EXITのマンガ遍歴公開でりんたろー。さんと兼近大樹さんの“人となり”が丸裸に!?
EXITがゲストとリラックスしたトークを繰り広げる『EXITV~FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!!~』(フジテレビ)。
7月21日の放送回では、6月に行った単独ライブの分析と、ゲストのよゐこ・有野晋哉さん、声優の伊東健人さんとの「マンガ履歴書」披露で盛り上がりました。
ファンと世間にズレが…?6月の単独ライブ裏話
オープニングトークでは、先月6月に開催されたEXIT単独ライブ「漫才とコント」について盛り上がりました。
「会場を沸かせちゃいましたね、こんなに俺らで笑うんだって」と満足げな兼近さんですが、「見に来た人がこの番組見てたら『そうでもなかった』って思っちゃうのかな…」と急に不安顔に。
兼近さんは、ライブを終えて「いろいろな角度のEXITをみんなが見てて、どのEXITが好きなのか、それぞれ違うと感じた」と語ります。
ライブでは、「ザ・王道」の地方の営業でもウケるネタをはじめ、コント、漫才も披露したと振り返りますが、「ザ・EXIT」といえる“チャラ男漫才”は「信じらんないくらいスベッた」と兼近さんは笑います。
普段のEXITの姿を知っているファンが“チャラ男”のEXITを見ると、「お前らニュースとかで語ってるやん」「『ウソつけ』みたいな表情をする」という状態になってしまうと、りんたろー。さんと兼近さんは苦笑い。
りんたろー。さんは、「なんなら前日まで本当に2人の中で『これマジでおもしろくね?』ってなってた。アドリブでいけんじゃね?って」と自信があったそうですが、実際には「スベってスベってね…」と兼近さんと顔を見合わせます。
「あまりにも反応ないから、アドリブも全然出てこなくなっちゃって」(りんたろー。さん)、「早くこのネタ終われって、テンポだけ上がっちゃってね」(兼近さん)と、笑い合っていました。
「しゃべっているEXITを知っている方と、知らない方だと面白いと思う基準が違う」と、兼近さんがファンと世間との違いを分析し、「どれをやりゃいいんだろう?」と悩みを吐露。りんたろー。さんと「テレビでウケるネタ」「舞台でウケるネタ」について分析し合います。
りんたろー。さんは、コントをしていて「気づいたことがある」と切り出し、「森の中の怪物(りんたろー。さん)と純真無垢な少年(兼近さん)が出会うコント」について語りだします。
「子ども役がめちゃくちゃハマり役」と兼近さんを褒め、「今回の単独の収穫はそれだった」と伝えると、兼近さんも「りんたろー。さんは怪物役がハマり役だなと」と返して笑いを誘っていました。
EXITとよゐこ・有野が初トーク!昔のよゐこはヤバかった…?
ゲストには、よゐこ・有野晋哉さん、「ヒプノシスマイク」で人気の声優・伊東健人さんが登場。
実はちゃんと話すのが初めてというEXITと有野さん。“めちゃイケ世代”(※)のりんたろー。さんは、「“センス時代”のコントとか知らないし」と、よゐこがかつて“センスの塊”なシュールなコントで一世を風靡していたことに触れると、有野さんは「センス時代って!恥ずかしい!」と笑います。
※『めちゃ×2イケてるッ!』1996年から2018年まで、22年間放送された伝説のお笑い番組
伊東さんは、「僕はよゐこの“名乗り”を聞いていた世代でした」と、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ)でやっていた、「位置について、よーゐこ!」というジェスチャー付きのギャグについて語ると、りんたろー。さんも「思い出した!」とうれしそうに拍手。
兼近さんはトーク番組で、有野さんの相方・濱口優さんと共演したときを振り返り、「ボケとかじゃなくて、本当にとがってたのよ」と、その番組で知った濱口さんの昔のエピソードを語ると、有野さんも、「当時そこまでまだ仲が良くない出川(哲朗)さんに、『出川さんとしゃべるっていうことがプラスにならないと思う』って言ってた」と、濱口さんの“とがりエピソード”を披露してスタジオを沸かせていました。
ゲストの“マジでラブいガチ推ししたい作品”を紹介する「マジでラブいFOD作品」のコーナーでは、有野さんと伊東さんが、6月からFODでスタートしたマンガトークバラエティ『有野屋書店』で共演中ということで、『有野屋書店』を紹介。有野さんは番組の“ラブみ”ポイントを、「アノ有名人の好きなマンガが続々登場!」と語ります。
オススメしたいマンガで盛り上がるも、タイトル当てクイズに…
筋金入りのマンガ好きの有野さんと伊東さんから、「ぜひ読んでほしいオススメしたいマンガ」を紹介してもらうことに。
有野さんは、ボクシングマンガの「雄飛」(小山ゆう/小学館)を紹介。
敗戦を迎えた昭和20年、満州から引き揚げる混乱の中で、ある男に母と姉を殺された少年・雄飛。中学生になり、映画館のニュース映画に母と姉を殺した男が映っているのを発見した雄飛は、復讐心を胸に秘めながらプロボクサーとしての道を歩んでいく、全16巻の物語。
「雄飛だけを追っかけておけばいい」と、昨今の登場キャラクターが多い作品と違い「見やすい」と有野さん。「最後も気持ちよく終わる」とオススメポイントを語りました。
伊東さんは、65歳の女性が映画製作に挑戦する「海が走るエンドロール」(たらちねジョン/秋田書店)を紹介。
65歳を過ぎ、夫と死別し数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこで、海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、自分は「映画が撮りたい側」の人間だと気づいたうみ子は、映画の海へとダイブする、既刊3巻の物語。
美声で物語の説明を終えた伊東さんに、有野さんが間髪入れずに「映画撮るのそんな簡単じゃないよ」とツッコむと、「もちろん、もちろんですよ」と兼近さんは笑いながら同意を。
「スポンサー探さなアカンしさ」と重ねた有野さんに対して、「これだけ人生を長く過ごした女性が、挑戦するということの意味、エモさに、“人生って遅いことはない”ということ。周りからどう見られてしまうかもわかっているけれど、『本気で映画を撮る』それでいい」と熱弁する伊東さん。
兼近さんも「全世代に読んでほしいマンガ」と太鼓判を押し、「これを読んだら、挑戦している人の足を引っ張る人がいなくなる。全員がいろいろな人を応援していく世界になる」と熱く語っていました。
番組後半では、EXITのマンガ遍歴が丸裸にされる「マンガ履歴書」コーナーも展開。りんたろー。さんと兼近さんの幼少・青春・芸人時代にわけて、読んできたマンガを紹介しつつ、みんなでトークを繰り広げます。
ギャグマンガを皮切りに、ヤンキーマンガやエッチなマンガを通り、今やっと「少年ジャンプ」に追いついたというりんたろー。さん。
対する兼近さんの履歴書は「書ききれない」と語るほどにびっしり埋められています。幼少時代にすでに「グラップラー刃牙」(板垣恵介/秋田書店)を読んでいることに有野さんからツッコまれつつ、青春時代に影響を与えたギャグマンガなどを紹介していきます。
しかし、芸人時代に差し掛かると「書くのダルくなってきた」と兼近さんがこぼすように、字が汚くてタイトルが判別つかず、さながら「マンガのタイトル当てクイズ」のようになり、別の盛り上がりを見せていました。
次回は、8月4日(木)25:35から放送予定。ゲストには引き続き、よゐこ・有野晋哉さん&声優・伊東健人さんが登場。