市川海老蔵さんとA.B.C-Zの戸塚祥太さんが、2月17日、「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』(『青砥稿花紅彩画』より)」の初日前会見と公開舞台稽古に参加しました。

<A.B.C-Z戸塚祥太「過去イチ緊張してる!」市川海老蔵と会見で大汗>

戸塚祥太 海老蔵は「やっぱりラスボス」

戸塚さんは、昨年12月に行われた製作発表会見で、海老蔵さんの印象について「ラスボスのオーラがある」と話していました。

稽古を重ねてもその印象は変わらないようで、戸塚さんは「やっぱりラスボスでした。この会見中も、間に(感染予防の)パーテーションがなかったら離れてしまうくらい。ちょとワルのを演じるので、よりラスボスに見えました」と苦笑い。

また、今回は劇中の演出にアクロバットも入るそう。

海老蔵さんは、戸塚さんについて「噂でバック転も結構やっていると聞いていたんですが、『バック転めっちゃ久しぶりです』って周りにこぼしていたらしい」と暴露。

すると戸塚さんは「本当なんです!A.B.C-Zは『Acrobat Boys Club』の略ですが、グループ名が先行してしまって、僕もめっちゃアクロバットができるやつと思われているかもしれないですけど、そんなにできないです…」と、やや弱気に。

海老蔵さんは「(アクロバット)すごくやってますよ」と優しくフォローしました。

海老蔵「古典は、実は新しい」

最後に、出演の意気込みについて、戸塚さんは「これまでもジャニーズからたくさんの方々が参加させていただきましたが、僕も次につながるように、しっかり自分の役目を果たしたいと思います」と、力強くコメント。

海老蔵さんは「六本木歌舞伎は新しいことをしてきましたが、古典をベースにしております。今回は『古典の中に、新しいものを見つけてもらう時代が来てほしい』という気持ちが強うございます。ですから、舞台を観ながら『古典は、実は新しいのかもしれない』と思っていただけるように努めたいです」と締めくくりました。

作品概要

2015年に幕を開けた「六本木歌舞伎」の第4弾。脚本を今井豊茂、演出を藤間勘十郎、監修を三池崇史が担当します。題材として取り上げるのは「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」。「白浪五人男」の通称でも知られる歌舞伎の名作です。

時は現代。“弁天小僧菊之助”と名乗る窃盗犯の戸塚(戸塚祥太)が博物館から美術品を盗み、警官に追われていた。逮捕されそうになったとき、どこからともなく声が聞こえ、その声に従うように博物館から飛び降りると、江戸時代にタイムリープしていた。そこで、浜松屋幸兵衛(片岡市蔵)に息子の宗之助(戸塚)と勘違いされ…。

巷を騒がしている盗賊の頭、日本駄右衛門(市川男女蔵)と、仲間の弁天小僧菊之助(市川海老蔵)ら白浪五人男が浜松屋で盗みを企てる。そこで幸兵衛と駄右衛門が出会い、2人の息子が幼い頃に取り違えられていたことが判明。

仲間の裏切りにあい、白浪五人男は窮地に立たされーー。

最新情報は、「六本木歌舞伎2022『ハナゾチル』」公式サイトまで。