20代で現役引退を経験した元アスリート3人が、それぞれの引退を振り返ります。
7月17日(日)の『ボクらの時代』(フジテレビ)は、陣内貴美子さん、益子直美さん、伊達公子さんが登場します。
3人の出会いは「バルセロナオリンピック」
アスリートとして出会い、30年来の付き合いの3人は、お互いの出会いや印象を語ります。
陣内:まずは、私と益子氏だよね。
益子:そう、私が、バルセロナオリンピック(1992年)の直前リポートで(陣内さんの)取材に行って。
陣内:(この中で)一番最初に現役をやめたのが、益子氏だから。
伊達:結局、何年に(現役を)やめたんでしたっけ?
益子:バルセロナの年。
伊達:その年にやめて、もうその年に(リポーターの)仕事で?
益子:そう。
伊達:早っ。
陣内:だから、同じ年なのよ。
伊達:出会ったのがね。
バルセロナ五輪では、陣内さんが「私のスーツケースの中に、伊達さんのタオルとかウエアとかユニホームとか、結構持って行ったんだよね」と、伊達さんとの出会いを振り返ります。
また、伊達さんの1度目の現役引退の際は「3人で京都ロケに行った」そうで、陣内さんと益子さんが驚いた、その夜の伊達さんの言動が明かされます。
益子直美「ずっとスポーツに向いてないなと思っていた」
20代で現役引退を経験している3人は、そのきっかけを語ります。
益子:私はもう、ずっと引退したかったから。「向いてないな」ってずっと思ってた。スポーツに。勝負事とかがつらくて。やっぱり、自分に自信がなかった。
陣内:何かが、きっかけじゃないの?
益子:きっかけは、本当に“屁”だと思ってた、天井サーブ。
陣内&伊達:(笑)。
益子さんは「チャンスだと思っていた」という天井サーブ(のレシーブ)をミスしてしまったことがきっかけになったと明かします。
陣内さんも「オリンピックの何ヵ月か前に、何か違う」と思った自分の変化を告白します。
2人の話に「みんなクリアなんだ。きっかけがあるんだ」と感想をもらす伊達さんは、最初の引退の理由を、2人とは「まったく違う種類」と言い…。
また、そこから現役復帰した理由や、当時の思いも赤裸々に語ります。
伊達公子「何も言ってないのに、顔見た途端に泣く子が…」
また、陣内さんは、子どもたちへの指導・育成に関わっている益子さん、伊達さんに質問します。
陣内:昔と今と違って、こういうこと気をつけているとか、ある?
伊達:今のジュニアの子たちって、すぐ泣くのよね。
陣内:あはははは!
益子:(笑)。
伊達:私、まだ何も言ってないのに、顔見た途端にボロボロボロって泣く子がいるんだけど(笑)。私の昔のコーチみたいに、ガーっと言っても、子どもたちはついてこられないところもあるし。まず、彼女たちに、話してもらうように気をつけているかな。
益子:私たちの時代って、負けたら「何やってるんだ!」って、まず、いきなり「あれがダメだった、これがダメだった」って言われちゃうから…。
3人は、過去の経験を経て変化する、現代の指導法について言及します。
また、子どもたちのスポーツへの適性や競技との相性、「負けず嫌い」について、さらに、自分たちに「子どもがいたら、どんな子育てをしていたか」なども語り合います。
ほかにも、現役時代の恋愛事情や、年齢を重ねて思うことなど多岐にわたるトークを展開します。