「君が手伝ってくれるなら高槻先生のことは諦める」――。
深町尚哉(神宮寺勇太)に接触し、そう告げる寺内一(小池徹平)。その声は歪んでおらず、寺内の真意が分からず困惑する尚哉。
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一方、百物語に参加し、行方がわからなくなった栄養士・栗本小春(田辺桃子)を探してほしいと依頼を受けていた高槻彰良(伊野尾慧)たちは、岐阜県に伝わる「開けてはいけない箱」の伝承にたどり着く。
とある神社にまつられた箱を開ければ、不幸が訪れるというのだ。調べていく中で、小春の家の近くにある神社でも同様の伝承が残されていたことがわかる。
箱の怪異が小春失踪に関係しているのか?小春の母・聡子(宮地雅子)の声が歪んだことにヒントがあるのではと悩む高槻だったが――。
そんな中、過去に尚哉と同じ怪異を体験して、人の嘘がわかる能力を持つ千葉県警の遠山宏孝(今井朋彦)が、高槻の研究室にやってくる。県警の管轄内で4歳の女の子・千里(永尾柚乃)が行方不明になっているという。
“八幡の藪知らず”という禁足地が関わる怪異ではないのか、と高槻に相談する遠山。禁忌を犯した人間が次々と失踪している事態。その陰に寺内の存在があるのでは、と高槻は考え始めるが――。