7月11日(土)21時より、フジテレビでは『世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編』が放送される。
1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始した 『世にも奇妙な物語 』は、今年30周年を迎えた。
そんな記念すべき年にふさわしく、杏の主演が決定した。杏が出演するのは、「燃えない親父」という作品。 フジテレビのドラマで主演を務めるのは、『デート~恋とはどんなものかしら~』( 2015年1月~3月)以来5年半ぶり、さらに本シリーズに登場するのは、2011年5月に放送した『世にも奇妙な物語21世紀21年目の特別編』の「分身」以来9年ぶり2度目となる。
また、杏の弟役として、 NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』の八郎さん役で話題の、松下洸平の出演が決定。
なお、 「燃えない親父」の 撮影は、緊急事態宣言発令前に、コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で行われた。
杏が演じるのは、仕事一筋で、バリバリ働く医師・松田春香。父親の徹(山田明郷) が亡くなり、家族で火葬場に来ているというのに、悲しんでいる家族の横で、携帯で仕事の指示を飛ばす、いわゆるキャリアウーマン。松下洸平演じる弟の松田光一は、そんな春香を少々苦々しく思っている。
ところが、父の遺体をいよいよ火葬し終わったところで風向きが変わる。なんと、遺体が燃えないのだ。遺体以外のすべての物は燃え尽きたというのに、遺体だけが燃えない。
「何か徹に心残りがあるのでは?」と、火葬場職員の鬼瓦(皆川猿時)から指摘され、考えた親族一同は、その原因を探しだそうと奮闘する。
ところが、解決したと思い再び遺体を焼いてみるも、やはり燃えない…。諦めた春香は、仕事場の病院へ戻ろうとするが、そんな中、春香に関する長年秘められてきた事実が明らかになる――。
いわゆるホラーというよりは、どこか少しコミカルで、最後はジーンと胸が温かくなるようなストーリーの「燃えない親父」は、ほかにも光一の妻・悦子役に森矢カンナ、春香と光一の祖母で、徹の母親・トシを山本道子がふけメイクで挑んで出演する。
杏主演の「燃えない親父」、そしてすでに発表されている広瀬アリス主演「しみ」を含む、4つの珠玉のエピソードが放送される。
広瀬アリス出演の関する記事はこちら!
<杏 コメント>
――『世にも奇妙な物語』出演の感想は?
久しぶりに『世にも奇妙な物語』に出演できてうれしかったです。
――「燃えない親父」の脚本を読んだ感想は?
どうなるのだろうと思わずページをめくる手を急いでしまいました。
―― 今回のお話のように、現代の科学では説明できない現象などは信じますか?
オーパーツ(それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品)や、不思議な伝説は実際に存在するので、そういった現象もあるのではないかなと思います。
――松下さんの印象は?
前回は、月9『デート~恋とはどんなものかしら~ 』で、1日だけでしたがご一緒しました。お見合いパーティで会うという役でした。今回は姉弟役だったのでもっと近い気持ちでご一緒できたと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージを願いします。
娯楽に制限があり、エンタメとは何か?を考えさせられる時期です。皆が大好きなこのシリーズ。何も考えず、ただ「どうなるんだろう」と楽しんでいただけたら幸いです。
<松下洸平 コメント>
――『世にも奇妙な物語』出演の感想は?
長く愛され続けているドラマに参加させていただき、本当に光栄です。不思議なお話なので、現場の空気はどんなだろうと思っていましたが、杏さんをはじめ現場はとても明るく、終始楽しく撮影させていただきました。
――「燃えない親父」の脚本を読んだ感想は?
笑いながら読んでしまいました(笑)。でも、中の人たちはとても真剣に、そして必死なんですよね。「そんなバカな!」と思いつつ、最後は家族の絆を描くまさに『世にも奇妙な物語』だなと思いました。
―― 今回のお話のように、現代の科学では説明できない現象などは信じますか?
僕は、結構何でも信用してしまうので…信じてしまいますね。もう少し何事にも疑いを持って生きなければと常に思います(笑)。
――杏さんとの共演はいかがでしたか?
実は以前『デート〜恋とはどんなものかしら~』で1シーンだけご一緒したことがあります。ただ、僕は1分ほどしか出ていないので、杏さんは覚えてらっしゃらないと思い「ご無沙汰しております」と言う勇気がありませんでした。
杏さんは、とてもナチュラルな方で、姉弟役もとてもスムーズにやらせて頂きました。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
とても不可思議なお話ですが、最後には心がほっと温かくなる家族の物語です。ぜひ楽しんで見ていただけたらうれしいです!