12月10日(金)、株式会社USENが創業60周年を記念して、「USEN MUSIC AWARD 2021」を開催。歌手・氷川きよしがシングル曲「南風」で、「2021 年間 USEN HIT 演歌/歌謡曲ランキング 1位」を獲得し、全身真っ赤なスーツで授賞式に登壇した。
「この『南風』は自分の新たな決意を描いてもらった作品で、詞の中の主人公がそのまま、自分自身を伝えている歌詞なので、そういった作品がこのような賞をいただけて嬉しく思っております」と感謝。
今年、印象に残った出来事を聞かれた氷川は、「来年の2月でデビュー22年になるのですが、今までの芸能生活の中で、今年が一番充実していました」とコメント。
そして、過去を振り返る中で、氷川は「演歌界のプリンスや、ビジュアル系の演歌歌手など、いろいろな肩書きをつけていただいて、そこの中だけで、演歌を歌わないといけないんだと思っていました」と葛藤を告白。
「でも、自分の思うことを詞に表そうと思って、『You are you』というアルバムを作らせていただいたりして、やっぱり、『叫ばなければ』と、黙っていてはいけないと思いました」と心境を明かした。
また、来年については「1曲ヒットすれば、『次は(ヒットは)ないからね』と周りから言われ続けていたので、40歳まで歌を続けていると思わなかったです。22歳からずっと走ってきて、何が自分にとって幸せなのか、そういうところもちゃんと見つめて、人生を考える年にしたいなと思います」と抱負を語った。