フジテレビが運営する動画配信サービスFODにて、7月18日(土)から配信スタートする『あの子が生まれる…』の主題歌が、eill(エイル)の「Night D」(ナイト ドライブ)に決定した。また、今作のメインビジュアルが完成し、初公開となった。
『あの子が生まれる…』は、日本のみならずハリウッドでも映画化された『リング』シリーズなどを手掛け、全世界にジャパニーズホラーブームを巻き起こした作家・鈴木光司の書き下ろしによる完全オリジナル作品で、主人公の看護師を演じる森田望智は、今作が初のドラマ主演となる。
今回、ドラマの主題歌に決まったのは、2019年11月にリリースしたファーストアルバム「SPOTLIGHT」が話題となり、m-floの「loves」再始動第1弾「tell me tell me」、さなり「Nights」へのfeat.として参加するなど、各所から注目を集める22歳のシンガーソングライター・eillの2020年3rdシングル「Night D」(ナイト ドライブ)。
80KIDZと制作した真夏のミッドナイトドライブソングで、マスタリングは世界屈指のエンジニア・Randy Merrill(STERLING SOUND)が手がけており、8月5日にデジタルリリースされる。
また、今回初公開となったメインビジュアルは、森田演じる主人公の今泉菜央を中心に、彼女を取り巻く人間たちの様々な感情や複雑な人間関係、生身の人間の恐ろしさを表現。
本作は、郊外のとある病院“新生病院”が舞台。かつては由緒ある病院として人々から愛されていたが、あることをきっかけに歯車が次第に崩れ始め、次々と明らかになる病院の闇…地位や名誉、欲望と嫉妬、そして復讐。病院を取り巻く人間模様が複雑に絡み合い、罪に罪を重ね衰退していく。その中で誕生する美しきモンスター。この世で一番恐ろしいのは、我々人間なのかもしれない… ジャパニーズホラーの巨匠が贈る、人間の確執を描いたサスペンスホラー作品だ。
<eill コメント>
『あの子が生まれる…』の台本を読ませていただき感じた、人間の闇と遠くへ逃げたくなるような衝動を疾走感のある80sサウンドに詰め込みました。台本を読んだ時、ハラハラとトリハダが止まらなかったのでこの感動を「Night D」(ナイト ドライブ)ともう一度ドラマで味わえるのがとても楽しみです。
<ストーリー>
郊外にそびえ立つ新生病院。先代から2代目に引き継がれた頃は、産婦人科を母体に総合病院として地域に根付いた医療を志し人々から愛されていた病院だったが、ある事がきっかけで衰退していく。
この病院の産婦人科で看護師をしている今泉菜央(森田望智)がいつものように勤務していると、故意に救急車に轢かれた妊婦・英子(小倉優香)が緊急搬送されてくる。その妊婦は、手首を自傷していたうえ、所持品もない身元不明患者だった。河本潤一郎院長(羽場裕一)の婿で医師の河本秀明(市川九團次)が治療のため救急処置室に入ってくるが、運ばれてきた英子の顔を見た瞬間、表情が固まる。
母子ともに大事には至らず、状態が落ち着くまでは入院することになったが、英子は一言も話さず不気味な笑みを浮かべるだけ(菜央は、そんな英子に自殺した同級生の記憶を重ねる)。潤一郎の娘で、秀明の妻である美恵(芦名星)は新生病院の看護師で現在妊娠中だが、英子の嘲笑うような態度に腹を立て、執拗に追い出そうとする。何かを隠している潤一郎と秀明、美恵の本心、そして英子の正体は?菜央を取り巻く人間たちの本性が少しずつ明らかになっていく…。