フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!vol.52
新型コロナウイルスの世界感染拡大を受け、スケート界のさまざまな大会が休止になったまま2019-2020シーズンが終了。選手たちの活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
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フィギュアスケート担当アナウンサー企画第2弾!
三田アナ×内田アナ×宮司アナ×小澤アナ【フィギュアスケート担当 女子会】後編
【フィギュアスケート担当 女子会】 前編 の記事はこちら
今回は、三田友梨佳アナウンサー、内田嶺衣奈アナウンサー、宮司愛海アナウンサー、小澤陽子アナウンサーによる、フジテレビのフィギュアスケート担当アナウンサー企画の第2弾!「フィギュア担当全員集合♪女子会」の後編を。
フジテレビスケート公式インスタグラムに寄せられた「アナウンサーが滑るフィギュアスケートが見てみたい」というリクエストに応える形で、「もし自分が滑るとしたらどの曲を選ぶか?」をテーマにトークを展開。フィギュア大好きアナウンサーたちの妄想が広がっていく。
「『美しき青きドナウ』川畑和愛選手のポーズが好き」(小澤アナ)
小澤アナ:私が滑りたい曲は「美しき青きドナウ」です。
一同:うん!
小澤アナ:すごく明るく華やかで、平和な風景を想像させるような曲だなと思っていて。基本的にアップテンポで明るい感じで流れていくのですが、ゆったりとした部分もあって“伸び”(の演技)を見せられたり、緩急があったり。すごく好きなので、明るく平和的な優しい雰囲気で踊ってみたいなと思いました。
三田アナ:川畑和愛選手がね。
小澤アナ:そうなんですよ!2019年の「全日本フィギュアスケート選手権」(以下、「全日本選手権」)のショートプログラムで踊っていて、力強く伸びがあって、動きを大きく見せる選手だなと思ってぐっとくるものがあったんです。
そうしたら、自己ベストを更新して (3位で) 表彰台に上がったので、すごくうれしかったのを覚えています。青い衣装も似合っていましたよね。
三田アナ:表情も優しくて。優雅な三拍子を刻むワルツがすごく素敵だったのを覚えてる。
小澤アナ:音にあわせて、“タン”って斜めにポーズを取るところがあるんですよ。あそこがすごく好きなんです。
三田アナ:へぇ。もう1回見てみよう。
宮司アナ:なんか、また見たくなりますね。
三田アナ:ねえ。
内田アナ:見たい!
「樋口新葉選手の『007』は迫力もあってセクシー」(宮司アナ)
宮司アナ:私は、映画の作品が好きっていうのもあるんですけど、「007」で滑ってみたいです。
内田アナ:宮司ちゃん、「007」の世界観すごく似合いそう。かっこいい感じ!
宮司アナ:2017年の「全日本選手権」で、樋口新葉選手が映画「007 スカイフォール」の曲で滑っていたのがすごーく好きで。あの空気感がツボなんですよ。
小澤アナ:なんかすごく(宮司アナの)性格に合ってる気がする。
宮司アナ:あははは!どういうこと!?
小澤アナ:カッコよさがある。
宮司アナ:樋口選手、素敵でした。伸びやかで、迫力もあって、表現力があって、ちょっとセクシーで…まさに「007」の世界観を表現されてたプログラムだったなと思います。キム・ヨナ選手の演技も記憶に残っている方も多いでしょうし。いいなと思う曲ですね。
三田アナ:個性が出るね(笑)。
内田アナ:おもしろ~い。
小澤アナ:先輩2人のも気になります。
「『ガブリエルのオーボエ』三原舞依選手は氷上の天使」(内田アナ)
内田アナ:私は、滑ってみたい曲がたくさんあって、かなり難問だな…と。
ミュージカルがすごく好きなので、「ウエスト・サイド・ストーリー」「トゥーランドット」も素敵だな、と。最近だと「ラ・ラ・ランド」や「オペラ座の怪人」なども…。どれも名曲ですが“今、自分が(滑る)”という“今”を考えると「ガブリエルのオーボエ」。
三田アナ:あぁ~、素敵!(と、うっとり!)
内田アナ:三原舞依選手が演じていた「ガブリエルのオーボエ」の印象が強いです。もう、本当に三原選手が氷上に舞い降りた天使に見えるんです!
三田アナ:うん!(力強くうなずいて)透明感があるよね。
内田アナ:かなり!遠目から見てても伝わる、透明感。「心が浄化される!」って感じたのを覚えています。
宮司アナ:リンクが白いから余計…。
一同:あははは!
三田アナ:心が洗われる。
小澤アナ:引き込まれますね。
内田アナ:あの演技を見ていた方たちみんなが引き込まれると同時に、「はぁ~」って、柔らかい気持ちになったんじゃないかな、というのを覚えていて。
ああいう世界観で、見ている人にちょっと穏やかな気持ちやほっとする気持ち、そういうのを届けられるプログラムを演じられたらいいな、と思います。
三田アナ:素敵。私も好きだなぁ。
「町田樹さんと山本草太選手の『エデンの東』が素敵」(三田アナ)
三田アナ:私は「エデンの東」。何よりあの雄大な曲調。
内田アナ:似合いそう。
小澤アナ:似合いますねぇ。
三田アナ:「エデンの東」って、旧約聖書に出てくるアダムとイヴの息子のカインとアベルの確執を描いた物語なんですけど…。スケーターたちがそこに自らの思いを重ねることで生まれる世界観がたまらなく好きで。
印象的なのは、やっぱり町田樹さん。町田さんは「全日本(フィギュアスケート)ジュニア選手権」では優勝経験もあったけれど、シニアに上がってからなかなか「全日本選手権」では表彰台に上がれなかったんです。
ソチ(オリンピック)シーズンに大躍進を遂げたのだけど、ソチに向けて拠点を変えたり、自らを追い込んで地道にフィギュアの基礎となるコンパルソリーから徹底的に練習して…。
「エデンの東」に「ティムシェル」という有名な言葉があるんですけど、(町田選手は)それを「自分の運命は自分で切り開く」と解釈して、そのメッセージを込めて滑って、まさにソチへの道を自ら切り開いた曲なんです。
そういう思いが伝わってきて、町田さんの「エデンの東」がすごく好きなんです。でも、山本草太選手の「エデンの東」もすごく素敵だったよね。
一同:(大きくうなずく)
内田アナ:いろいろな選手が同じ曲を使っていても、どこを切り取るか、どこの部分を表現するかで全く違うプログラムになるのが、フィギュアの魅力ですよね。
三田アナ:確かに。山本選手も「ティムシェル」を「自分の運命を切り開く」という解釈にして倣(なら)いたいと話していたんだけれど…。
二度の骨折と何度も手術を経験して、長くリハビリで大変な時を過ごしてきた中でも、世界の舞台で戦う“意志”を切らさないでいてくれた。それだけでもうれしいのだけど、さらなる高みを目指した構成からも山本選手の思いが伝わってきて。
「エデンの東」が盛り上がるにつれて、情熱がどんどん殻をやぶるかのように放っていく感じ、すごく素敵だった。
宮司アナ:はぁ~(うっとり)。みなさん、いろいろな思いがあふれていますね。
小澤アナ:奥深いですね。
宮司アナ:歌詞がある曲もOKになったじゃないですか。そこからまたいろいろな表現の幅が広がっているような気がしていて。
昨シーズンの坂本花織選手の「No Roots」、樋口新葉選手の「Bird Set Free」とか、その歌詞にのせる思いもどんどん伝わってきますよね。
一同:(大きくうなずく)
それぞれの思い入れを語りながら、選手たちの名シーンを振り返っていく4人。前編で話した、好きなエレメンツについても再び盛り上がり、話が尽きない。
三田アナは視聴者に「ステイホームの期間が続いていますが、近いうちに選手たちが氷の上で滑る姿を見られることを祈っています」と呼びかけ、一同は「またいろいろ話したいね」「ぜひぜひ!」と盛り上がっていた。
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