吉田拓郎さんが、KinKi Kids(堂本光一さん、堂本剛さん)と、あいみょんさん、木村拓哉さんを迎えてトークを繰り広げます。
KinKi Kidsと吉田さんという異色のタッグによる、伝説の音楽バラエティ番組『LOVE LOVE あいしてる』(1996年10月~2001年3月/フジテレビ)が、特別番組『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』(7月21日放送)として、5年ぶりに復活し最終回を迎えます。
『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』放送決定!
番組の最終回、そして吉田さんの“最後のテレビ出演”ということで、豪華なゲストが駆けつけ、楽しいトークとセッションを繰り広げました。10時間弱(!)にまで及んだ収録の様子と見どころを、トークパートとセッションパートに分けてたっぷりレポートします。
「木村拓哉のオーラをもう一度感じたい」(吉田拓郎)
吉田さんの“会いたかった人”として登場する最初のゲストは、木村拓哉さん。
これまで番組には2回登場(忌野清志郎さん、布袋寅泰さんとそれぞれ出演)した木村さんは、ゲストに呼ばれたことについて、「拓郎さんという大先輩もいるし、KinKi Kidsという後輩もいるのが不思議」と感想を。
木村さんをゲストにと熱望した理由を、「体から出ているオーラがすさまじい、あのオーラをもう一度感じたいと思った」と吉田さん。トークでは拓郎節をぶち込み、一同が慌てる一幕も。しかし、KinKi Kidsと木村さんの見事な連携プレー(?)で乗り切っていました。
KinKi Kidsの2人が思わず「懐かしい!」と声をあげた、ゲストへの質問が出てくるカプセルトイを引く企画にも木村さんは挑戦。「あのときの俺、超ダサかった!」「何をしているときが1番気持ちいいか」「宝物を1つ教えて」などの質問に答えていきます。
木村さんを慕うKinKi Kidsの前でリラックスする木村さんとのトークは弾み、しばしば質問から脱線しては笑い合います。剛さんも「LOVE LOVEってこういうくだらない話が多かったよね」と笑ってしまう脱線ぶりにも注目です。
あいみょんの作詞術、“LOVE LOVE”なもの・人とは?
“吉田さんが会いたかった人”として登場したのは、あいみょんさん。
『LOVE LOVE あいしてる』の名物(?)といえば、テーブルの上にちょこんと置かれた「そっくり人形」。もちろん今回もしっかりとテーブルの上に、KinKi Kids、吉田さん、そしてあいみょんさんのそっくり人形が置かれています。
いざ収録が始まると、吉田さんは今回あいみょんさんに会いたかった理由を熱く語り始めます。
あいみょんさんの歌詞の世界観をベタ褒めする吉田さんは、「日常を上手く描く」とその歌詞を分析。ギターの持ち方についても褒めまくります。小さい頃から歌謡曲、フォークを聴いて育ったあいみょんさんは、憧れの吉田さんからの言葉に感激して言葉を詰まらす場面も。
歌詞について、アコースティックギターへの思い、あいみょんさんが受けた父親のからの影響、そして吉田さんが「音楽を始めた理由」についても明かされていきました。
恒例のゲストの“LOVE LOVEなもの”を紹介してもらうコーナーでは、「収集癖がすごい」という、あいみょんさんの“LOVE LOVEなもの”、プライベートで交流のある“LOVE LOVEな人”の写真も紹介されます。
篠原ともえの「プリプリプリティ!」名場面集で爆笑
篠原ともえさんを迎え、吉田さん、KinKi Kidsと振り返るのは、「プリプリプリティ!」の名場面。
「プリプリプリティ!」は、篠原さんが、自らカメラを持って「きゃ~!しのはらですぅ~!」とハイテンションでゲストの楽屋に突撃する名物コーナー。
明石家さんまさん、所ジョージさん、志村けんさんなど名だたる大物芸能人にものおじせずに突撃し、プレゼントをもぎ取る篠原さんの姿が映し出されると、「すごいよね!」と光一さんも剛さんも感心しながら大笑い。今やすっかり落ち着いた様子の篠原さんは、当時の自分に照れ笑いを浮かべました。
国内にとどまらず、海外の大物ゲストにも突撃していった篠原さんが「印象に残っている人」を挙げます。
さらに、KinKi Kidsが大暴れする貴重映像もプレイバックされ、笑いが起こる一幕も。
VTRを見終えて、光一さんは「なんか泣けちゃうね」と感慨深そうにひと言。剛さんも満足そうな表情を見せました。
また、4人が揃ったということで、「LOVE LOVE ALL STARS(ラブラブオールスターズ、LLAS)」として一緒に演奏した「最も印象深い曲」から、名演集も紹介。
KinKi Kidsが初めて楽器を演奏することになったエピソードや、ハワイロケの思い出、ハワイで篠原さんが撮影していた秘蔵のプライベートビデオ、泉谷しげるさんからのビデオメッセージが紹介されるなど、思い出話は尽きない様子。
5年の時を超えて、新しいことを作り上げていった過程を振り返り、語り合うトークは必見です。
吉田拓郎&Kinki Kids初の合作「Sayonara あいしてる」誕生秘話
トークパート最後は、吉田さんとKinKi Kidsが語り合います。
吉田さんのテレビ番組卒業、そして、この最終回のために初めて3人で共同制作した楽曲「Sayonara あいしてる」について、吉田さんからオーダーされたときのこと、制作過程について明かされていきます。
吉田さんは、KinKi Kidsの2人が担当したメロディを聴いた瞬間に、どのパートを光一さん、剛さんがそれぞれ作曲したと分かったと語ります。剛さんは「キラキラした曲にしたかった」と、吉田さんからの「最後だからってしみじみしたくない」という気持ちを汲み取ったと頷きました。
この番組が始まったころの気持ち、KinKi Kidsの2人のことを思い浮かべながら書いたという歌詞に込められた吉田さんの思いとは?
番組の歴史、吉田拓郎とKinKi Kidsとの絆、それぞれの思いが詰まった楽曲「Sayonara あいしてる」は番組最後でセッションされ、視聴者のもとへと届けられます。
豪華ゲストとのセッションパートの様子はこちらから!