現在の航空機はパイロット2人で操縦することが義務付けられていますが、実際はオートパイロットとよばれるシステムにより、離陸以外のほとんどの操縦をコンピューターが行っています。
高度1万フィートの快適な空の旅は、実は人工知能によって提供されているわけですが、ドローン技術による「空飛ぶタクシー」の開発など航空技術の発達は目覚ましく、例文のような無人パイロットのリモート操縦が実現する日もそう遠い未来ではなさそうです。
CAさんもアンドロイドになり、寝ていてサービスをスルーされたり、英語の苦手な日本人がうつむき加減に「び、びーふ」と伝えたりする光景も見られなくなるかもしれません。
「機長の小林です。当機はリモートワークにより自宅から遠隔で操縦しています。スリリングな空の旅をどうぞお楽しみください」(機内アナウンス)
これを英語で言うと…
This is your captain Kobayashi speaking.
I’m flying this airplane from home as I am working remotely. Please enjoy the thrilling flight.
Point: リモートワーク = work remotely
リモートワーク = work remotely / remote workingには様々な関連表現があります。
テレワーク = telework / telecommuting
在宅勤務 = work from home ※WFH で省略可
ノマドワーカー = digital nomad
サテライトオフィス = satellite office
リモートワーク、テレワーク、在宅勤務は意味が似ていますが、ネイティブは在宅勤務 = work from home を使うことが多いです。
文脈に応じて例文のようにwork remotelyが使われますが、teleworkは英語ではあまり使われません。
「テレワーク」が日本で導入されたのは1984年頃と言われて少し古い表現なので、リモートワークや在宅勤務といった表現に切り替えた方が若者っぽさは出ます。
「work remotely」、ぜひ使ってみましょう。それではまた次回!
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