40年来の付き合いがある3人が、出会いからこれまでを語ります。

5月29日(日)の『ボクらの時代』は、野口五郎さん、岩崎宏美さん、大竹しのぶさんが登場します。

野口五郎は一人で電車やバスに乗れない!?

10代で歌手デビューした野口さんと岩崎さんは、アイドルとして人気を誇り、歌番組に多数出演していました。

岩崎:デビューしたてのころは、午前中に学校に行って、午後、クラブ活動のように歌を歌っていた、という毎日だったから。

大竹:でも、よく2人ともそんな生活しながら、普通の感覚でいるよね?

岩崎:ああ。でも、五郎さん、電車とかバスとか乗れないですよ、一人で。

大竹:あはは。え、今?

野口:(笑)。娘とバスに乗ろうと思ったら、ちょっと乗り遅れちゃったから。

岩崎:あはははは。

大竹:そうか、ずっと忙しかったもんね。

野口:あのころ、一番歌番組が多かった。1週間で50以上あったんだよね。

野口さんは、1日に何本も出演することがあったと、岩崎さんと歌番組の思い出を語ります。

そんな中、大竹さんがものまねを披露する流れになっていき…。

大竹しのぶは「特別な存在」

40年来の付き合いがある3人は、それぞれの出会いも語ります。

大竹:私、二十歳のときに(野口さんと)映画で一緒になって。

野口:そうそうそう。

大竹:すごい、大好きになって。

野口:大竹しのぶって人は、同じシーンで、何度でも泣くんですよ。

岩崎:そうなのよね、ぽろぽろぽろぽろ泣くのよ。しのぶちゃんって。

大竹:(笑)。

野口:しかもさ、いわゆる悲しい顔して泣かないのよ。真顔で泣くのよ。

大竹:へぇ。

そこで、野口さんは「しのぶちゃん、何でそんなに何回も泣けるの?」と質問。

大竹さんが答えたひと言で「この人は、特別な存在だと思った」と、振り返ります。

岩崎宏美「当時の私を求めている」と思うと…

女優だけでなく歌手としても活躍する大竹さんは、現在、ともにコンサートを開催する野口さんと岩崎さんに質問します。

大竹:若いときから、ずっと同じ歌を歌ってるわけじゃない?二人とも。それは、すごいなって思う。全然違うでしょ?

野口:感覚が違ってきますよね。

大竹:うん。

野口:最近も(岩崎さんと)一緒に歌っていて…ぜいたくな悩みなんですけど、“ヒット曲がある苦しみ”というのがあって。その歌を「歌ってください」とオファーが来たときに「あのときのように歌わなきゃいけない」と思っちゃう。すると、どこかでつまづきがあって…。

野口さんの話にうなずきながら耳を傾けていた岩崎さんも、「私も一時期、聴いてくれる人は、あの当時の私を求めているんだろうからと思うと…」と、ある思いを吐露します。

ほかにも、野口さんが長年抱えていた病との闘いを打ち明けるほか、岩崎さん、大竹さんが結婚、出産を経て仕事を辞めようと思っていた時期があったこと、4年前に亡くなった西城秀樹さんへの思いなどを赤裸々に明かします。