海外の犯罪モノのドラマでよく目にする司法取引。
我が国でも2018年6月に司法取引制度が施行されましたが、日本のドラマでは「共犯者の名前を言えば、お前の罪は見逃してやろう」みたいなやり取りを目にすることはあまりありません。
制度ができてからまだ日が浅いということもあるでしょうが、日本人にとっては取引なんて厳しいものより、「お代官様、どうぞおめこぼしを」のような「お上の情け」にすがる情緒的やり取りの方がしっくりくるからかもしれません。
尚、海外ドラマの司法取引はうまくいっても、勧善懲悪的観点からスッキリしないのか、結局、何らかの形で殺されるイメージが強く、ある意味死亡フラグのようなものと言えます。
「いま自白すると刑期が10%オフになるよ」
その留置所は、司法取引のタイムセールを実施中です。
「司法取引」を英語で言うと
“If you confess now, you can get a 10% discount on your sentence.”
The police cell is making limited-time offer plea-bargains.
Point: 司法取引= plea-bargain
plea には嘆願や懇願と言う意味があります。
よく使う表現としては、make a plea = 弁明をする がありますね。
また、例文では bargain = 取引 としていますが、bargainには全く別の意味もあります。
それが日本語でもなじみ深い「バーゲンセール」の bargain = お得(通常より安く) です。
航空チケットをお買い得に購入した。
We got a bargain on the plane tickets.
bargain は値引きという要素が強いですが、海外では他の販促方法として BUY 1 GET 1 FREE という、1つ買えばもう1つおまけで貰える手法を見かけることもありますね。
「plea-bargain」ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!
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