人で海外に行っていた」という鰻さんには、「“アースヒューマン”というか、世界各地のいいところを全部吸収したいんですよ」という野望があるそう。
「国ごとの要素を、いろいろな仕草(グラスの持ち方、脚の組み方など)に出したい」と語るも、本谷有希子さんに「(取り入れたいのが)精神性じゃなく仕草っていうのがおかしいですよね。すごく表面的」と指摘されました。
ルール⑤:魚をさばいて魚を学ぶ
釣るのは得意でも、捌(さば)くことはまだまだ練習中のマルコスさん。
この日は、市場で仕入れたカンパチと鯛を捌くことに。
捌くことで、その魚にとってどんなものが餌になっているのかが分かったりと、釣りをする上でも参考になるそうです。
ルール⑥:週の半分は実家に帰る
マルコスさんの実家には、母と母の姉、祖父と祖母が住んでおり、「家族の顔とか話し声を聞くだけで癒される」と、週の半分は実家に帰ります。
祖父は、マルコスさんの生配信を見てくれているそうで、実家に帰ると釣りの話をしてくれるそうです。
今では、怪魚ハンターとして活躍するマルコスさんですが、過去には、精神の不調で、実家に引きこもっていたということも。
そんな中、半ばニートの状態で始めたのが、バス釣り。「1県で1匹ずつ釣って行こう」と目標を立てると、すっかりハマってしまい、北海道以外の日本全国を周りました。
その後、怪魚図鑑に出会うと、見たこともない魚たちに衝撃を受け、今の道を選んだそうです。
ルール⑦:釣った魚に感謝を伝える
幻の空飛ぶエイを求めて、徳島県へと遠征したマルコスさん。
地元の人に許可を得て釣り始めると、空飛ぶエイではないももの、大きなアカエイを釣り上げました。
マルコスさんは、ひとしきり喜んだ後、釣ったアカエイに「ありがとう、ありがとうな」と感謝し、リリース。
ハマっている釣りについて「私でも出来るというのを見てもらうことで、みんなに自信を与えられている気がします。男女関係なく出来るのが釣りじゃないかな」と魅力を。
「まだまだ世界中にはたくさんの怪魚がいるんで、世界中の怪魚を釣り尽くしたい」と語りました。
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高知県で映画と向き合った8年間
8月2日(火)放送の『セブンルール』では、映画監督・安藤桃子さんに密着。
移住するほど愛した高知で、映画を撮る方法を模索し続けた8年間。
それを支える家族と、応援し続ける温かい地元の声に、安藤さんが見つけた答えとは。映画を撮っていない間も、常に映画監督としてのフィルターで自然や人々と触れ合い、8年の歳月が経った今、再び映画を撮るために動き出した安藤桃子さんの7つのルールに迫ります。