編集部オススメの“麗しい男子”を紹介する「眼福♡男子」Vol.84は、今牧輝琉(いままき・ひかる)が登場。

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2016年のデビュー以降、さまざまなミュージカル作品に出演。2020年にミュージカル『新テニスの王子様』The First Stageの主人公・越前リョーマ役に抜擢。1月28日(金)よりシリーズの最新作、ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stageが開幕する。

人気キャラクター・越前リョーマを演じて感じたことやミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stageの見どころ、そして、多趣味な素顔に迫った。

テニスもクールな役も未経験!テニミュ初出演時の苦労とは

──まずは、ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stageが始まる今の率直な心境をお聞かせください。

The First Stageの公演が発表されたとき、『新テニスの王子様』が上演されるということで大きな話題になりました。作品自体の評判もとてもよく、その続編であり、さらに僕が演じる越前リョーマとしては、The First Stageよりも強い敵、Genius10(U-17<アンダーセブンティーン>選抜1軍上位メンバー)と戦うことができるので、すごくワクワクドキドキしています。

──今牧さんは、リョーマ役を演じ始めて1年ほどですが、役柄はつかめていますか?

ほぼ、つかめていると思うのですが、まだ自分でも見えていないリョーマの一面がある気がしています。そこを今回の公演でどんどん引き出していけるように、原作をまた違った視点で読みながら、稽古を頑張っています。

──現時点で、リョーマはどんな人物だと思って演じていますか?

以前までは、テニスが強い、負けず嫌い、クールという3つが大きかったのですが、『新テニスの王子様』よりも前の物語であるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンに出演してリョーマを演じたときに「あ、子どもなんだな」と感じたんです。ちゃんと中学生のかわいらしさを持った子なんだな、と。新テニミュでは、少し大人っぽくなっていると思って演じています。

──ミュージカル『テニスの王子様』は、長い間上演され続けてきています。今牧さんが思う、今作の個性はどこにあると思いますか?

この作品は、リョーマが所属する青学(せいがく)や対戦校となる不動峰など、それぞれの学校のテニス部の部長がみんなを引っ張ることが多いんです。一つの作品を作り上げていく仲間ではあるのですが、対戦校のキャラクターを演じる皆さんはライバル。だから今回も、リョーマが所属する中学選抜メンバーと、U-17(アンダーセブンティーン)選抜メンバーが、お互いにどんな色を作り上げていくのか、すごく楽しみにしています。

──テニミュの楽しさ、難しさはどんなところに感じていますか?

僕はテニス未経験で、しかもリョーマは左利きなので、ラケットを振るのがとにかく難しいです。そして、これまでクールな役を演じたことがなかったので、どうやってクールに見せたらよいのかがわからず、最初はすごく難しかったですね。

クールだけど時折見せる子どもらしさというのも…あまり実際の友だちにいないタイプなので、参考にできる人がいなくて、役作りが大変でした。ただクールなだけの友だちならいっぱいいるんですけどね(笑)。

──2021年9月には、映画『リョーマ!The Prince of Tennis新生劇場版テニスの王子様』の舞台挨拶で、越前リョーマを演じてきた歴代の俳優陣と対面する機会がありましたね。その際、皆さんとはどんな話をしましたか?

同じ役を演じているはずなのに、見えている景色も、稽古中の出来事も皆さん全然違って面白かったです。「俺のときはこうだった!」「え、今は違うの?」と。本当に歴代それぞれの色があることを知れて、とてもいい機会をいただきました。

特に初代の柳(浩太郎)さんは、オーラがすごかったです。ゆっくりお話するタイミングがなくて、記念に写真だけ一緒に撮らせていただいたのですが、僕があまりに緊張しすぎて、結局ほぼお話はできませんでした(笑)。

──では、ミュージカル『新テニスの王子様』The Second Stageの見どころをお聞かせください。

まずは、それぞれのキャラクターがトレーニングを重ねて強くなっているので、前回のThe First Stageよりパワーアップしていると思います。そんなキャラクターたちの成長を楽しみにしていてください。

そして、原作で描かれている技などがどう表現されるのか。僕自身も楽しみにしているのですが、観に来てくださる皆さんもワクワクして待っていてもらえたらうれしいです。

100円ショップの造花で部屋を彩りジャングル状態!?

──今牧さんご自身のこともお聞かせください。今、「これを見ていると幸せだな」と思う“眼福”なことはなんですか?

最近よく、赤ちゃんの動画を友だちが見せてくれるのですが、それが眼福ですね。友だちの知り合いのいとこ…って、かなり遠い関係なんですけど(笑)。今まで、あまり興味がなかったのですが、すごくかわいくて、癒されます。最近、歩けるようになったらしくて、転びながらも頑張って歩いている姿が、本当にかわいいんですよね。

──今一番ハマってることは?

絵を描くことと造花で部屋を彩ることが好きです。あとは、ピアノも弾いています!

──多趣味ですね。ピアノはどういった経緯で始めたのでしょうか?

学校にピアノ、ギター、ベース、ドラムが全部できる多彩な後輩がいるんです。その子を見ていたら「いいな」と思って始めました。もともとピアノは家にあって、ちょっと触ってはいたので、本格的にコードを覚え始めたという感じですね。

──SNSには、花の写真もよく登場しますね。

花に関しては、なんで始めたのか覚えてないのですが…気がついたら魅力を感じていて。造花は100円ショップに売っているので、気軽に買えて、枯れないというのがすごくいいんですよね。僕の部屋、友だちからジャングルって呼ばれています(笑)。

──ご自身が撮ったお気に入りの写真と、そのエピソードをお聞かせください。

最近、一番印象的だったのは、お菓子の箱を開けようとして親指を切ったことですね(笑)。深夜2時に「おなかすいたな」と思って、冷蔵庫に入っているお菓子を食べようとしたら、箱の角でサクッと切ってしまって。

紙で指を切ると、しばらくしてから血が出てくるじゃないですか。でも、お菓子の箱は厚紙だからですかね?一瞬で血が出てきて。痛かったです…。痛すぎたことと、指を切ったことにびっくりしすぎて、結局あの日お菓子は食べませんでした(笑)。

今牧輝琉Twitterより
このツイートに続けて「美しいタケノコには刺がある」という名言を残した

あと、ひき肉のオムレツを作った写真もあります!普段、料理はあまりしないのですが、作り方をまったく見ずに作ってみたんです。まずひき肉はすごくうまく料理ができて、「これ、あとは卵を流せば、完成じゃない!?」と思ったのですが…卵が変な感じで固まり始めて。ただただ、平べったい卵がひき肉の上に乗っかっているサンドイッチみたいな感じになってしまいました(笑)。

見た目はカオスでしたが、味はとてもおいしかったです。でも、やっぱり見た目も大事ですから、それ以降、ちゃんとレシピを見て作るようにしています!

今牧輝琉Twitterより
「作り方教えて」という今牧のつぶやきに、「クックパッドを見るとわかりやすいかも!」「ひき肉のようなボロボロなものじゃなくて、包みやすいものから始めるといいよ」とファンからアドバイスが!

──最後に2022年の抱負をお聞かせください。

The First Stageからもう1年経ったんですね。本当に1年が早い。だから無駄な時間なく、楽しく1年を過ごしたいです。役者としても、どんどんステップアップをして、常に上を目指して走っていたいですね。

ステップアップのために、アクションと歌を本格的に習ってみたいと思っているんです。2022年は、そういうスキルをたくさん身につけられるように頑張ります!

撮影:河井彩美