松下洸平さんが、デビューしてからの売れない時代を振り返ります。

6月5日(日)の『ボクらの時代』は、松下洸平さん、橋口洋平(wacci)さん、映画監督の内田英治さんが登場します。

内田英治監督「wacciをヘビロテ」

松下さんは2人と交流があり、橋口さんと内田監督は、今回が初対面という間柄。

松下:つながりも、まったくなく?

内田:そうですね。ただ、僕が前にやったドラマで鈴木愛理さんに出ていただいて。YouTubeか何かでwacciさんの「別の人の彼女になったよ」を歌っていたんですよ。

橋口:カバーしてくださってますよね。

松下:ああ。

内田:めちゃめちゃいいな、と思って。そこから、ヘビロテで聴くようになって…という縁はあります。

橋口:内田監督が、僕らの「別の人の彼女になったよ」という曲を気に入ってくださっているという話を風のうわさで聞いて。メンバーみんなで、めちゃめちゃ喜んで。僕ら、事務所に所属させてもらってから10年くらいになるんですけど、そのときに洸平くんも入っていて…。

橋口さんは、同じ事務所に所属する松下さんとの出会いを振り返り、wacciの演奏を初めて聴いたときの松下さんのエピソードが明らかになります。

松下さんは、「結構ハードな台本だった」と内田監督と出会った作品の現場で感じた俳優としての醍醐味などを語ります。

松下洸平「紆余曲折あっての今」

俳優、シンガーソングライターとして活躍する松下さんの芸能活動のきっかけを聞いていく中で、橋口さんは「何でもできるじゃん!」と言いますが…。

松下:そんなことないよ。本当にそんなことなくて。デビューして、そこから本当につらい時期が続いて。「音楽、やっぱり無理だったな、そんなに簡単なもんじゃなかったな」って思って。ひょんなことから「俳優やってみないか?」って声かけてもらって。そこから10年、ずっと舞台をやってきたんですけど…。

内田:うん。

松下:でもやっぱりこう、いろいろ、紆余曲折あっての、今だから。

橋口:うん。

松下:それこそ仕事がない時期は、何を疑うかって、「自分」を疑うから…。

松下さんは、売れない時代に「自分改革だ」と思いたち、現場である言動を試みたことがあったと明かし、橋口さん、内田監督は思わず笑ってしまいます。

橋口洋平「励みになった」松下洸平からの言葉

また、3人は、wacciの歌詞の世界観について言及します。

松下:「別の人の彼女になったよ」を聴いて、今までのwacciの曲のテイストとはちょっと違う…いわゆる誰かの背中を押すような曲ではなくて、すごく残酷な物語。

橋口:うん。

松下:でもそこに、愛を感じるというか。

内田:歌詞が、すごい好きで。もう、映画なんですよね。映画だなと思って。歌が。

橋口:うれしいなぁ。

松下:あはははは!

内田:これ、ホントにね、そう思っていて。ただ単にハッピーっていうんじゃなくて、何か、すごい残酷。

橋口:そうですね。

橋口さんは、制作エピソードや、松下さんから言われて「励みになった」という言葉を明かします。

さらに「残酷」というキーワードから、内田監督の「良い部分だけを描かないようにしている」という映画制作への思いも語られます。

ほかにも、松下さんと内田監督による「やりたいことは口にするべき」という話、橋口さんの「イケメン恋愛偏差値低い論」など、さまざまな話題で盛り上がります。