3月5日(木)、2015年上期に芥川賞受賞作となった、又吉直樹の「火花」が英語に翻訳され、「spark」というタイトルで刊行された。
「火花」は、文藝春秋より2015年3月に刊行されると、累計発行部数が326万部を記録した又吉の代表作。日本では、2016年にNetflixでドラマ化されたり、翌年には菅田将暉、桐谷健太が出演し映画化もされるなど大きな話題となった。
海外では、すでに韓国版、中国版、台湾版、ベトナム語版が発売されており、翻訳版としては 5カ国目。欧米圏では初となる。
英語版のカバーは、「最後の“どんでん返し”が目玉焼きをひっくり返すことを連想させる」として、ポップな「目玉焼き」のデザインとなった。
日本では、アマゾンで「ペーパーバック版」と「kindle版」が購入できる。また、紀伊國屋タカシマヤタイムズスクエア南館(新宿)の洋書専門館「Books Kinokuniya Tokyo」でも近日入荷予定だという。
書名:「spark」
著者:Naoki Matayoshi
翻訳者:Alison Watts(アリスン・ワッツ)
出版社:Pushkin Press(プシキン・プレス) 発売日:2020年3月5日
書誌情報ページ: https://www.pushkinpress.com/product/spark/