<コラム>『SUPER RICH』第8話
いや、“あれ”、なんだったん!!?!!?!
いや、マジで、“あれ”、なんだったん?!??!?!!
ホントにマジで、“あれ”、一体、なんだったーーーーーーーーーんんん!!?!!?!
あー、もう、このドラマ、最高!!!っすね。
“最高!!!”とか思ってるようなリアクションには全く見えませんが、このドラマにおいて、字面上のポジティブ、ネガティブどんな種類でも、“叫び”、それは、つまり、最高!!!ってことなんすよ。うん。
…って、「え?いや、その、“あれ”って、何のこと???」ですって??!!いや、こっちの方が「え?」だわ。その、“あれ”に対して、ピンとも、なんとも来なかった人は、“『SUPER RICH』検定”5級、余裕の不合格な!!!とりあえず、もっかい1話から出直しな!!!(うん、そんな検定ないけどな)
っというわけで、『SUPER RICH』第8話、視聴後のテンションがあまりに優れてたもんで、僕の状態がすこぶる良かったもんで、くだらない自演でお目汚ししてしまいました。大変失礼いたしました。って、うん、そう!その、“あれ”ってのは、そう!!
優くん(赤楚衛二)、なんで刺されたん?!!?!?!?
うん、マジで、なんで優くん、刺されたーーーーーーん!??!意味わからーーーん!!!!
いやだって、再び登場した豪徳くん(板垣瑞生)…それにしても、豪徳くんの“豪徳くん顔”はとてつもないよね。もちろん、豪徳くんを演じるのは、板垣瑞生さんだってのはわかってんだけどさ、豪徳という苗字に対する、お顔とかフォルムのジャストフィット感が、とてつもないよね。これからしばらく、板垣さんのこと発見したら「豪徳くん!!」ってなると思うわ…いや、だけど、豪徳くんには申し訳ないんだけど、そんな印象深い豪徳くん…ではあるんだけど、俺、それまで、豪徳くんどころじゃなくって、豪徳くんが、なぜ、インターンをクビになっちゃったのか…、その詳細すっかり忘れてたわ…(今も思い出せてない)って、ついつい、豪徳くん“よもやま話”になっちゃったけど、そんな豪徳くん…に、ここへきて、優くんが再会したと思ったら、彼がバイトしてるコンビニ(店名が「EnjoyDays」て、いろいろ皮肉が凄まじいよね)に、強盗現れて、包丁突き出されて、なんや知らんうちに、優くん刺されちゃった!!!とか、しかも警察来る前に宮村くん(町田啓太)到着するとか、優くん「痛いッ!」つって、包丁自分で抜いちゃうとか、“牧場バター”が返り血で染まるとか、その、一連の、“あれ”、一体、全体、何だったん!?
ねぇ、優くん、なんで刺されたーーーーーーーーん?!!?!?!?
ダメだ。優くんが刺されたくだり…、その興奮だけで1000字強、いってもーたわ。このままだと超大作になってしまうわ…。って、うん、んなこたどうだっていいんですが(よかない)、ここでの一番の、大きな問題は、『なぜ、優くんは、刺されちゃったのか?』ってことなんですよ!!!
いやね、これね、僕ね、ちょっとね、わかっちゃったんすよね…。マジで、俺、わかっちゃったんすよね…(はよ言え)。いや、もちろんね、もちろんですよ?この、優くんが刺されちゃったくだり、見ている最中、ポカーン…だったんすよ。なんで急に優くん、刺されんねん!!!いや、だけど、その後っすよ。その後の、衛(江口のりこ)と優くんとのくだりで、わかっちゃったんすよ…(いいからはよ言え)。
そう!!皆さん、お気づきでしょう?わたくし、これまで、優くんのことは、春野優とフルネームの呼び捨てだったわけですが(気付くわけないだろ)、この回から、途端に、優くん♡になったんすよ!!!(知らんがな)それはね!!春野優がね、優くん♡ってなっちゃうほどの神々しさを手に入れた…。つまり、優くんは“マリア様”になったってことなんすよ!!マリア様的存在に、ステージアップされたっていう、そういう、そういうこと、なんすよ!!!だから、優くんが、今回、刺されちゃった…って、そういうことなんすよ!!!(全然意味わからん)
決して、集中治療室の優くん=透明感のあるお肌=マリア様、ってことではね、決して、決してないですからね?!?!(決してだよ!?)うん、順を追って説明しますね。これまでね、このドラマはね、意図的に、男女逆転の構図を描いてきたと思うんですよ。まず主人公の社長って設定がそうだし、そこへ寄り添うパートナーが子犬系なのも、通常であれば女性が担うポジションじゃないですか。で、加えて、料理できるのも、今回の衛と優くんの“すれ違い”での、“仕事と私どっちが大事なの!?”的展開も、分けて考えたい主人公と、全てを知りたいパートナーって、それ、普通は、男女逆じゃないですか?でもって、妊娠した鮫島ちゃん(菅野莉央)についても、これまでは、男性の社長だったから気付けなかった…とするところを、女性だからこそ気付けなかった…にして、このドラマの多面性を描いてみせた…。で、この部分、まぁ、そうは言っても、ここまでは、言ってしまえば、敢えての逆転、敢えてそうすることで見えてくる物語になりました…ってな感じ。表面的にわかることじゃないですか。だから、そのことについて、僕も、言及するのって、野暮だなって思ってたんすよ…(言及も何も毎回叫ぶことで必死だっただけじゃねーか)。
なんだけど、今回、優くんが刺されちゃった…ってのをきっかけにして、優くんの衛への“愛”が、“命”と同列になった…。もうね、それがね、マリア様なんすよ。うん、で、マリア様マリア様って、マリア様ってどういうことやねん、って話なんだけど、マリア様、それは、僕的ドラマ脳で言うところの、野島伸司作品におけるマリア様なんすよ。具体的に、わかりやすく言うと、『この世の果て』(1994年/フジテレビ)の主人公・砂田まりあ、ってことなんすよ(FODにあるよ…って僕、何回これ宣伝してんの)。第6話でテキトーに妄想した(テキトーだったんか)、野島伸司的世界観と、『この世の果て』の妄想がここでつながった!!!(無理やりすぎる)このまりあってのがね、“愛に命がけ”で、好きになった相手に、とてつもなく“献身的”…なんすよ。で、野島伸司作品ってのは、どの作品でも、こんな感じの野島伸司的“マリア様”を、追い求めてるんすよ(って僕は思ってる)。だって『この世の果て』もそうだし、『高校教師』(1993年/TBS)もそうだし、あの、主人公の、“女性像”ってのは、マリア様そのものもじゃないですか?(わかるわけない)
で、それを踏まえた上で、今回の優くんを振り返ってみましょう…。とてつもなく“献身的”ってのはこれまで描いてた通りなんだけど、今回はそれに加えて、死に直面してもなお、そんなことよりも、衛を守るために長く生き、衛のために“死なない…”=“愛に命がけ”って、もう、それは、つまり、優くん=マリア様…ってことじゃないですか?野島伸司が求めていた女性像=マリア様を、このドラマでは、男性でもって、マリア様を描いて見せた!!ってことじゃないですか??ここの、そんな、概念の部分までも、男女逆転にして描いてみました!!!!!!ってことじゃないですか!!!???うん…、どう??!!(意味わからん)
っというわけで(どういうわけで)、うん、結局、とどのつまり、このマリア様って話、どうでもよくってさ(どうでもいいんかい!)、言いたいのはね(説明放棄した)、これだけのことを妄想させちゃう、興奮させちゃう、土壌が、このドラマにはある!!っていう、そういうね、そういうことなんすよ!!!こんなにカジュアルにポップにエンターテインメントに描いときながら、僕の野島伸司脳、マリア様像まで掘り起こして、ここまで興奮させる土壌が、『SUPER RICH』には、ある!!!っていう!そういうこと!!!!なんすよ!!!!!!(うーん、わからん)
…って、うん、いや、そうね…。そうは言ってはみたもののね…。優くん=マリア様って、言ってはみたもののね…。いつも通りの、衝撃のラスト!!!…あれ?…僕『推しの王子様』でもおんなじこと言ってたもんで、敢えてその文面、コピぺしますが…。(『推しの王子様』第7話レビューにて…)
それは、つまり、『お金がない!』(94年の織田裕二主演の名作)で言うところの(世代考えて)、”お金がある!”ターンってこと!?(どういうターン)そういうこと?!?!(絶対違う)気になるじゃーーーん!!!
優くん、全然、マリア様じゃねーーーーーー!!ドラマにおける男性キャラ特有の、調子こいた挙句あるある、地位を得ちゃうと大切なものを見失っちゃうターンやないかーーーーいい!!!っていうか、僕、ただただ名作ドラマと関連付けさせたいだけやないかーーーいい!!!!もう!このドラマ!!!僕をどれだけ、妄想、翻弄させるの!?!?!?!
って、フィニッシュにかかろうと思ったけど最後に。今回の“ドラマチック”の数々、ほぼほぼ全部無視しちゃったけど、これだけは言わせて!!あの“わんこそば店”で待ち合わせって、どういうこと!?!!近所の“わんこそば店”ってだけでも意味わからんのに、待ち合わせで、“わんこそば店”ってどういうこと!?!!?どうしたら、そういう発想出てくるの!??!そして、何人か、わんこそば、食ってんじゃんーーーーーー!!!!