池畑慎之介が1年3ヵ月の休業期間を終え、4月から芸能活動を再開することになり、3月30日(月)に都内のホテルで復帰会見を行った。

池畑は芸能生活50周年を迎えた2018年いっぱいで、それまで芸名としていた“ピーター”を卒業。リフレッシュ後は、本名の池畑慎之介で活動することを宣言していた。

池畑慎之介

充電期間をどのように過ごしていたかを問われると、「2019年1月1日から今月31日まで休暇をいただきまして、最初の3ヵ月はハワイに滞在しました。一度戻ってきて日本で桜を追いかけ、1人キャンピングカーで全国を回りました。5月13日からパリへ行き、そこから世界一周して、7月いっぱいで帰ってまいりました」と説明。

続けて、「16歳でこの世界に入って“ピーター”という名前を覚えていただき、世界一周をしている中で感じたのは、現地で会う日本人の方から『ピーター』という言葉が最初に出てくるんです。その名前の重さを思い知らされた1年と3ヵ月でした」と回顧した。

これからの呼び方について「元々はニックネームだった『ピーター』に、私の年齢が上がっていくにしたがって『さん』がつくのがとても気持ち悪かった」と心情を吐露。

「『ピーター』に『さん』をつけないでくれると一番うれしいのですが、『池畑さん』がいいですね。今回『池畑慎之介』という本名を前面に押し出しての再始動でございます。“世界一美しいおじいちゃん”になりたい」とアピールした。

この会見には、池畑が所属することになった「生島企画室」代表の生島ヒロシも同席。

「彼の可能性をもっと広げるお手伝いができればと思いながら、こんなにネームバリューのある方をお預かりするのはうちにとってどうかなと躊躇したんですけど。頼まれたからにはひと肌脱いでみようかという気持ち」と池畑が所属することになった経緯を説明した。

急逝した志村けんさんへの思いも吐露。「大事な人をまた1人、芸能界からなくしてしまった…」

(左から)池畑慎之介、生島ヒロシ

また、この日、新型コロナウイルスに感染して肺炎を発症し、入院していた志村けんさん(享年70)が急逝したという訃報が飛び込み、会見でもその話題に。

池畑は「大事な人をまた1人、芸能界から失くしてしまった。こんな人気者がコロナウイルスという見えない敵に負けてしまったことがすごく残念だし、これを機に自分は大丈夫だと思わないよう、志村さんが亡くなったことを無駄にしないようしようと思いました」と早すぎる死を悼んだ。

さらに、生島も「新型コロナウイルスの怖さは他人事じゃないんだと、志村さんの死をもって知ったと同時に、志村さんは飲みすぎ、吸いすぎであの世へ逝っちゃったけど『みんなも気をつけてね。笑いを忘れずに新型コロナウイルスを乗りきってくれよ。そしたら大丈夫だぁ』と言ってるんじゃないかと思いました」と故人を偲んだ。