“ファンのために”準備してきたツアーがついに開幕。観客を前にしたKis-My-Ft2は…?

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3月25日(金)の『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ)は、デビュー10周年を迎えたKis-My-Ft2特集の最終話であり、2021年10月より放送されてきたSeason4の最終回が放送されます。

「まだまだ新しい発見がある」玉森裕太のこだわり

年明け、10周年を記念した全国アリーナツアー「Kis-My-Ftに逢える de Show 2022」に向け、準備は大詰めを迎えていました。

初日まであと10日と迫ったリハーサル室には、今回のツアーのために新しく作られた3種類の衣装が到着。その中でも、ライブ中盤で着用する衣装には刺しゅうがふんだんに施され、背中には10周年を意味する“X”の文字、そして前面にはメンバーそれぞれのイニシャルが表現されていました。

衣装に袖を通したメンバーは、それぞれのイニシャルを探し「どこがY?」「おー!本当だ、Fだ」と声を弾ませます。

コンサート衣装を担当する玉森裕太さんは、スタッフに改善点を伝え、1着ずつさらなる修正を重ねます。玉森さんは「まだまだ新しい発見があるし。メンバーみんなにかっこよく、モチベーションが上がる衣装を着てほしいなって思う」と語りました。

二階堂高嗣 ステージ演出を深夜まで確認し…

初日を翌日に控えた1月中旬。7人の姿は、ツアー最初の地となる静岡にありました。本番のステージで、最後の通しリハーサルを行います。

今回のライブのテーマは“10年の感謝”。ライブの演出を担う二階堂高嗣さんは「3年ぶりにお客さんの前に立つので、ワクワクしています」と高揚感を隠しきれない様子。

リハーサルが進むなか、ステージから離れた二階堂さんは1人、客席へと向かう場面も。観客と同じ目線で立ち、ステージ全体を見ることで、細かなメンバーの動きやそれに合わせた照明のタイミングを入念にチェック。中には、巨大なシャンデリアをつり下げる位置をわずか20センチ修正するなど、その確認は細部に渡りました。

“ファンが見たいもの、ファンが喜ぶもの”を第一に考えると話していた二階堂さん。最高のステージをつくり上げるため、その確認作業は深夜まで続きました。

「キスマイに出会った人が幸せになれば」

デビューからの10年について、藤ヶ谷太輔さんは「とにかくファンの皆さんと周りの方に恵まれて挑戦できる場がある。かつ、ここからが新たなスタート」と、前向きな思いを。さらに「キスマイに出会ってくれた人が、一瞬でも幸せになれればいい。キスマイを応援していて良かったなって思ってもらえるような時間を増やすってことだけ」とファンへ思いを寄せました。

昨年はデビュー10周年を記念する年でありながら、コロナ禍で思うような活動ができなかったKis-My-Ft2。それゆえに7人は、ファンと会えない間に募った気持ちを込め、ステージへと向かいます。

いよいよ幕が開いたライブ初日。10周年を経たKis-My-Ft2は、感謝を胸に新たな一歩を踏み出す。