フジテレビ・スケート班が取材した動画を毎日配信!Vol.71

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、スケート界のさまざまな大会が休止になったまま2019-2020シーズンが終了。選手たちの活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・スケート班が取材した動画が3月23日から配信されている。

シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場。フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。

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スピードスケート企画第7弾!女子チームパシュート

「世界距離別スピードスケート選手権」女子チームパシュートフルレース紹介&髙木菜那選手、髙木美帆選手、佐藤綾乃選手インタビュー

2020年2月13日~16日アメリカ・ソルトレークシティで行われた「世界距離別スピードスケート選手権大会」(以下、世界距離別選手権)の女子チームパシュートで、日本(髙木菜那、髙木美帆、佐藤綾乃)が優勝。

2018年の「平昌オリンピック」、2019年の「世界距離別選手権」に続く、3季連続の世界一で、しかも、自分たちが持つ2季前の世界新記録を更新した。

動画では、快挙達成後のインタビューをレース映像とともに公開している。

髙木菜那選手:最初から速いラップで周っていたので…。結構、レースの中でいろいろなことがあったのですが、その中でみんなが自分の仕事をしっかりとこなして最後まで粘りきることができたので、世界新記録が出たのかなと思います。

日本(上)は、序盤から快調な滑りで対戦相手のロシア(下)を引き離す

髙木美帆選手:自分たちが目標としていたラップタイムは、27秒5あたりでキープしていくということでした。最初の方で、自分がスピードを出し過ぎてしまって、後半で28秒~と見えたときは「厳しいな」と思っていたので、ゴールした後に、世界新記録が出たことを理解するまで少し時間がかかりました。

佐藤綾乃選手:自分の役割、美帆さんからもらったスピードをしっかりキープして菜那さんに渡すというのは、今回よくできたのかなと思います。私たちの持ち味である、後半のラップを落とさないで最後までゴールするということがしっかりできたので、世界新記録につながったのかなと思いました。

――世界新記録が出せた要因は?

髙木菜那選手:個々のレベルが少しずつみんな上がってきていて。前回の世界新記録が出たときよりも、みんなのレベルが上がっていることが要因かなと思います。

髙木美帆選手:あとは、ピーキング(狙った試合に向けてピークを合わせる)というところでも、この大会をメインに目標を立ててトレーニングを積んできた結果がこうして(記録につながった)…。佐藤も前半戦に比べてだいぶ調子が上がってきていますし、チームパシュートの練習をしている中でも今一番勢いがあるかなというくらい、調子が上がってきていたというのも大きいと思います。

ゴール後、世界新記録を知って喜ぶ選手たち

佐藤綾乃選手:みんなが辛くなってきたところで、後ろの人が押してあげるというのを、最後の最後までしっかりすることが出来たので、スピードも落とさずに良い記録につながったのかなと私は思いました。

表彰台では、佐藤選手の目に光るものが…。本人に聞くと意外な答えが返ってきて、髙木美帆選手が「なんだぁ、だまされた!」と笑う。そんな3人のほほ笑ましいやり取りもたっぷりと見られるインタビューとなっている。

迫力たっぷりのレースとインタビューの動画はこちらから!