ゴリ(ガレッジセール)さんが演じるコントキャラクター・ゴリエ。
2000年にスタートした『ワンナイR&R』(フジテレビ)から生まれ、得意のチアダンスでキレッキレの踊りを見せ、CDデビューも果たした大人気キャラです。
昨年には、まさかの復帰を成し遂げ、現在再ブレイク中!
さらに、16年ぶりにレギュラー出演する新番組『ゴリエと申します。』(毎週金曜24時55分~/フジテレビ ※関東ローカル)が、4月15日よりスタート。ゴリエさんを「憧れの人」と語る、丸山礼さんのレギュラー出演も決定しています。
そんなゴリエさんが、4月10日に行われたB.LEAGUE 所属のプロバスケットボールクラブ・アルバルク東京ホームゲームのハーフタイムショーに登場。
満員の観客に拍手で迎えられ、2005年にリリースした大ヒット曲「Pecori♡Night」を披露しました。
16年ぶりの新曲「若いってすばらしい」を初披露!「今の若者の背中を押す歌詞」
16年の時を経て披露した「Pecori♡Night」では、ブランクを感じさせない、軽快&キレのあるダンスを見せ観客は大興奮。
ダンスを披露後の第一声では「みなさん、あらためて初めまして!ゴリエと申します。ぺこり~」とあいさつしました。
「すごい(バスケットボールの)熱戦!そして、すごい熱気!会場の横で聞いていてすごかった。たまんないね。みんな、後半戦もまだまだ盛り上がりたいって気持ちを拍手で聞かせてください!」と盛り上げ、会場からは割れんばかりの拍手が。
続けて、「今日の朝、アルバルク東京のチアーのみんなと踊りの練習をしていたのね。そうしたら、(東京オリンピック日本代表の)田中大貴選手が見に来てくれたの。『かっこいい~!』って思っていたら、田中選手も『ゴリエちゃんを(テレビで)見てた』って言うの」と興奮気味に明かしました。
そして、「これ言っていいのかな…」と前置きしつつ「田中選手が、ゴリエのGカップの胸をダブルドリブルしました。20ポイント入りました!」と暴露し、会場の観客は爆笑。
また、ゴリエさんからの「新曲を出すのでここで初披露してもいいですか?」とのサプライズに会場が湧く中、「ゴリエと一緒に踊ってくれる2人のメンバーとバックダンサーを紹介します。丸山礼ちゃんと桜井美里ちゃん、世界のチアリーディングチーム“プラネッツ”です」との呼びかけに、丸山さんらが手を振りながら登場。
ゴリエさんは、「昭和の時代に流行った名曲『若いってすばらしい』という曲なのですが、あまりにも今の時代の若者の背中を押す歌詞なのでカヴァーして一生懸命踊ってみました。頑張ります!」と意気込み、16年ぶりの新曲「若いってすばらしい」を初披露しました。
ハーフタイム終了後に、ゴリエさんと丸山さんが記者からの質問に答えました。
2回ミスしたゴリエとノーミスの丸山礼の立場が逆転!?
――ハーフタイムでパフォーマンスをした感想は?
ゴリエ:会場横の控室で、礼ちゃん、美里ちゃんと踊りの確認をしていたんだけど、点数が接戦のゲームだったから、お客さんの声援が塊となって控室まで殴り込みにきて。それで興奮して、人前に出る前から血が煮えたぎっている感覚でした。
だから、会場を出るときはヒートアップして、「早く踊りたい」という気持ちの方が強かったです。
(観客は)バスケの試合が見たいから「早く帰れよ」って思うかもしれないけど、温かくて手拍子でずーっと盛り上げてくれたから、「ゴリエたちも仲間に入れてくれたのかな?」という感覚がしました。
丸山:本当に温かく迎えてくれて、大感謝でした。あんなに大勢の人前で踊ったことがなかったので、すごく緊張して、ダンスの振りも直前まで先生とすり合わせて、不安でした。
本番は、ノーミスで出来ました!でも、ママ(ゴリエさん)は2回失敗したらしいです。
ゴリエ:ぎゃあああああ!
丸山:断末魔入りました(笑)。
ゴリエ:ゴリエがミスしたところを(会場のスクリーンを操作する)スイッチャーさんが映していなかったみたいで、救われました。
丸山:本番が始まるまで「礼、間違えんなよ。ずっと、礼だけが間違えているよね」って言われていたんですけど、結局ママが間違えました。でも、本番楽しく出来たので何よりかなと思います。
ゴリエ:本当にごめんね…。
練習から本番前まで、プレッシャーをかけ続けてましたが、ゴリエが2回間違えて、礼ちゃんノーミスという時点で立場というものは変わるもので…ここから先の言葉が浮かんでこない。
でも、礼ちゃんは(ゴリエの)後ろで踊っていて、振りが見られないというのもあるので、もしかしたら彼女は「ノーミス」と口で言っているだけかもしれない。
丸山:そんなことないですよ!できましたって本当に。
ママが間違えているの(後ろから見ていて)わかりましたよ。「あっ!」って一瞬(笑)。大勝利です、私の。
――今回、どのくらいダンスを練習しましたか?
ゴリエ:ワン マンス(1ヵ月)。礼ちゃんみたいに若い子は1週間くらいで覚えちゃうと思うんだけど、年齢的なもので覚えが悪くて。1ヵ月間、1日5回は通しで踊って、やっと体に入ってくる。それでも今日、2回も間違えるくらいだから。悔しい。もうちょっと頑張ります。
丸山:昔から「Pecori♡Night」など見てきている世代なので、「あの(激しい)感じなのかな?」と思いきや、ストンプと言うアメリカで主流のチアを入れてきて、足踏みだったり、クラップがあったり。
練習に参加させていただいて、「覚えられるかな?」と思っていたんですけど、意外と体が勝手に動き出す感覚があって。
親しみやすいと思ったし、今の若い子が覚えてSNSとかで一緒に踊ってくれたら相乗効果があっていいかなと思いました。
――16年ぶりに新曲「若いってすばらしい」を披露しましたが、どうでしたか?
ゴリエ:恥ずかしながら「若いってすばらしい」という曲を知らなくて。(新番組の)総合演出の(渡辺)琢ちゃんから「この曲をゴリエちゃんの新曲にしようと思うんだけど」と言われ、曲を聴いたときに、古さを感じなかった。
コロナ禍で学校に行けなくて、ずっとリモート授業。小中高と一番大事な青春時代をしっかりと送れなかった子どもたちは「かわいそうだな」という思いがあったんです。
でも、ゴリエは50歳近くになって思うのは、若いってムチャでも、なんでもできるパワーを持っているので、この曲を聴いてもらうことによって「夢が持てない」という子たちが、「そうだ!若いっていうだけで有利なんだから、なにか頑張ってみよう」という一歩になってくれるんじゃないかと。
本当にいい曲を(16年ぶりに復活した)ゴリエのように蘇らせたという気持ちです。
田中大貴選手のダブルドリブルからの夜のダンクシュート!
――ゴリエさんから、田中大貴選手とのエピソードがありました。
ゴリエ:田中選手が持っている(元)日本代表のオーラもそうですし、距離をとってマスクを外してくれたのですが、肌が白くてツルツル。あれは、触ったら転ぶよ。びっくりした。
それで高身長で脚が長くて、バスケが上手いなんて、モテる以外の何ものでもない。
(ダンスの練習を見に来た田中選手に)ゴリエから「もしよかったら、ゴリエのGカップをダブルドリブルしてくれませんか?」って冗談で言ったの。もちろん冗談で終わったんだけど、田中選手が「ユニフォームをあげます」って出してくれたので、おっぱいで取ろうとしたら、田中選手の方からダブルドリブルしてきました。
丸山:私、見ていました。すごかった。
ゴリエ:(田中選手は)5ファール。退場。まあ、田中選手がOKしてくれるのでしたら、ゴリエはいくらでも夜のダンクシュートを受けます。
――今回のパフォーマンスを自己採点するなら?
ゴリエ:これだけの超満員のお客さんの前で顔が引きつらずに、歌詞も口ずさみながら初披露できたので、2回間違えたけど、100点をあげたい。「頑張ったね、歳をとっているのに」って。
丸山:ママが100点なら(間違えていない)私は120点。
ゴリエ:そうね。120点。
――改めて共演の感想をお願いします。
ゴリエ:新番組『ゴリエと申します。』の収録はもう始まっていて、何回も会っているんです。(昨年放送された)『新しいカギ』で礼ちゃんと初めて会った時、カメラが回っていないところで話していても、波長が合った。
なので、新番組が始まるといってもなんだか自然なことだし、収録の合間も2人でミニコントが始まって、盛り上がる。本番のときよりも周りのスタッフが笑っている。「カメラが回っているときにこれをやればよかった」というぐらい、息が合っています。すごく楽しいです。
丸山:(一緒にいて)めちゃくちゃ楽しいですし、小さい頃からテレビで見ていた方なので、お笑い的にもゴリエちゃんの血液が私の中に入っています。だから「合うのかな?」と思います。
それで、ゴリさんが…。あっ(笑)。
ゴリエ:キャラクターの設定はしっかり。
丸山:毎回取材で間違えちゃう(笑)。ゴリエちゃんが楽しく遊んでくださるので、それに乗っかるイメージです。すごくやりやすくしてくれるので、感謝です。
お会いしていないときは全然連絡を取らなくて、LINEも交換している関係なんですけど、ゴリエちゃんがアナログ世代で、デジタルに強くないんです。とにかく会った時に遊ぶことが多くて、年齢的にもお母さんの世代ですし、気持ち的にも体的にも遊んでくれる。
初めて共演した時も、まず会えるのがすごく嬉しかったですし、『新しいカギ』で共演できたことが嬉しかった。
そして、『ワンナイR&R』を作っていた渡辺琢さんのもとで、コラボレーションできるのが身に余るほど嬉しい。
北海道の田舎に住んでいた、ただのゴリエちゃん好きの小学生が25歳になって一緒に番組をやって、しかも娘役で出れるなんてラッキーガールだと思います。
ゴリエ:礼ちゃんはとてもやさしくて、トークしているときに気をつかうんです。「今のトーク、邪魔したかな?」ってときは「すみません、さっきは」って。別に言わなくていいのに。
でも、いろんな場面で「自分が今出るべきだ」と、ちゃんと周りを見ながら自分の色を作っていく子です。なので、いい意味で自分の色を変えていくカメレオン芸人さんです。
ゴリエのパンツを覗くのは男の本能!?
――16年ぶりに新番組が始まる今の気持ちは?
ゴリエ:逆に、今日取材で来ている皆さんも不思議だと思うんです。普通、ありえませんよね?いろんなキャラクターを懐かしの映像で見ることはあると思うんですけど。
墓を掘りおこします?
記者:一度死んだんですか!?
ゴリエ:そうなの。だからここ(記者の前)にいるのが不思議でしょうがないの。復活して「やったー!」というよりも「いいのかしら?今さら出てきて」と。
でも、今日の観客席を見ていても、(昔に)ゴリエを見ていたお母さま方が、横にいる子どもと「ゴリエちゃーん!」と言ってくれているのを見ると、その人たちの人生の一部になれているのが嬉しくて。
たぶんゴリエが出てきたら、見た人は昔のことを思い出すと思うの。まだ子どもが生まれる前「あの人と恋愛をしていた時期だったな」とか「このころはスポーツに熱中していた時期だったな」とか。
みんなの思い出のアルバムになれているゴリエが嬉しくて、復活したからには今の子どもたちの人生のアルバムに入っていきたい。
“懐かしい”で終わるんじゃなくて、新曲の「若いってすばらしい」もそうですけど、新しいことに挑戦していきたいです。
――16年のブランクは感じますか?
ゴリエ:皆さん、しっかり目で感じていると思います。首のたるみや、音声さんが「マイクを入れますから」って背中のチャックを空けたときの、礼ちゃんのひと言「背中のシミ多いですね」。
丸山:めっちゃあるんですもん。しかも、発声練習しないともう声が出せないし(笑)。
ゴリエ:すぐにタンが喉にからむし。なので、年齢はしょうがないです。
――取材会中も女性のように足を閉じていて、すごいですね。
ゴリエ:これはトラウマなの。昔、ずーっと夜中までの撮影が続いて、疲れてくるとミニスカートなのに股が開いてきちゃうの。
カメラマンさんは、もちろんゴリエのスカートの中なんて見ようとしないじゃない。でも、撮影で疲れてくると、本能が働いて、ゴリエが股を開いたらパンツを見ようとしたの。
そこから、股を閉じないのが怖くなって。見るもん絶対!男性の持っている反射神経なの。しゃがんだら胸元を見るし、股を開いたら見るの。
丸山:やだ~。
16年の月日は重かった…ゴリエが変化を赤裸々告白
――久しぶりにゴリエの衣装に身を包んだ感想は?
ゴリエ:4年くらい前からマラソンなどをするようになって、16年前よりも10キロ瘦せたんです。なので、衣装自体はすんなりと着られました。『ワンナイR&R』時代からのメイクさんも戻ってきてくれましたし。
嬉しいことに、フジテレビさんがゴリエのブラとかカツラとかブレスレットとかを取っておいてくれたんです。
16年で変わったものは、ゴリエだけなの。肌が軽石みたいに荒れているのは。ドーラン取ったら、軽石みたいにボツボツがいっぱいあるんだから。死にかけのサンゴというか…。
ゴリエの皮膚だけ老いて、垂れて、シワが出てという感じです。
気持ちは若いままなんだけど、折角メイクさんがほうれい線を隠しても笑った瞬間に、マリアナ海峡みたいに、世界一深い海峡になるから…切ないです。
でも、これがリアルだから受け入れようと思っています。
――ゴリエさんの衣装のリニューアルは考えていますか?
ゴリエ:新しいゴリエとして生まれ変わるのなら、ウルフカットにしてもいいかもしれないし、今っぽいのをやってもいいかもしれない。
例えば、ゴリエがウルフカットで今風のメイクで出てきたら、ゴリエの存在がなくなると思うの。「お前、だれ?」って。
だから、まずは「ゴリエが帰ってきた!」ということを知ってもらうため、昔の姿のままでいて、若い人たちがゴリエを認知してきたら、いろいろと変えるかもしれない。まずは、認知してもらう。
そして、新番組が2クールいってくれたら、どこか変えます!
――今後挑戦したいことはありますか?
ゴリエ:新番組で、“いろいろな人たちの恋や人生の悩み”を礼ちゃんと一緒に聞いて応援してあげる、というコーナーの撮影がスタートしています。
「ゴリエちゃんに来てほしい。会いたい」という人たちがいると思うので、出来るだけ会いに行きたいというのを番組が続く限り頑張っていきたいです。
丸山:とにかく日本全国いろいろなところに行って、みんなとパワーを共有したいです。コロナ禍になって、とにかくオンラインの時代になったので、オフラインで皆さんとつながりたいです。
大きい悩みでも、小さい悩みでも言うことで気持ちが軽くなるし、私たちがダンスをして、それを見てもらい「明日からまた頑張れそうかも」と勇気を持ってもらったら。
幸せの“シェアハピ”していきたいです。
――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
ゴリエ:本当に今までのゴリエは、“台本や設定があってのゴリエ”というものしか演じてこなかったんです。
新番組では、礼ちゃんとの自然な会話の流れで生まれてくるゴリエなので、懐かしさというよりも新しさがあります。
コントの中ではギャルで通用していたけど、素の状態でカメラに映ると「発想が歳をとってんな」とバカにされるので、結構ボロが出ます。
そこも含めて、「これが今のゴリエだよ」というのを好きになって見てもらえたら嬉しいです。
丸山:ママは本当にツッコミとかも古くて(笑)。「靴の中に画びょうを全部入れてやるぞ!」とか、今だと「ツイッターに悪口書くよ!」とかだと思うんですけど、ママはアナログなので。
そういうところも、ジェネレーション・ギャップを感じて、楽しみながらやらせてもらっています。