1月10日(月)放送の『ネプリーグSP 菅田将暉vs浜辺美波!伊藤沙莉&尾上松也も参戦!新春常識Q対決』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらい!
食べ物の品種やブランド名に関する問題では、地理担当の村瀬哲史先生が米の品種のネーミングのルールについて教えてくれた。
米の品種である「コシヒカリ」はカタカナ、「あきたこまち」はひらがなで書くのが正式なのだが、この表記には明確なルールが存在するという。
品種名がカタカナで表記されるのは、国や国が指定した試験場で開発された品種だ。一方、都道府県が独自に育成した品種名は、ひらがなを使うことで区別している。
そのルールを変えたのが、「ひとめぼれ」という品種。こちらは、国で指定した試験場で開発されたのだが、ネーミングが重要視されるようになった時代背景もあり、品種の命名のルールが緩和されたという。
その後、熊本県の「森のくまさん」や青森県の「青天の霹靂」など、米のネーミングの幅が広がったそうだ。
「サグラダ・ファミリア」がなかなか完成しない理由は?
スペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」を答える問題では、「サグラダ・ファミリア」の完成までに時間がかかる理由を村瀬先生が教えてくれた。
1882年に竣工し、現在も工事中の「サグラダ・ファミリア」。その大きな理由の一つとして、明確な図面が残っていないことが挙げられるのだという。
設計者であるアントニオ・ガウディは設計図よりも模型を重視するタイプだったのだが、内戦で資料が焼失。残されたスケッチ1枚と模型を基に、ガウディの作りたかったものを想像したり推測したりしながら建築を進めているため、時間がかかるのだという。
芝居の役柄を表す「二枚目」「三枚目」という表現、「何枚目」まで存在する?
舞台などでこっけいな役を表す「三枚目」という言葉を答える問題では、尾上松也と林修先生が解説を加えてくれた。
尾上によると、「三枚目」という言葉は、江戸時代に歌舞伎の芝居小屋の前に出されていた出演者の看板で、3枚目に掲示される人が少々おちゃらけた役を演じることが多かったことに由来する。
「一枚目」は「主役・看板役者」で「二枚目」は「色男」だが、林先生によるとかつては「八枚目」まで役柄の意味が決まっていたそうだ。
「四枚目」は「芝居の中でのまとめ役」で「五枚目」は「敵役」、「六枚目」は「良い人物に見えるが実は敵役」で「七枚目」は「物語の中で最大の悪役」、そして「八枚目」には「座長」が掲示されるのが通常だったそうなので、覚えておきたい。
「読まさせていただきます」という表現、どこが間違い?
「謙譲語」という言葉を答える問題では、林先生が最近多い誤った謙譲語の使い方について教えてくれた。
「読む」の謙譲語表現は「読ませていただきます」が正しいのだが、最近多いのは「読ま“さ”せていただきます」というように“さ”が追加された“さ入れ言葉”だ。
「する」の謙譲語表現の「させていただく」という言葉をよく使う影響で“さ入れ言葉”が増えているそうなのだが、「泊ま“ら”せていただく」のように謙譲語で変化する直前の語が「アの段」の場合は“さ”を入れないのが正しいので気をつけたい。
1月10日の『ネプリーグSP 菅田将暉vs浜辺美波!伊藤沙莉&尾上松也も参戦!新春常識Q対決』では、菅田将暉ら「月9『ミステリと言う勿れ』チーム」と浜辺美波ら「月10『ドクターホワイト』チーム」が、熱い戦いを繰り広げた。