「海千山千」という言葉の由来と意味、正しく理解していますか?

6月20日放送の『ネプリーグSP ディーン&岩田剛典vs初登場オズワルド豪華売れっ子芸人集結!』に登場した、“うんちく”や“豆知識”をおさらいします。

観光地について答える問題では、浅草・雷門の珍しい風景について地理担当の村瀬哲史先生が教えてくれました。

高さ3.9m、重さ700kgもある、浅草・雷門の大きな赤い提灯。年に何度か、畳まれることがあるのを知っていましたか?

1つは、台風の時。風がものすごく強いときは、安全を考慮して提灯を畳むのだそうです。

もう1つは、5月に行われる三社祭の時です。神輿が雷門を通過する際に当たったりしないように、提灯を縮めているそうです。

「海千山千」&「ジョウロ」の漢字の由来は?

漢字を書く問題では、林修先生がプチ解説を加えてくれました。「海千山千」という言葉の由来と意味、正しく理解していますか?

「海千山千」は、海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になるという言い伝えから生まれた言葉です。

そこから意味が転じて、世間でいろいろな経験をして悪賢くなった人を指す言葉になったと言われています。あまり良い意味では使われないので、気を付けたいですね。

「ジョウロ」と「でばやし」を漢字で書く問題では、林先生が漢字の書き方を由来と共に教えてくれました。

「ジョウロ」を漢字で書くと「如雨露」。語源は、ポルトガル語で「水が噴き出す」という意味の「jorro」だと言われています。

「jorro」という言葉が入ってきた江戸時代に漢字を当てはめる際に、「雨露の如し」という意味を込めて「如雨露」という文字が選ばれたそうです。

「でばやし」は、漢字で書くと「出囃子」。もとは、歌舞伎などの伝統芸能で、音楽を担当する「囃子方」が舞台で演奏することを指す言葉でした。

その後、上方落語では落語家が登場する際に音楽を鳴らすことから、芸人や落語家が登場する時に流すテーマソングを指すようになったのだそうです。

6月20日(月)放送の『ネプリーグSP ディーン&岩田剛典vs初登場オズワルド豪華売れっ子芸人集結!』では、ディーン・フジオカ率いる「映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』チーム」と、オズワルドら「売れっ子芸人チーム」が常識力を競い合いました。