フジテレビ・フィギュア班が取材動画を毎日配信!Vol.27
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定の「世界フィギュアスケート選手権2020」が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・フィギュア班が取材した動画が3月23日から毎日配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場するので、フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
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公式練習でのジャンプは「ビビっていた」
【シングル最後の全日本選手権直後の打ち上げに密着!】<後編>
2019年12月22日、髙橋大輔選手が「全日本フィギュアスケート選手権」でシングル競技を引退した。
密着動画の<前編>では、「全日本フィギュアスケート選手権」でシングル最後の演技を終えた数時間後、長光歌子コーチ、渡部文緒トレーナーらと共に、晴れやかな表情で「乾杯」、コーチとの出会いなどを懐かしむ様子を紹介。
<後編>では、「全日本フィギュアスケート選手権」を振り返り、公式練習で4回転の着氷に成功した裏話などを明かしている。
【フジテレビ公式】全日本フィギュアスケート選手権2019<男子ショート第14位・髙橋大輔/演技+インタビュー> https://youtu.be/i1v-wgxQVNY
【フジテレビ公式】全日本フィギュアスケート選手権2019<男子フリー第12位・髙橋大輔/演技+インタビュー> https://youtu.be/9HGC6hdg884
――公式練習を含め、4日間連続で4回転成功していましたね。
髙橋:そうなんです。する気なかったんですけどね。
長光:今日は、やっぱり夜(本番)のこと考えたら休む時間が短いし「やめとき」って言おうとしたんだけど、「ま、いいや。やっぱり一回降りてもらおう」と思って(笑)。
髙橋:無理だと思ってやめようと思ったんだけど…。
髙橋選手は、会場内に「(4回転を)見てもらいたい」と思う人を見つけたため、跳んだと話す。
また、練習ではコーチ陣が見ている側ではなく、リンクの逆サイドで4回転に挑戦していたことにも触れ「緊張するから、絶対あっち(コーチとは反対側)で跳ぶ」と明かしている。
髙橋:初日(12月18日の開会式の日)がね、調子良かったんだよ。
――なんであんなに体が動いたのでしょうか?
渡部:前の日に頑張ったからじゃないですか?
髙橋:前の日、頑張ってないよね?
渡部:火曜日(12月17日)、頑張ったでしょ。
長光:うん、火曜日頑張ってたね。
渡部:月曜日に(フジテレビの取材が)入って。
髙橋:あ!月曜日は“クソ”だったんだよね(笑)。
大会直前の取材日は絶不調だったことや、今シーズンの取材日は不調な日が多かったと語り「この日だったら見せられる状態になっている」と予想をして取材日を設定していたが、「ことごとく覆された」という長光コーチの言葉に、一同は大爆笑。
髙橋:今日は、6分間練習で(4回転)やろうと思ったの。でもちょっとビビったの。迷ったんだよね、「あと1分30秒。いけるかな?」とか思ったんだけど。本番ではやるつもりなかったですけど。
長光:それ(成功したら)劇的やったのにな。そりゃ、みんな気が弱くなるよ、あの(月曜日の)練習見たらね。
髙橋:うん。
長光:でもショート(12月20日)の朝、あんな感じやったよね。
髙橋:うん、だからビビったんだよ。やっぱ練習って大事だよ。
長光:(笑)。今さら!?みんな聞いた?
髙橋:俺はしなかったけど、後輩には伝える。何があっても練習しろって(笑)。できなくても、やっとけって。
渡部:朝、(練習に)来いと(笑)。
動画の後半では、スポーツニュースでの自身の演技を見ながら実況をする姿や、演技後のインタビューを照れくさそうに見直す様子、新天地のアメリカでアイスダンスという「新たな挑戦」に取り組む姿も公開している。
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