若槻千夏さんが、関東最大級の広さを誇るCAINZ朝霞(あさか)店で、「買って良かった商品」を聞き取り調査しました。
2月15日(火)の『所JAPAN』(カンテレ・フジテレビ系)は、業界ナンバーワンホームセンター・CAINZ(カインズ)のスンゴイ秘密を大調査。
スタジオには、所ジョージさん、佐々木希さん、カズレーザーさん(メイプル超合金)、陣内智則さん、バカリズムさん、若槻千夏さんが登場しました。
カインズは、全国に227店舗を展開しているホームセンター。
2020年度の売り上げは業界トップで、好きなホームセンターランキング(ねとらぼ調査隊調べ)では、1位を獲得しています。
本社のある埼玉県は、最も店舗数が多く、2年前にオープンした朝霞店は、豊富な品揃えを求め、わざわざ東京から足を運ぶ人たちもいるほど。
そんな関東最大級の広さを誇る朝霞店へ、埼玉県出身の若槻さんが調査に向かいました。
激安商品に業界トップの秘密
まず初めに、若槻さんが気になったのは、商品の値段が相場より安いこと。どのようにして、このような価格を実現することができるのか…。
安さの秘密は、プライベートブランド=カインズオリジナル商品であること。
自社で、生産から販売まで仲介業者を挟まず一括管理をして、直接消費者に届けることで、安価での販売を実現しています。
買って良かった4大ヒット商品
プライベートブランドの商品の種類は、約1万3000点と多岐にわたり、全体売り上げの4割を占めています。
そこで、若槻さんは、来店中のヘビーユーザーに「実際に買ってよかった商品」を聞き込み調査。
まずは昨年、最も売れた商品として「まな板シート」を紹介。
好きな長さにカットして、まな板の上に敷いて使います。丈夫な素材でできているため、包丁でシートを切ってしまう心配もなく、食材を切ったあとの色移りもなく使い勝手が抜群であることから、年間100万本もの大ヒット。
キッチングッズは、オリジナル商品の中でも特に人気で、2200点以上のアイテムが揃っています。
続いてユーザーから挙がったのは、「引っ張って取り込みやすいインテリアハンガー40P」。
洗濯物を取り込む際、通常はひとつずつピンチをつまんで外しますが、この商品は、そのまま引っ張るだけで簡単に取り外すことができます。
洗濯バサミの先端に、回転するローラーがついており、簡単に取り外すことができ、衣類が傷みにくい工夫がされています。
DIY初心者が熱狂!誰でも簡単に作れる本格家具
ここ2〜3年で、売り上げが1.5倍に伸びているのが、DIYのオリジナル商品であるKumimokuシリーズ。
利用者が口を揃えて「オシャレ」と語り、アイテム数は2000点を超えています。
中でも、DIY初心者でも簡単に作れると人気の本格家具が「くさびラックセット」。この棚は、釘を一切使わず、用意するのはトンカチだけ。
好みの高さに板を差し込み、留木を入れ、あとはトンカチで叩くと…。
DIYが苦手だと語っていた若槻さんが、なんと3分48秒で完成させました。
ちょい足しで大ヒット!アイデアお掃除グッズ
最後に挙がったのは、「フローリングスプレーワイパー」。
水を入れたペットボトルを装着することができ、手元にあるレバーを握ると霧吹き状の水が噴射され、手間なく水拭きをすることができます。
アルコール除菌液を入れれば、アルコール消毒も可能です。
年間700個ものオリジナル商品を生み出す秘密
1万3000点ものオリジナル商品を生み出す、カインズ。年間700個、1日に2〜3個開発しているというオリジナル商品をどうやって考えているのでしょうか。
実は、カインズには商品開発部がなく、各部署のメンバー、パートさんも含めて、みんなが意見を出し合い、一緒に考えています。
会議では、パートさんたちが、良い点、ダメな点の意見をストレートにぶつけています。
議論を交わすというよりも、主婦のリアルな意見を取り入れることで、1日に2〜3個というハイペースで商品を生み出すことを可能にしているのだそう。
さらに、カインズには、全国1万3097人の従業員が本社に意見を送ることができる、社内ネットワーク「MIERU(ミエル)」が存在。
意見や改善案を記入できる項目があり、実際に、パートさんの意見を取り入れたことで、売上を4倍に伸ばしたという商品もあるといいます。
主婦のリアルな意見を取り入れた会議から誕生したカインズオリジナル商品は、昨年6つの商品でグッドデザイン賞を受賞。
そんな中、社員が口を揃えて自画自賛する商品が、シーリース累計100万本を売り上げた「立つほうき」です。
自立することで置き場所に困らず、またパッと見ではほうき感がないため、室内の雰囲気を損なわないおしゃれなほうきになっています。
ホームセンター業界No.1のカインズには、ヒット商品を生み出し、業界トップを走り続ける秘密がありました。