フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!vol.53
新型コロナウイルスの世界感染拡大を受け、スケート界のさまざまな大会が休止になったまま2019-2020シーズンが終了。選手たちの活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
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今回は、 2018年平昌五輪のスピードスケート女子500m金メダリスト・小平奈緒選手が登場。
平昌の時のように駆け抜けたい思いがある
【フジスケ×スピスケ】雪辱を果たした小平奈緒「世界距離別選手権」を振り返り
2019年12月のインタビューで「平昌の時みたいに駆け抜けたいという思いもあるので、どこがゴールというよりは、目の前のひとつひとつに、本当に一生懸命取り組んで、その先にもし北京(五輪)という目標があればいいなと思っています」と語る小平選手。
2018-2019シーズンの「2019世界距離別スピードスケート選手権大会」では、トップにわずか100分の7秒届かず銀メダルに終わり、500mの連勝記録が「37」でストップした。
その際「私だけが強かったのではなかったし、勝ち続けてきたことが当たり前ではなかった」と悔しい思いを噛みしめていた。
新しい自分をこの会場で披露できたら十分
そして、1年後に迎えた「2020世界距離別スピードスケート選手権大会」(2020年2月13日~16日/アメリカ・ソルトレークシティ)。
小平:去年は去年で、今年は今年で、ひとつ作品を作りあげていく時期だと思うので、去年の結果をどう捉えるかよりも、今年新しい自分をこの会場で披露できたら、それで十分かなと思っています。
雪辱を期して臨んだ、女子500m本番の様子を振り返る。
「世界距離別選手権」3年ぶり2度目の金メダル獲得で「ひとつ恩返しができた」
レースではアメリカのブリタニー・ボウ選手と同走し、最終コーナーで少し膨らむも、36秒69というタイムで暫定一位に。その後、最終組のロシア勢のレース結果を待って、小平選手は3年ぶり2度目の金メダルを獲得した。
小平:昨年すごく悔しい思いをして、昨シーズンは体に痛いところがある状態で何とか凌(しの)いできたシーズンで。
今年は、サポート体制を整えていただいて、夏からしっかりと、小さなチームですけど、必要なところを補って支えていただいたので、リハビリのシーズンだったというか。
これでようやくゼロに戻れたシーズンだなということで、そこで、ひとつ恩返しができたのがよかったかなと思います。
さらに「圧倒的強さがなくては勝つことはできない」ことを感じたと振り返りつつ、今後の展望を語っている。
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