森迫永依さんが、「唐揚げにレモンかける・かけない論争」で白熱する男性陣に対し、見事な一言を浴びせました。
4月8日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送されました。
今回のMCを務めたのは、松本人志さん、千鳥(大悟さん、ノブさん)。
ゲストには、飯尾和樹(ずん)さん、中島健人(Sexy Zone)さん、バカリズムさん、森迫永依さんが登場しました。
松本人志が「論争、ここで終わりにしたい」と提案
松本さんは、「唐揚げにレモンかける・かけない論争、ここで終わりにしたい!」と、声を大にして宣言しました。
これまで、さまざまな場所で取り上げられてきたテーマ。お店でシェアして食べる唐揚げに、レモンを絞るのはアリかナシかという問題です。
長年の論争に、終止符は打たれるのか。まず、一同の意見を挙手で聞くと…。
かける派:中島さん、ノブさん、バカリズムさん、森迫さん
かけない派:松本さん、飯尾さん、大悟さん
「こんな感じになんねんな」(松本)、「だから、今まで戦ってきたんですね」(大悟)というように、意見が二つに割れました。
バカリズム「少数派のために毎回確認するのは無駄」
最初に持論を主張したのは、バカリズムさん。
バカリズム(かける派):僕の経験上、唐揚げにレモンかけたくない人って、少数派だった印象なんですよ。かける派のほうが多いんだから、そのままかければいい。かけたくない人が、先に挙手する(名乗り出る)べきだと思うんです。「かけないで」って。
大悟(かけない派):こちらが弱い立場なんだ…。
ノブ(かける派):そうそう、そうよ!
バカリズム(かける派):確認すると、だいたい「いいよ」って言われてきたんですよ、僕は。ほぼ毎回いいのに「なんで毎回確認するの?これ無駄だわ!」って思ってたんですよ。(語気を強めて)かけない奴のためにっ!
大悟(かけない派):傲慢な人ですね(笑)。
松本(かけない派):ああ、でも、バカリズムらしいですよ。
バカリズム(かける派):多い方を軸にするべきで。今まで、かけない人への配慮をしてきたから…。
ノブ(かける派):そう、そう、そう。
大悟(かけない派):その、“多い人”って考え方、おかしくないですか。レモンかける方が多いんかな?
飯尾(かけない派):かけ声(確認の仕方)が間違ってると思うんです。「かけない人、先に取って」だったらいいですよね。「かけていい?」って言うと、「(かけない派の)俺の1個のために申し訳ないな」って思っちゃうけど、「かけない人、先に取って」って言えば、取ったあと(レモンを)かけ放題じゃないですか。
バカリズム(かける派):かけない人がいなかった場合、それが無駄になるんですよ。
ノブ(かける派):聞くことがね。
バカリズム(かける派):かけない人が(先に)挙手すれば、成立するんです。
ノブ(かける派):(同意するように)はい、はい、はい!
早くも主張がぶつかり合い、松本さんは「いいよ、この論争いいよ!」と少しうれしそう。
ノブさんも「こんなに白熱するとは思わなかったです」とエンジンがかかってきた様子。
中島健人「無言の圧力は申し訳ない」
議論が盛り上がる中、今まで”かける派”を代表していたバカリズムさんが、新たな切り口で本音を告白。
バカリズム(かける派):唐揚げに、めっちゃレモンかけたいわけでもないんです。正直、レモンはどっちでもいい。あるからかけるくらい。それを「レモンかけるくらい嫌なの?」って思っちゃうんです。
ノブ(かける派):なるほど!
松本(かけない派):こういう意見もありますよ。
すると、中島さんから、お店側の視点に立った意見が飛び出しました。
中島(かける派):だいたい、お皿にレモンのってるじゃないですか。その時点で、試合終了ですよね。
バカリズム(かける派):店が提示してますもんね。これが、一番おいしいっていう。
大悟(かけない派):(あれは)かける人用ですよ。
バカリズム(かける派):あはははは。
中島(かける派):だから、かけられたくない人に「この店の配慮が足らないんだな」って思わせてしまったのなら、こちらから謝罪させていただきます。
と、なぜかお店側の気持ちを代弁。
さらに、中島さんは”かける派”として、「レモンをかけるときに『待って』って言えないという、無言の圧力があることもわかってます。レモンかけられたくない人の心を傷つけてしまってるってことも。それは、申し訳ありませんでした」と、頭を下げました。
大悟「くし切りレモンなら“スマート搾り”できるけど…」
そんな中、言いにくそうに声を上げたのは、”かけない派”の大悟さん。
大悟(かけない派):今、焼酎にレモン搾って飲んでるワシが言いにくいのもあるんですけど…。
大悟さんの前には、レモンが搾られたお酒が置かれており、みな大笑い。ノブさんは「レモン、大好きやん!」とツッコミました。
大悟(かけない派):これ、できるだけ隠してぇなと思ってた。この論争中に、バカリズムさんくらいなら、ここ突いてきそうで、こわーてこわーて。
一同:(爆笑)
そんな大悟さんが、言及したのは、レモンの形。
大悟(かけない派):“スマート搾り”できる(=くし切り)レモンのときもあれば、どう搾れっていう輪切りのときも。輪切りのときは(両手で搾る動作をしながら、独自の擬音で)“ミタァ~”って。
ノブ(かける派):おい、なんやねん、その音!
松本(かけない派):“∞(無限大)”みたいな!
一同:あははははははは!
大悟(かけない派):あれは、レモンも、“お前”も入っとるぞ。
飯尾(かけない派):指から伝わった、しずくね!
中島(かける派):あれは、お箸を(両手で持って)刺してひねる。手を汚さないでセクシーにやるっていう方もいます。
話がそれつつも、男性陣は大盛りあがり。ここで、松本さんが「女性側の意見も…」と、森迫さんに話を振りました。
最初”かける派”に挙手していた森迫さんですが…。
森迫(かける派):私、最初、どっちでもよかったんです。でも、お話を聞いて、意見を変えたいです。レモン、かけなくていいと思います。かけてほしくないという理由が強いのであれば、そっちに回ってもいいなって思いました。ネガティブな意見を持っている人を尊重したほうが平和かなって。
森迫さんの意見に、男性陣からは「いい討論になってる証拠やわ」(大悟)、「これ、サコさん(森迫さん)を納得させた方が勝つってことか」(ノブ)という声が上がりました。
松本「揚げられた鶏の気持ちを考えて!」
その後も議論が進む中、最後は松本さんが「僕が締めますよ」と、口を開きました。
松本(かけない派):僕が、この論争に終止符を打ちたいのは、相手の身になってモノを考えようってこと。相手って、この場合誰かというと「鶏(とり)」なんだよ。
一同:え…!
松本(かけない派):鶏は、楽しく飛んでただけなのに。脂っこく揚げられて。爽やかにしたいからって、レモンかけられて。
大悟(かけない派):お前が、脂っこくしといて!
松本(かけない派):お前が、脂っこくしといて、急にレモン汁かけられた鶏の気持ち、考えろよ!
バカリズム(かける派):それで言わせていただくと、考えなければならないのは、レモンの気持ちだと思うんですよ。
一同:あはははは!
ノブ(かける派):こっちの弁護士、強い!
バカリズム(かける派):「あなたは、唐揚げを爽やかにするんですよ」って育てられて、切られて、唐揚げの横に置かれて、使ってもらえないっていう。
ノブ(かける派):悲しいーっ!
中島(かける派):これは、かけてあげるべき!
大悟(かけない派):レモンの気持ち考えたら、使ってあげないってのは…。
バカリズム(かける派):そう。一番の解決策は、店がレモンを出さなければいい!
松本(かけない派):欲しい人だけ「レモンください」って言えばいいよね。
この意見には、“かける派”の中島さんも「(お店に)レモンの有無の確認をすればいいんですよね」と言い、“かけない派”の松本さんも「アイスコーヒーのミルクと一緒やね」と、うなずきました。
そして、男性陣が気になるのは、森迫さんの意見。
ノブ(かける派):サコさんはどう…?
大悟(かけない派):サコちゃん、今、いろいろ聞いて…。
飯尾(かけない派):一番、冷静だから。
森迫:ええ、でも、ほんっとに、どっちでもいいです。
一同:(爆笑)
森迫さんの冷静なコメントに、みな手を叩いて大笑い。大悟さんは「コンパで、こんなシーンあるわ。えらい、男アツぅなってたな」と声をあげました。