「工芸×バトル」バラエティが誕生します。
「水曜NEXT!」で『クラフトマンシップ』(7月13日放送/フジテレビ ※関東ローカル)が放送されます。
「職人」とは、身につけた熟練の技術によって、ものを作り出すことを職業とする人のこと。
この番組は、そんなあまたいる魅力的な職人の中から選ばれた3人が、一流ナイトクラブで使用される自慢の作品を作り、その魅力をプレゼン。そして、選ばれた職人1人は、クラブと正式に契約を交わし、さらなるオーダーを獲得できるという、「工芸×バトル」バラエティです。
出演は、平子祐希(アルコ&ピース)さん、池田美優さん。
舞台となるのは、日本最大規模のナイトクラブ「WARP SHINJUKU」。
このクラブでは「世界から東京へ、東京から宇宙へ」をコンセプトに、大型スペースシップに搭乗し宇宙を移動するかのような空間を提供しています。
同クラブのオーナーは、3人の職人たちに「外国人のお客さまを呼び込めるような、クラブの目玉になる逸品を作ってほしい」と期待を寄せます。
「組ひも」と「クラブ」、「伝統」と「革新」をどの融合させる?
組ひも職人の福田隆太さんは、黒く日焼けした肌、クラブにいそうな私服とは裏腹に、組ひもには強い思いを抱いています。
毎年パリで開催される世界最高峰のインテリア・デザインのトレードショー「メゾン・エ・オブジェ」にて、組ひもを施した椅子を出品したり、スタッズを組ひもで表現したヒールレスシューズを制作したりと、現代にフィットする組ひものあり方を模索し続けています。
福田さんは、「組ひも」と「クラブ」、「伝統」と「革新」をどのように融合させるのでしょうか。
きりだんすを「クラブなじむ逸品」にするには?
きりだんす職人の東福太郎さん。江戸時代から着物を収納する嫁入り道具として愛されてきたきりだんすですが、ライフスタイルや価値観の変化によってその需要が低迷しつつあります。
東さんは、「そんな今だからこそ、きりだんすに光をあてたい」と意気込み、「まずは、きりだんすを知ってもらうために、人々の生活になじんでいけるようなものを作っている」と語ります。
桐(きり)の木をこよなく愛する東さんが作る、「クラブになじむ逸品」とは。
コンセプトは「未来的な暗闇に浮かび上がるネオンサイン」
ネオン管職人の高橋秀信さんは、夜の街並みを彩るネオンを、機械を使わずひとつひとつ手作業で作っていきます。
顧客は、個人から企業まで幅広く、スイス大使館や一流ホテルからオファーを受けたことも。
クラブの店内を実際に見た高橋さんがコンセプトに掲げた、「未来的な暗闇に浮かび上がるネオンサイン」は、どんな形でできあがるのでしょうか。
平子さんと池田さんは、「組ひも職人の福田さん、このクラブにいそう!なのに昔ながらの伝統を受け継ぐというギャップにやられた」(池田)、「きりだんす職人の東さんは、一番想像がつかない。どうやってクラブに桐をなじませるんだろう」(平子)と、次の展開についてさまざまな予想をたてます。
また、ネオン管職人の高橋さんが思いを語る場面では、平子さんは「昔ながらのネオンが好きすぎて、本当に一時期ネオン管職人になりたいと思っていた」と目を輝かせます。
水曜NEXT!『クラフトマンシップ』(関東ローカル)は、7月13日(水)24時35 分より、フジテレビで放送されます。
<平子祐希 コメント>
これから先のインバウンドを見据えたうえで、日本の良さを日本人がいま一度再確認して、世界に広げて日本をより豊かにしていくために、今まさにこうした番組が必要とされているのではないかと感じました。
すべてを欧米化していくのではなく、日本人が日本たるを知る、ということが、今一番求められていることなのではないかと、この番組を通して再認識させられました。
<池田美優 コメント>
伝統工芸というものがあることは知っているけれど、どうやって作っているか、どんな方が作っているのか、わざわざ調べたりしないし、好きじゃないとわからないことが多いので、ためになりました。
VTRもかっこよく作られていて見やすかったです。今回は、外国の方に向けてと言っていましたが、それ以外でもクラブに来るような若い世代にとっても、伝統に触れることができるいい機会だなと感じました。