永瀬廉(King & Prince)が主演を務める映画「真夜中乙女戦争」の大学生お悩み相談イベントが、1月14日(金)に行われ、永瀬と共演の池田エライザが登壇した。

この作品は、作家Fの初の同名小説が原作。“平凡で退屈な日々を送る青年が、自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた物語。

イベントでは、大学生の観客から事前にアンケートした「今抱える悩み」に2人が答えていくことに。

まず司会者から2人に「普段から、悩みを相談する方か、される方か」と聞かれると、永瀬は、「あまり、どちらもしないですね。キンプリってそういうタイプじゃないんですよね。悩みを抱えているでしょうけど、誰かに相談するのはないですね。でも、うちのメンバーで言うと、髙橋海人くらいですかね。だいぶ、歳も取ってきたので、自己完結というのが増えてきました」と答えた。

池田は、「比較的に相談される方だと思います。家の家具とか聞かれますね」と回答すると、永瀬は「恋バナとかじゃないんだ」と笑った。

抽選ボックスから引かれた1つ目のお悩みは、大学1年生のしおりさんから。「周りの男性から『お前は友達って感じで楽だな』と、全く女に見られない。出会いはあるのですが友情どまりの関係しか築けないので、どんな行動を起こしたら女の子と見られますか?」というもの。

永瀬は、「男性と2人で会う時に、しおりさんが気になっている人だった場合、じっと見つめてあげてください。例え相手に気がなかったとしても、しおりさんが『自分のことをよく思ってくれているのかな?』と感じるので。そうすれば意識せざる負えない状況になるのかな、と」コメント。

続けて、「あとは、しおりさんがどういう人かわからないですが、人として尊敬できる部分を作る。例えば、料理がすごく上手みたいな。そういう自分の武器を持っていると、プラスで効果が出るのではと思います。見つめてください」とアドバイス。

しおりさんは、「これから見つめてみたいと思います」と感謝し、永瀬は「僕のことと、その人のことを見つめてあげてくださいね」と優しく微笑むも、「あれ?ちょっと(客席からの)反応薄いな…」と苦笑いした。

池田は、「自分の魅力を男性に合わせる必要はないと思います。遠回りかもしれないけど、男の人に良く思われたいからと、あれこれするのは、いつか自分の魅力に自信がなくなってしまうことに繋がるので。自分の自己満足でいいから、好きなことを続けることが、異性に意識してもらえるのかな、と。だから別に料理ができなくても大丈夫です」と永瀬の意見に否定的な見解を示すと、永瀬は「ちょっと…共演者同士でバチバチしちゃって。例えば『料理』って言っただけだからね!仲が悪っ!俺とエライザちゃん」と苦笑い。

次の質問は、やりたいことが見つからないという大学3年生のあいさんから。「初めから芸能の仕事を始められたのでしょうか。就活生にエールをいただけると嬉しいです」との質問に、「僕の一般人の友達は、本当に適当なやつが多くて。大学の親友はコミュニケーション能力が高くて、就活で1社しか受けていないけど受かっちゃうようなやつで。ある意味、自分に自信や余裕をもっていた人がいたんです」と切り出した永瀬。

そして、「俺が、この事務所に入ったのは、親に入れられたようなもので、最初はやる気がなかったんです。人前に立つのが嫌すぎて、仕事も途中で帰ってしまったりもしました。でも、ジャニーさんが(ステージで)立ち位置を前の方にして『なんでなんやろ?』と思ってたんですけど、次第に事務所に入って3年くらいから、やりがいを感じるようになっていきました」と自身の体験を明かす。

さらに続けて、「きっかけは、1つの舞台を作りあげる中で、先輩たちが頑張っているのに俺が頑張らないのもという思いからだったんですけど…とりあえず入社してみるのがいいんじゃないかなと思います。自分が一番楽しむというのに重きを置いて、合わなかったらその会社に迷惑にならない程度で、辞めればいいと思います」とコメント。

池田は「参考程度に聞いてほしいのですが、私の場合は、みんなが外で遊んでいるときに、図鑑を読んでいるような子どもだったので、『なんでみんなとコミュニケーションを取れないんだろう…』と悩んでいたんです。でも、図鑑を読んだりしていた過去が今の仕事と結びついていると思うので、『自分が好きなものや、習うとしたらなんだろう』とかを職業と結びつけずに考えてみて、1人の時間を大切にされてみてはいかがでしょうか」と勧めた。

<ストーリー>

恋と、破壊。

二つの出会いが退屈な日常を一変させる−

4月。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”。

友達はいない。恋人もいない。大学の講義は恐ろしく退屈で、やりたいこともなりたいものもなく鬱屈とした日々の中、深夜のバイトの帰り道にいつも東京タワーを眺めていた。

そんな無気力なある日、「かくれんぼ同好会」で出会った不思議な魅力を放つ凛々しく聡明な“先輩”と、突如として現れた謎の男“黒服”の存在によって、“私”の日常は一変。人の心を一瞬にして掌握し、カリスマ的魅力を持つ“黒服”に導かれささやかな悪戯を仕掛ける“私”。さらに“先輩”とも距離が近づき、思いがけず静かに煌めきだす“私”の日常。

しかし、次第に“黒服”と孤独な同志たちの言動は激しさを増していき、“私”と“先輩”を巻き込んだ壮大な“東京破壊計画=真夜中乙女戦争”が秘密裏に始動する。一方、一連の事件の首謀者を追う“先輩”は、“私”にも疑いの目を向けていた。

“私”と“先輩”、“私”と“黒服”、分かり合えたはずだった二人の道は少しずつ乖離していき、3人の運命は思いもよらぬ方向へと走りだす…

絶望は、光になる−

映画「真夜中乙女戦争」は、2022年1月21日(金)より、全国公開。
©『真夜中乙女戦争』製作委員会
配給:KADOKAWA

最新情報は、映画「真夜中乙女戦争」の公式サイトまで。