二宮和也さんが主演を務める映画「TANG タング」のジャパンプレミアが、7月14日に行われ、二宮さん、満島ひかりさん、市川実日子さん、小手伸也さん、奈緒さん、京本大我さん(SixTONES)、かまいたち(山内健司さん、濱家隆一さん)、景井ひなさん、武田鉄矢さん、三木孝浩監督が登壇しました。
この作品は、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を日本版のアレンジを加えて実写化したもの。
二宮さん演じる、妻に捨てられ人生に迷うダメ男・健と、記憶をなくした迷子のへっぽこロボットが、人生の宝物を探す冒険ファンタジー。
満島ひかり、二宮和也との夫婦役に自信「アイドル力がありました」
二宮さんにとって2年ぶりの主演映画となる本作。
二宮さんは撮影を振り返り、「すごく楽しかったです。CGの技術も上がっていますし、(演技の)動きが規制されることもほとんどなかったです。自分なりにハンドリングが出来て驚きました。撮影が終わって1年半以上経っているので、完成した作品を見て思い出すシーンもあって、それも楽しかったです」と回想。
妻・絵美を演じた満島さんは、「(二宮さんと)撮影の合間も、『わ~おはよう』ってあいさつをしたり」と明かすと、二宮さんは「(その言い方は)バカみたいじゃん」とツッコミ。
また、満島さんは「わ~っと芝居をしてお芝居が終われば、わ~っとおしゃべり(笑)。実日子さんと3人で一緒にいることが多かったのですが、ずーっとおしゃべりをしていました」と明かしました。
続けて、「何かを背負ってしまうような役や、心が苦しくなって泣いてしまう役などを、(二宮さんと市川さんは)よくやられているので、『そういう作品で出会うのかな?』と思っていんです。本作のようなファンタジー作品で出会うとは思っていなかったです」とコメント。
そして、「私も昔は、歌って踊るということをしていたので、(二宮さんとの)夫婦が画面に映ると、アイドル力がありました」と太鼓判を押しました。
二宮さんも「まさか、こんなにカラフルな作品で共演するとは思っていなかったので、ビックリしています。これは、僕らのレベルで言うと、歌っていないだけでミュージカルです。それくらいポップです」とオススメしました。
二宮和也の「人生の宝物」とは?
ナルシストなロボットデザイナー林原を演じた京本さんは、「監督と顔合わせをさせていただいたときに、(役柄がナルシストなので)決めポーズを3つくらい作ってくれとお願いされたんです。僕の中で福山雅治さんをイメージしたポーズとかを考えていたんですけど…。(共演者の)みなさんが、リアリティのあるお芝居をする中で、2次元チックな、現実的ではない仕草を、どれだけリアルにやるかというのが難しかったです」と、苦労を明かしました。
三木監督は京本さんの演技について、「『現場で一緒に作っていこうかな』と考えていたら、ちゃんと役作りをしてきてくれていました。ナルシスト感がある役なんですけど、下品にならない。お家柄なんですかね、品のよさがにじみ出ている」と感謝。
京本さんは、「毎日、お風呂に入る時は、林原のポーズを考えていたので!普段は、がさつでスキンケアとかなにもしない人間なんです。今回に限っては、本番の前からやってみました」と語りました。
そんな京本さんに対して、二宮さんは「(ナルシストなのは)プライベートとそんなに変わらない。役作りしないんだ(と思った)」と応えると、京本さんは「ちょっ…イメージが!そんな感じなんですか!?二宮くんは…。ずっと優しかったのに。ひどいですよ。一回もいじらなかったじゃないですか!ここへ来て急に…」と大慌て。
二宮さんは撮影現場では優しかったそうで、京本さんは、「僕の所属するSixTONESの話もいっぱい聞いてくれました。撮影のセッティング中とかにも、無言になることもなく、二宮くんがいっぱい話しかけてくれました」と感謝しました。
また、イベントでは本作の内容にちなみ、「人生の宝物」を発表するコーナーも。
二宮さんは「仕事」と回答。その理由を、「この(今やっている)仕事だから長続きすることができた。自分のことについて、あまり興味を持ったことがないんです。でも、この仕事だと、この年にこれをやりますとか、この年にこのCDが出ましたとか、自然にアーカイブになってくれてわかりやすいんです」と説明。
続けて、「若い頃から、働いてテレビに出演することで、おじいちゃんやおばあちゃんに、健康にやっていますというのが伝えることができました。今考えると、宝物だと思います」と語りました。
京本さんは、「(『名探偵コナン』の原作者)青山剛昌先生のサイン色紙」と答え、「小さい頃から、コナンの大ファンなんです。サインをいただくことを、ジャニーズに入る前から夢見ていたんです。そうしたら、2年前ほどに青山先生にコナン好きが伝わり、サインをいただけたんです。家宝のように飾っています」と明かしました。
作品概要
ゲーム三昧で妻に家を追い出された、ダメ男・春日井健(かすがい けん)。わけあって無職で人生に迷子中。ある日、健の家の庭に突然現れたのは、記憶をなくした迷子のロボット。どこからきて、何のためにやってきたか分からないそのロボットは自分のことを”タング“と名乗った。
この迷子同士の運命の出会いが、まさかの驚きにみちた壮大な冒険の幕開けだった!大人とロボット、ふたりの迷子が世界をめぐる大冒険の先に、見つけたものとは?
映画「TANG タング」は、2022年8月11日(木・祝)に全国ロードショー。
©2015 DI ©2022 映画「TANG」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画