旬のアーティストのライブやトーク、ゲストによる音楽談議などで、音楽の魅力に深く迫るフジテレビの『Love music』。

6月7日(日)はライブアーティストにACIDMAN、THEORAL CIGARETTES、go!go!vanillasが登場。今回よりスタジオでのライブ収録が復活し、ソーシャルディスタンスに配慮してメンバー一人ずつ収録した映像でのライブを披露した。

ACIDMANは『Love music』の5月度のオープニングテーマ曲「灰色の街」をパフォーマンス。大木伸夫(Vo.&Gt.)は「こんな素晴らしいセットで歌えるのはありがたいし、画角をきって1人ずつ撮るなんてこういう時でなかったら味わえない。貴重な経験をさせてもらった」とコメントした。

また「灰色の街」については、「まさに現状を歌っているかのような歌」と紹介。「色を失ってしまった街で心も色がだんだんなくなってしまうけれども、音楽や、夜空の星を見上げることなどで、世界がどんどん色づいて、心も豊かになるような、そんな祈りを込めた歌になっています」と話した。

THE ORAL CIGARETTESは4月29日に発売したニュー・アルバム「SUCKMY WORLD」から「Slowly but surely I go on」をテレビ初披露。山中拓也(Vo.&Gt.)は、「一人ずつ撮るのもすごく斬新でしたし、人前で歌うのが久しぶりだったのでむちゃむちゃ緊張しました」と言い、中西雅哉(Dr.)も「普段、前に3人がいるっていう安心感がめっちゃあるんだなっていうのをすごく感じました」と、ドラムという立ち位置ならではの感想も。

「Slowly but surely I go on」について、あきらかにあきら(Ba.)は「一言で言うとめちゃくちゃ大きい愛をテーマにしている楽曲」と説明し、制作者の山中がメンバー、ファン、そしてこれまでの山中自身にも向けた愛の歌だと思っていると、解釈を示す。

また鈴木重伸(Gt.)はその演奏について触れ、「ゴスペル的なクワイヤーの方にも入っていただき、ギターのアレンジも今までにない選択肢から選んだ」と聴きどころについてもアピールした。

最後に山中は「人を傷つけたり、自分が傷つきやすかったりする時期かと思います。そういうマイナスな気持ちを自分の中で抱え込むより、この期間を上手く使って未来の自分が輝けるように今を生きていってもらえたら嬉しいなと思います。一緒に皆さん、頑張っていきましょう」とメッセージを送った。

go!go!vanillasは6月3日にリリースされた新曲「アメイジングレース」をメンバー4人で演奏。前回の『Love music』出演時には、長谷川プリティ敬祐(Ba.)が交通事故によるケガのため、バント活動を休止していたが、今回は晴れて4人で登場した。牧達弥(Vo.&Gt.)はこの曲がプリティ復帰後、初めて4人でレコーディングしたものだと思い入れを語り、プリティも「自分が音楽ができる、みんなと音を奏でられるという喜びを全面に曲に詰めた」と明かした。

また牧は現在の心境も吐露。「今日久々に外で自分たちの音楽、そして楽器を使ってマイクで歌を歌ったんですけど、やっぱり早くみんなと同じ空間で共有できる日がくることをすごく待ち望んでいます」と話し「この『アメイジングレース』という曲は、まさに逆境や苦しいところから這い上がるための僕たちの1曲になっています」と、聴く人に元気を与えたいという思いを加えた。

次回の『Love music』は6月14日(日)24時30分より放送予定。トークゲストにやついいちろうが登場し、STAY HOME期間に聴いていた楽曲TOP10を発表する。またライブアーティストのサニーデイ・サービスがスタジオでの演奏を披露する他、BTSのスペシャルコメント&ライブ映像も放送する。