実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut+(プラス) Summer Edition 2024」受賞企画『沼影市民プール』(竹中香子プロデューサー/太田信吾監督)

「第20回Doc Edge映画祭」Tides of Change部門選出作品『沼影市民プール』
特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ])は、経済産業省「令和6年度補正クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」の一環として、日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan*」を実施しています。
この度「First Cut Lab Japan 2023」に参加し、その後「First Cut+(プラス) Summer Edition 2024」にて日本企画では初となる「First Cut+ Works in Progress Award」を受賞した竹中香子プロデューサー・太田信吾監督による長編ドキュメンタリー映画『沼影市民プール』が、2025年6月25日から8月31日までニュージーランド全土で開催されるドキュメンタリー映画の祭典「Doc Edge映画祭」Tides of Change部門にて、ワールドプレミア上映されましたので、ご報告いたします。
*「First Cut Lab Japan」とは
ヨーロッパを拠点に実写長編映画の編集コンサルテーションを実施している「First Cut Lab」(運営:Tatino Film)とVIPOとの共催による、日本では初となる日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラムです。
First Cut Lab Japan 2023およびFirst Cut+(プラス) Summer Edition 2024 『沼影市民プール』参加者

プロデューサー:竹中香子 Kyoko TAKENAKA 一般社団法人ハイドロブラスト

監督:太田信吾 Shingo OTA 一般社団法人ハイドロブラスト
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「第20回 Doc Edge映画祭」Tides of Change部門選出作品『沼影市民プール』

50年に渡り”海なき町の海”として愛されてきた、さいたま市の沼影市民プール。
ここは高齢者にとっては健康増進の場所として、家族連れや子供たちにはレジャーの施設として、そしてゲイの男性たちには出会いの場所として、広く愛されてきた。しかし、都市開発計画は住民の反対運動や愛する場所を消失する心の問題を無視してプールの解体を決定してしまう。生と死や心のケアをテーマに一貫して映画を作ってきた監督の太田信吾は、人間だけではなく、建築や場所の喪失においても必要となる死の受容のプロセスを探究し始める。
『沼影市民プール』
監督・編集:太田信吾
プロデューサー:竹中香子
助監督:芳賀直之
プロデューサーアシスタント:マキシム・ロレ
制作プロダクション:一般社団法人ハイドロブラスト
2025年/日本/80分/DCP
2026年公開予定
【参加者コメント】
竹中香子(プロデューサー):
「First Cut Lab」での対話を通じて、ローカルな文化的背景をどのように海外の観客と共有するかを深く考察できました。そうした視点は『沼影市民プール』の編集のみならず、マーケティングやフェスティバルでの展開にも大きく活かされ、現在開発中の『煙突清掃人』にも確実に引き継がれています。
太田信吾(監督):
日本の極めてローカルな題材を世界の観客にいかに伝えるか…。伴奏してくださる皆さんとの試行錯誤のプロセスがあったからこそ、オスカー公認映画祭として近年、注目されているドキュメンタリー映画祭から招待頂けたと感じています。また本プログラムへ参加・受賞の過程で出会った方々とのネットワークは次回作にも確実に生きていると感じています。ありがとうございます。
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル展開事業部
E-mail:matching@vipo.or.jp 担当:谷元

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