BTSとTOMORROW X TOGETHER(以下:TXT)が所属する“ボーイグループ名門”と言われるBIGHIT MUSICから6年ぶりとなる新グループ・CORTIS(コルティス)がきょう18日にデビュー。
韓国・ソウルで行われたメディアショーケースでは、デビューアルバム『CORTIS The 1st EP[COLOR OUTSIDE THE LINES]』から、タイトル曲『What You Want』と『GO!』を初パフォーマンスしました。
「夢が叶った」BTS TXTの弟分・CORTISがデビュー

CORTISは、リーダーのMARTIN(マーティン)さん、JAMES(ジェームス)さん、JUHOON(ジュフン)さん、SEONGHYEON(ソンヒョン)さん、KEONHO(ゴンホ)さんからなる5人組ボーイグループです。
CORTISと大きく書かれたスクーリーンの前に1人ずつ登場し、写真撮影に応じたメンバー。緊張した面持ちを見せ、お手振りやハートポーズを披露していきます。最年長19歳のJAMESさんは、腕を胸の前でクロスさせ、大きなハートを作る おちゃめ一面を覗かせました。
5人がステージ上に揃うと リーダーのMARTINさんの掛け声で「こんにちは!CORTISです!よろしくお願いします!」と元気よく挨拶。続けて、デビューへの心境を語りました。

MARTIN:初めてのメディアショーケースにお越しの記者のみなさんに心から感謝を申し上げます。HYBEの先輩の音楽作業に参加して、ようやくCORTISというグループで記者の皆さんの前に立つことができて光栄です。これからも期待とご関心をお願いいたします。

JUHOON:お忙しい中お越し頂きありがとうございます。僕たちの音楽をどう聴いてくださるか非常にワクワクしています。これからも本気で楽しくステージに臨みます。

KEONHO:CORTISとして世に出るということ、とても楽しみでワクワクしています。ダンス、映像、音楽など僕たちの色を乗せてお見せしたいと思います。温かく見守ってください。

SEONGHYEON:本日、記者の皆さんにお会いできて、夢が叶ったという実感がわいています。一生懸命準備したので見守ってください。

JAMES:HYBEの先輩方の楽曲制作に携わりましたが、今日CORTISの音楽をお聴かせすることができてとてもうれしいです。楽しみにしていてください。

そして、デビューアルバム『CORTIS The 1st EP[COLOR OUTSIDE THE LINES]』から、メンバー全員が楽曲と振り付け制作に参加したタイトル曲『What You Want』を初披露。
ブームバップリズムと1960年代のサイケデリック・ロックにインスパイアされたギターリフが懐かしさを感じさせる楽曲となっていて、11台のトレッドミル(ランニングマシン)を使った独特の振り付けに、「欲しいものは必ず手に入れる」というメッセージが伝わってくる力強いパフォーマンスで魅了しました。

タイトル曲はアメリカ・ロサンゼルスで制作したそうですが、その作業は難航したそうで、「1ヵ月の滞在計画だったのが、3ヵ月も滞在していました」と笑みを見せながら話したKEONHOさん。
JUHOONさんは、「デビュー曲は世の中の人に初めて僕たちを知っていただく曲ですよね。CORTISの顔になる曲となると、悩みがたくさんありましたが、完成したときはみんなで喜んだ記憶があります」と振り返りました。

今回のステージでは、トレッドミルを11台使ったパフォーマンスでしたが、パフォーマンスフィルムは、かっこよく見せたいという思いからロサンゼルスの砂漠で36台ものトレッドミルを使って撮影をしたんだそう。振り付け制作も簡単ではなかったようで、JAMESさんは「酔ってしまい、酔い止めも飲んだりしていましたが、今は慣れて楽しみながらやっています」と明かしました。
CORTISを一言で!「ビビンバみたいなグループです」
CORTISというグループ名は、「COLOR OUTSIDE THE LINES」(=線の外に色を塗る)というフレーズからランダムに6文字を抜き出して作られていて、「世の中が定めた基準やルールにとらわれず、自由に思考する」という意味が込められています。
その名の通り、独創的な感覚で音楽、振り付け、映像などを手がけているメンバーたち。MARTINさんとJAMESさんは、先輩グループであるTXTの『Deja Vu』やILLIT(アイリット)の『Magnetic』など、大ヒット曲に制作に携わるほどの実力の持ち主です。
グループ内での楽曲制作における役割はというと…

JAMES:僕は、振り付けを一生懸命作っていて、映像もたくさん見て編集も勉強しています。また、新鮮なアイデアをたくさん提案しています。個人的には“アイデアバンク”かなと思います。

SEONGHYEON:僕の武器は、チームで最もスタイルが明らかなメンバーかなと思います。音楽、ダンス、ファンションでもスタイルが一番はっきりしていると思います。

KEONHO:日頃、映画をよく観ているので、撮影においてアイデアを出しています。『What You Want』でも、映像のアングルやカメラの動きにアイデアを出しました。

JUHOON:一緒に作業していると、意見が合わないときがありますが、そのときは意見を調整したり、良い方向性に持って行くための役割をしています。

MARTIN:僕は、リーダーとしてメンバーを率いています。良い音楽を引き出していくために、作業をリードしていく役割をしています。
とそれぞれの強みを語りました。「グループの色を一言で表すと?」と問われたKEONHOさんは、「ビビンバみたいなグループです。ビビンバのように色んな具をバランス良く1つに合わせて良い結果を出すということだと思います」と笑顔で答えました。
名だたる先輩グループにプレッシャー「ないと言ったら嘘になる」

CORTISが所属するBIGHIT MUSICは、“ボーイグループ名門”といわれ、世界的に活躍するBTS(2013年デビュー)やTXT(2019年デビュー)も所属しています。プレッシャーについて聞かれたメンバーは、
MARTIN:プレッシャーはないと言ったら嘘だと思います。本当にそうそうたる先輩たちがいるおかげで、僕たちもその分、責任感を持って努力をしていると思います。
JUHOON:僕もプレッシャーがないと言ったら嘘になります。でも、BIGHIT MUSICというレーベルでデビューを果たすことができてとても嬉しいし、ありがたいです。新人にも関わらずアルバムを制作をする機会をくださったことは、とても稀(まれ)なことだと思います。感謝の気持ちを持って頑張っていきたいです。
と意気込みました。
その先輩であるBTSと直接会う機会があったと話したSEONGHYEONさんは、「「成功したらいいね」と応援していただきました」とにっこり。さらにTXTのメンバーの前では、舞台を披露するチャンスがあったそうで、「舞台ごとに表現や表情の差別化したほうがいい」と具体的なアドバイスをもらったんだそう。
MARTINさんは、「BTSのJ-HOPEさんにコンサートでお会いしたんですが、いただいたアドバイスの中で「いつも感謝しながら、当たり前だと思わず謙虚に育ってほしい」と言葉をもらいました。すごく応援もしてもらって感謝しています」とJ-HOPEさんからもらった言葉を胸にデビューを迎えたことを報告しました。
最後は、先行公開されて話題を集めている楽曲「GO!」をパフォーマンス。ミニマルなトラップリズムに強烈なシンセサイザーが重なった独創的なサウンドで、「世界をCORTISの色に染めたい」という抱負を語っています。ダイナミックなダンスや生き生きとした表情から、音楽を心から楽しむ姿が印象的でした。

CORTIS(コルティス)
MARTIN、JAMES、JUHOON、SEONGHYEON、KEONHOの5人組ボーイグループ。BTSとTOMORROW X TOGETHERが所属する「ボーイグループ名門」BIGHIT MUSICから6年ぶりにデビューするグループ。
グループ名は、「COLOR OUTSIDE THE LINES」(=線の外に色を塗る)というフレーズからランダムに6文字を抜き出して作られており、「世の中が定めた基準やルールにとらわれず、自由に思考する」という意味を持つ。