7人組ボーイズグループ・祭nine.が6月10日に7枚目のシングル「ビビビTANGO」をリリースする。

この曲は、タンゴ国の女王蜂に恋をした蜂が、憧れの女王蜂といつか一緒に踊ることを夢見て、ひたすらに頑張るという健気なラブストーリー。

バンドネオンやヴァイオリンに和楽器を加えたスピード感のあるサウンドとキャッチーなメロディーで、祭nine.独自のタンゴナンバーとなっている。

振り付けはラッキィ池田が担当。指をピストルのように立てた“ビビビポーズ”がポイント

フジテレビュー‼ではすでにおなじみの彼ら。今回もワチャワチャとした“お祭り男”ぶりを発揮し、動画企画では自粛期間中に何をして過ごしていたかという「自分クイズ」にも挑戦。7人7様の回答でにぎやかな空気を届けてくれた。

左から横山統威、浦上拓也、清水天規、寺坂頼我、野々田奏、神田陸人、髙崎寿希也

――ニューシングルの発売おめでとうございます!この曲を一言で表すなら?

寺坂:和風タンゴと蜂!

野々田:セクスィ~♡

――レコーディング秘話を聞かせてください。

寺坂:僕はイントロで「ァアーーイッ」って叫んでるんですけど、最初はどんな声でいけばいいのかつかめなくて、何度も挑戦させてもらいました。結局、ここだけ別日に録ったんですが、曲の頭で勢いをつけていくところなので、ぜひ注意して聴いてほしいです。

浦上:奏が「セクスィー」って表現したように、これまでの祭nine.の曲とはまったく違う雰囲気なので、セクシーに歌うことが大変でした。

――中でもセクシーさをうまく出せていたのは?

横山:(ニヤリとしながらこっそり手を挙げる)ソロパートでエロさを出そうと頑張った結果、曲を聴いてくれた祭っ子(ファンの総称)の皆さんから、「最年少なのにそんなにエロいの!?」っていうコメントをいただきました。

浦上:片手で数えられるぐらいのね(笑)。

清水:やっぱりこの曲で一番エロいのは頼我じゃない?サビの最後の「♪踊りたいのよ」っていうところに僕はエロスを感じたよ。

野々田:「踊りたい」の「た」が、「つぁッ」って息が抜ける感じで特にセクシーだね。

寺坂:ありがとうございますっ!

――とても情熱的なナンバーですが、最も情熱的なメンバーは誰だと思いますか?

横山:(またもや手をそーっと挙げる)

清水:(横山を遮るように)やっぱりリーダーだと思います。ライブとかでさらっと恥ずかしいことを言っちゃう。

寺坂:ちょっとディスってない?

神田:“オラオライガ(頼我)”出ちゃうよね。

浦上:かなちゃん(野々田)もインパクトのある顔してるよ。

野々田:情熱関係ないじゃん!

――歌詞は憧れの女王蜂を振り向かせるために奮闘する蜂の姿が描かれていますが、もし皆さんが高嶺の花に恋をしてしまったら、どんなふうにアタックしますか?

清水:僕だったら1回話しかけた後にあえてその人を無視して、僕のことが気になるように仕向けます。「この私にそういう態度をとるのね、面白いじゃない」みたいな。

野々田:異性から「好き」って言われたら、ちょっと意識しちゃうじゃないですか。なので、ジャブをちょっとずつ。「好きかも」「可愛いね」「今度ゴハン行く?」みたいな。

浦上:「どうせここで仕掛けてくるんでしょ?」ってだんだん相手も勘づくぐらいにわかりやすくアプローチをかけつつ、「ここ!」っていうところであえていかずに振り向かせる。

寺坂:僕はフラれてもフラれてもガンガン、どストレートにいきます!

髙崎:俺もガンガン系だな。かけひきしてる間に、他の人にもってかれちゃうのがイヤなんで、常にストレートを打ち続けてKOとります。

横山:高嶺の花だから、告られることに慣れてるわけじゃないですか。だから、周りの人の助けも借りて「あいつが好きって言ってたよ」って言ってもらったり、全権力を使ってまとわりつきます。ハチミツのように(笑)。

神田:僕はプレゼントを大事にしますね。他の人にもプレゼントを渡すんだけど、その人だけ特別だよっていう感じで手紙を忍ばせておいて、家に帰って開けてみたら手紙が入っているという。手紙には「好きです」って書きます。

野々田:僕、変えてもいいですか?りっくんのプレゼントよりももっと高価なものを買ってあげます。

祭nine.:サイテー(笑)!

――では、タイトルにちなんで最近「ビビビ」ときたことは?

野々田:僕はK-POPが好きで、「Road to Kingdam」というサバイバル番組を毎回見ているんです。これは、現役のボーイズグループ7組が特別番組への出演権をかけてステージパフォーマンスで競うものなんですけど、うまくいかなくて涙を流したり、元々実力はあるのに1位になりたいとさらに努力している姿を見て、めちゃめちゃ鳥肌が立ちました。

寺坂:事務所の女性スタッフさんが大きな袋を持って重そうにしていたんですけど、それを見た拓也くんが、「あ、持ちましょうか」って駆け寄った瞬間、できる子だなってビビビときました。

浦上:「大丈夫です」って言われたので、結局持ってないんですけどね(笑)。

横山:配信動画でトマトジュースとレモンとウスターソースを使ったバージンメアリーというノンアルコールカクテルを作ったんですけど、「え、大丈夫なの!?」って思う組み合わせじゃないですか。これがめちゃめちゃ美味しくて、家でもずっと飲んます。

浦上:今年、僕と頼我と奏が成人式を迎えたんですけど、成人の日当日、名古屋でのイベントが終わったら寿希也と統威がシャンパン型の入浴剤をくれたんですよ。嬉しさのあまりあっという間に全部使ってしまいました。

野々田:僕はまだバスルームに飾ってあります(笑)。

清水:某激安の殿堂の隣にあるペットショップに可愛いミニパグがいて、その子にロイヤルティーっていう名前を付けたんです。「ロイヤルティー、ロイヤルティー」って呼んでたら店員さんが「クリス・ブラウン好きなんですか?」って声をかけてきて、できるヤツだってビビビときました。ちなみに、クリス・ブラウンの娘さんがロイヤルティーっていう名前なんです。

髙崎:炭酸水にビビビときてます。僕はコーラが大好きで食事の時もコーラだったんですが、ある人から「体にあまりよくないよ」って言われて、炭酸水にシフトチェンジしたらハマっちゃって、爆買い中です。

神田:僕の場合はクイズですね。クイズ番組である回答者さんが問題を4文字聞いただけで「ゾロアスター教」って答えたんですよ。

横山:何の話をしているの?

神田:クイズでは有名な問題なの。この人ハンパない、僕も対抗できるようになりたいと思ってクイズの勉強を始めました。

――新型コロナウイルスの感染防止でイベントが中止になるなど、皆さんも初めての体験をしたと思いますが、この自粛期間にどんなことを考えましたか?

野々田:「あー、ライブしたい!」って思ってました。今まで普通にできていたことが当たり前じゃなかったんだなって。

髙崎:この期間で動画の配信をやったり、YouTubeチャンネルを開設したりしましたが、他の人がやっていないことに挑戦するのが僕らの事務所なので、まだやってないことは何だろうと考えてました。より時代に喰い込めるようなアイデアを探っていきたいです。

神田:ニュースとか見ても、学校へ行けなくて勉強がストップしてる子どもたちがたくさんいて、僕は勉強が得意だからオンライン授業など人の役に立つことをしたいって考えていましたね。

浦上:ライブや握手会ができなくなって家にいる時間が増えたんですけど、医療や介護のお仕事をしている方はそういうわけにはいかなくて。ファンの皆さんにもそういうお仕事をしている人がいて「電車に乗るのは怖いけど行ってくるね」ってSNSにコメントを書き込んでくれるんですよ。そんな方たちをいろんな視点から元気づけられることがわかったので、もっと皆さんの力になりたいなって。

僕個人のことでいうと、今年一番のイベントがファンの皆さんとハワイへ行くことだったんです。そのイベントも中止になってしまったので、来年こそ絶対に行こうねって約束しました。

寺坂:僕たちの事務所の社長の言葉がとても身に染みてるんですが、今、世界中の医療関係のお仕事をしている方たちが頑張っていて、その方たちは病気を治そうと努力している。僕たちは病気を治すことはできないけど、誰かが前を向けるように力を貸せるのがエンタメだって。そんなエンタメの素晴らしさをもっと追求していきたいです。

清水:僕は今、マスクを作りたいんですよ。まだライブなどはいつ再開できるのか目途が立ってないんですけど、マスクやフェイスシールドをグッズで作れば楽しみながら予防ができるんじゃないかなぁと。

横山:SNSやYouTubeなど発信できる場所の中で、どれだけ楽しいことを形にできるかということを考えていましたね。限度はありますけど、少しでも高いクオリティで楽しめるコンテンツを届けていきたいです。

――元の生活へと思ったら何がしたいですか?

寺坂:ライブがやりたい!

野々田:夏に出演予定だったフェスが中止になってしまったので、いつかリベンジしたいし、客としても観に行きたいです。

浦上:僕はみんなで焼肉を食べに行きたいな。

横山:自粛期間にできなかったことを全部やりたいね。

清水:僕はキッチンカーで全国をまわってキャンペーンがしたい。

寺坂:祭nine.だけに、もちろん祭にも参加したいです!

撮影:河井彩美