「脱ヤンキー」とは――?フジテレビの新ドラマ枠、そして全く新しい痛快青春ドラマの放送が決定した。主演の間宮祥太朗は「重圧は感じつつ…気持ちよく演じたい」とコメント。

それは、ユニークなヒーロー像が次々と誕生し、視聴者の期待や想像をいい意味で裏切っていくエキサイティングな<新・水10ドラマ>枠になるという。最初の作品は『ナンバMG5』に決定。フジテレビ系ドラマ初主演の間宮が、“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキーを熱演し、同名の人気漫画が初めて実写化される。さらに、メガホンをとるのは、『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる本広克行監督に決定した。笑いあり、涙あり…全く新しい痛快青春ドラマが、間宮×本広の初&豪華タッグで描かれる。

高校“逆”デビュー物語 ヤンキーが真面目な高校生に!?

不良漫画の天才・小沢としおの『ナンバMG5』&『ナンバデッドエンド』(秋田書店)(※)を映像化。今までのヤンキードラマとは違い、筋金入りのヤンキー一家「難破家」の次男・剛(間宮祥太朗)が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという<高校“逆”デビュー>物語。家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生、という二重生活がスタートし、学校では優等生として美術部に入部するものの…いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんのし上がってしまうという波瀾万丈なストーリー。誰にも言えない秘密を抱えながら、憧れだった普通の高校生活を送ることができるのか?「制服⇔特攻服」という変身ヒーローもののような痛快コメディー要素だけではない!二重生活から生じる人間関係の亀裂、そして苦悩…しかしそこから生まれる友情・家族愛まで!全く新しい青春ヤンキードラマとして、斬新に描いていく。

※…『ナンバMG5』は、2005年~2008年まで秋田書店「週刊少年チャンピオン」に連載され、その後『ナンバデッドエンド』は続編として2008年~2011年まで同誌に連載された。

間宮祥太朗が、フジテレビ系ドラマ初主演、地上波のゴールデン・プライム帯ドラマ初主演となる。間宮といえば2008年に俳優デビューすると、テレビだけではなく映画、舞台と引っぱりだこに。2018年には、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)では、ヒロインの夫役で朝ドラ初出演を果たした。

甘いマスクだけでなく、気さくでユーモラスなキャラクターも人気に拍車をかけ、多くの学園もの作品の常連に。『僕たちがやりました』(フジテレビ系カンテレ・2017年)、『学校のカイダン』(日本テレビ・2015年)、『べしゃり暮らし』(テレビ朝日・2019年)などで、高校生役を熱演。『水球ヤンキース』(フジテレビ・2014年)、映画『帝一の國』(2017年)では不良や元不良を好演、そして映画『東京リベンジャーズ』(2021年)では、暴走族の幹部・キサキ役の「存在感がすごすぎる!」と大きな話題になったことは記憶に新しい。

幅広い役を見事に演じ、見る者を魅了してきた実力派俳優であることはもちろん、学園ドラマとの相性の良さは誰もが納得するところだ。その豊富な経験を持った間宮だからこそ、優等生&バリバリのヤンキーという剛の“二面性”を演じ分けることができるのだろう。

『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が演出

演出は本広克行監督が務めることが決定した。社会現象となり、いまだに破られていない173.5億円という日本実写映画最高の興行記録を誇る『踊る大捜査線』シリーズ他、うどんをテーマにしたコメディー映画『UDON』(2006年)や、ヨーロッパ企画の舞台を映画化した『サマータイムマシン・ブルース』(2005年)、『ブレイブ 群青戦記』(2021年)などの数々のエンタメ作品を手がけてきた。なお、本広監督が、フジテレビの連続ドラマを演出するのは『SP警視庁警備部警護課第四係』(2008年)以来、14年ぶりとなる。初タッグとなる間宮と共に、ジェットコースターのような剛の高校生活を、コミカルかつ温かく作り上げていく。

なお、現在放送中の『突然ですが占ってもいいですか?』は、放送時間を変更してレギュラー放送を継続していくという。

<間宮祥太朗 コメント>

――今作の主演のオファーを受けて

新しくできる枠の主演というオファーなので、相応の重圧は感じつつ、声をかけて頂けた事をありがたく思っています。

――剛をどのように演じたいですか?

とにかく、純粋で直情的な剛を楽しみたいと思います。周囲を巻き込んでいく面と、巻き込まれていく面、どちらも根の部分での天真爛漫さや純朴さが表れていると思うので、気持ちよく演じたいです。

――視聴者の皆さんにメッセージを

家族からの期待や周囲からの決めつけ、現状の自分と理想の自分、向き不向きやアイデンティティー。剛だけではなく、自分が自分をどう生きるのかという普遍的なテーマが“ナンバMG5”という作品には包まれていると思います。お楽しみに!