豊橋市



「第107回全国高等学校野球選手権大会」第6日目の2025年8月11日(月・祝)、豊橋勢として74年ぶりに甲子園出場を果たした愛知県代表の豊橋中央高校は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で日本大学第三高校(西東京)と対戦しました。試合は2対3で惜しくも敗れましたが、学校では市主催のパブリックビューイング(PV)が開かれ、市民や学校関係者ら約200人が懸命に白球を追う選手たちへ最後まで熱い声援を送りました。




市民約200人がパブリックビューイングで熱い声援を送る


 前日の10日は雨で順延となり、11日も雨の中、午後4時56分に試合が始まりました。アルプス席と同様、 PV会場にも豊橋中央のスクールカラーにちなんだ青色の帽子や応援グッズを手にした観客が集まり、長坂尚登市長や稲田浩三副市長も応援に駆けつけました。




6回に同点に追いつくもあと一歩及ばず


 試合は2点を追う豊橋中央が6回、1死二、三塁のチャンスを迎え、代打・小原圭大郎選手の打球がレフトのエラーを誘って同点に。PV会場はバルーンスティックを打ち鳴らす音と割れんばかりの大歓声で揺れました。7回には勝ち越しのチャンスがありましたが、あと1本が出なかった豊橋中央。8回、日大三の4番・田中諒選手が放ったレフトスタンドへのソロホームランが決勝点となりました。

Xトレンド1位に輝く、話題の猪木顔も披露

 X(旧Twitter)では、日本のトレンド1位に輝くなど、大きな注目を集めた豊橋中央。5回、2死一、二塁のピンチの場面で、高橋大喜地投手が愛知大会と同様にアゴを突き出すアントニオ猪木氏の顔マネを披露。大舞台での頼もしい姿が日本中を和ませました。

 試合後、会場では堂々と戦い抜いた選手たちへ拍手が贈られ、スクリーンに向かって「頑張った!」と声をかける観客や、涙する人の姿も見られました。


 豊橋中央の甲子園出場は春夏通じて初めて。豊橋市内の高校が夏の甲子園に出場するのは、1951年の豊橋商業以来、さらに東三河からも50年ぶりという快挙にPV会場には多くの野球ファンも駆けつけました。何度もチャンスを作った選手たちへ、来場者の一人は「とてもいい試合でした。本当に元気をもらいました」と目を潤ませていました。小学2年生の男の子は「悔しかったけど、お兄ちゃんたちがかっこよかった」と目を輝かせていました。

 学校の女性教員は「ノリが良くて明るい、中央らしさが出ていました。甲子園を楽しんでいる様子を感じることができてよかった。本当にお疲れさまでした」とねぎらいました。




 長坂市長は「素晴らしい試合でした。笑顔で豊橋に凱旋してほしい。この経験は選手の皆さんにとっても、野球部、豊橋市にとっても大きな宝となると思います。感謝しかありません」と話しました。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ