4月13日(月)からフジテレビで放送が始まる月9ドラマ『SUITS/スーツ2』に、吉田鋼太郎の出演が決定。合わせて、ポスタービジュアル(完成版)も解禁に。 先に解禁されたポスタービジュアルでは、一人後ろを向いている男が誰かと、SNS上で臆測が飛び交い盛り上がりを見せていたが、その正体が吉田だと明かされた。

『SUITS/スーツ2』は、全米メガヒットドラマ『SUITS』のシーズン2が原作。負け知らずの敏腕弁護士・甲斐正午(かい・しょうご)役を織田裕二、経歴詐称の天才ニセ弁護士・鈴木大輔(すずき・だいすけ)役を中島裕翔が前作に引き続き演じる。

この2人がさまざまな訴訟に向き合い、問題を解決していく重厚なストーリーと、海外原作ならではのユーモラスさとテンポのいい掛け合いが見どころのリーガルドラマだ。

吉田が演じる上杉一志(うえすぎ・ひとし)は、日本の四大法律事務所の一つ「幸村・上杉法律事務所」の共同代表。原作では、デヴィッド・コスタビルが演じるダニエル・ハードマン役に当たる。

上杉の表向きの顔は、優秀で謙虚、愛妻家で仲間思い。実績と信頼を着実に積み上げてきた敏腕弁護士。しかし、裏の顔は目的達成のためなら手段を選ばない、私欲まみれの事務所にとって危険な男。

シーズン1では、病に伏す妻のために長期休暇を取っていたが、復帰の意欲をのぞかせる。この上杉の復帰は、甲斐と事務所を脅かすほどの事態に。上杉の登場により、シーズン1以上に、「幸村・上杉法律事務所」のメンバーの人間模様が色濃く描かれる。

今回、解禁されたポスタービジュアルでも、上杉は、織田演じる甲斐と鈴木保奈美演じる幸村(ゆきむら)チカに背を向けていて、対立構造が表現されている。

シーズン2“最恐”の敵、上杉に甲斐たちはどう立ち向かうのか。『SUITS/スーツ2』は4月13日(月)より初回30分拡大で放送がスタートする。

<吉田鋼太郎 コメント>

――『SUITS/スーツ2』の出演が決まった時の率直な感想は?

まずは、織田裕二さんと鈴木保奈美さんと共演できるということが、とてもうれしいなと思いました。『SUITS/スーツ2』は、本国で大変な人気を誇るシリーズが原作で、それを完全になぞらず、日本版としてオリジナリティを出しているので、大変やりがいを感じております。

――『好きな人がいること』以来、4年ぶりの“月9”出演はいかがですか?

月9っていう枠は、いろんな視聴者がとても期待していたり、楽しみにしていたりする特別な意味を持っている枠だと思います。僕の中でもそうで、舞台ばかりやっていた頃、月9というのは憧れがありました。初めて出演させていただいた4年前の時もすごく光栄でしたし、今回も「また出られるんだ!」っていうワクワク感があります。

――演じる上杉一志の印象は?

本国のドラマでは、悪役という印象がものすごく強い役だと解釈しましたが、織田さんの話を聞いたり、台本を読むことで、もう少しひねりの加わった、ただの悪役ではないように思います。いわゆる、ただのステレオタイプの悪役っていうのはあまり面白くないので、さらにやりがいを感じています。

上杉には上杉の理由や事情があるというところが、台本には大変詳しく書いてあるし、なによりも織田さんが本当に熱心な方で、現場でいろいろな説明をして下さるので、聞けば聞くほど深い役だなと思います。

――織田さんの印象はいかがですか?

初めて共演させていただきますが、織田さんは本当にいい意味で“芝居バカ”といいますか、芝居に対して、俳優をやることに対して、ものすごく熱心な印象があります。こんなにもお芝居に対して、熱心で前向きな人には、あまりお目にかからないです。

――番組を楽しみにしている視聴者に向けメッセージをお願いします。

人間ドラマとして、とても見応えのあるドラマです。演者同士の掛け合いや何気ない描写などさまざまな箇所に謎が隠されていて、深くいろんなことが読み取れるドラマになっております。そのことをより視聴者の皆様に感じてもらえるように、織田さんをはじめ、皆さんがすごく深く台本を読み込み、すごく真面目に芝居をしています。

画面に見えてくるものは、軽やかなユーモアだったり、ステキな空間だったりですが、とても真面目に作り上げていくドラマで見応えがあると思います。ぜひ楽しみにして下さい!

<後藤博幸プロデューサー コメント>

『SUITS/スーツ2』をフジテレビでドラマ化することすら決まっていない5年くらい前、アメリカの『SUITS』シーズン2を見ていた際にダニエル・ハードマンが登場した瞬間、「あっ、吉田鋼太郎さんだ」と。直感でした。

それから、2018年に月9『SUITS/スーツ』の放送が終了し、まだシーズン2の制作が決まっていない段階で、「シーズン2があればお願いします」と吉田さんにお声かけさせていただきました。それほどこのキャスティングには思い入れがあります。

吉田さん演じる上杉は、手強い悪役という言葉では形容しがたい、すごく魅力的なキャラクターです。このキャラクターが新たに加わることで起こる化学反応が非常に楽しみです。

<第1話あらすじ>

敏腕として知られる「幸村・上杉法律事務所」のパートナー弁護士・甲斐正午(織田裕二)は、誰にも相談せず、ボストンにいたアソシエイトの鈴木大輔(中島裕翔)を突然呼び戻す。

甲斐は、復帰のリハビリだと言って、大輔にある案件を任せる。それは、小説のアイデアを盗用されたと元契約社員の女性から訴えられた大手出版社の案件だった。

同じ日、甲斐は、クライアントのひとつで、ロケットや航空機の技術開発をしている「フューチャースカイ」の社長・三津谷聡から呼び出される。そこで三津谷は、新開発した無人航空機制御システムの売却をしたい、と甲斐に告げる。全米最大の宇宙ロケット開発会社との業務提携を進めようとしている三津谷は、宇宙事業に一本化する方針を固め、新システムの売却益もそこにつぎ込む予定だという。三津谷は、今後も顧問料を払い続けるかどうかのテストだ、といって最低売却価格を100億円に設定する。

そんな折、思わぬ出来事が起きる。かつて甲斐と幸村チカ(鈴木保奈美)が弱みを握り、事務所から追い出していた事務所の共同代表の上杉一志(吉田鋼太郎)が、復帰への意欲をのぞかせる。それは、「幸村・上杉法律事務所」を揺るがす、新たな闘いの始まりだった。