3月1日(日)にフジテレビ系で放送される『みなしごゾウを守れ 松下奈緒ケニア感動物語』の制作発表会見が行われ、ケニアを旅した松下奈緒が登壇した。

象牙目当ての密漁・乱獲から絶滅の危機に瀕しているアフリカゾウの、みなしごゾウたちを守り育てる動物保護施設を訪れるほか、野生の動物たちと触れ合い、現状を取材した松下。

現地で感動したことを聞かれると、「動物園では柵があるし、ゾウがあんなに近くに来る機会というのは今までありませんでした。だから、野生のゾウが私に興味を示してくれたり、1日一緒に過ごすと触れてきてくれたり、そこで感じる温かみがあって、すべてに感動しました」と、興奮ぎみに語った。

さらに「(ゾウの肌は)堅いんだけど温かいっていう。あとは、指を吸われたりもして(笑)。今までにないふれあいができて感動しましたね」と付け加えた。

また、「向こうはじゃれ合ってるつもりだけど、(体重が)500キロあるので意外と気をつけなきゃいけなかったりもするんです(笑)。でも、そんなことを忘れるくらいチャーミングだし、夢中になってしまって、母親の気持ちでふれあっていました」と、みなしごゾウたちの可愛さに、母性を感じた様子だった。

もともと「自然好きであり動物好き」だという松下。「小さい時に住んでいた場所が、野山に囲まれていて。下校途中にタヌキやイノシシに遭遇することもよくありました。だから動物好きなのかな」と、動物好きになったきっかけも告白。

そして、「人間じゃないものが一生懸命生きている姿を見るだけで感動するし、かわいいなと単純に思いますよね。ただ、それだけで好きなんじゃないなということを今回の旅で思いました」と熱くコメントした。

松下は、そんな大好きな動物たちの姿をこの旅の途中でたくさん写真に収めていた。そこには、「目で見ることも大事だけど、私はカメラが好きなので写真で残したいという思いがあって、600ミリの望遠レンズを持っていきました」と、取材に対する強い熱意を明かしていた。

いざ撮影を始めると、「ミルクを飲む姿が本当に愛らしくて。だんだんゾウがゾウだと思えないくらい愛情が湧いてきて、本当にお母さんのような気持ちでした」と、母性を感じながらの撮影だったことを振り返った。

現地では、舗装されていない道を8時間もの間車で移動するなど、大変なこともあったようだが、かわいいゾウたちとのふれあいで吹き飛んでしまったに違いない。