毎週木曜22時より放送中の、木曜劇場『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。7月23日(木)に第2話が15分拡大で放送される。

<『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』に関する記事はこちら>

『アンサング・シンデレラ』は、主人公のみどり(石原さとみ)を中心に、瀬野(田中圭)、刈谷(桜井ユキ)、販田(真矢ミキ)ら病院薬剤師の奮闘を描く医療ドラマ。日本で初めて病院薬剤師にスポットを当てた作品として、放送がスタートする前から話題を集めていた。

本作で、新人薬剤師のくるみを演じている西野七瀬にインタビュー。

くるみは、「医師よりも責任は生じないだろうから」という消極的な理由で病院薬剤師に。しかし、強い責任感から時に医師へも意見しながら誇りを持って仕事をするみどりや、萬津総合病院の薬剤部の面々にもまれ、薬剤師として成長していく。

そんなくるみの成長を、西野はどう捉えているのか。また、先日公開したインタビューで「七瀬ちゃんがとにかく“かわいい”と思う。この気持ちって母性?」と語っていた石原への思いも聞いた。

<西野七瀬 インタビュー>

――約2ヵ月の撮影中断を経て、再開した時の心境を聞かせてください。

やっぱり「早く再開して欲しいな」と思っていたので、すごくうれしかったです。ただ、ちょっとだけ…「(くるみという役が)どんな感じだったっけ?」と、すぐに思い出せない部分があって。どうしようかという不安もありました。

――その不安はどうやって払拭したのですか?

撮影現場に行って、皆さんに会って、あのセットに入ったことで「そうだ、そうだ」と、すぐに思い出すことができました。

――撮影を重ねることで、薬剤師に対する思いの変化などはありましたか?

撮影をしての変化はあまりないです。でも、自粛期間中、特に医療従事者の方々がかなり大変な思いをして働いてくださっているというお話は見たり、聞いたりしていたので、より一層深く感謝などの気持ちは持っています。そこは自粛前と今では違うかなと思います。

――くるみ自身の変化はどう感じていますか?

1話の靴の変化はすごくわかりやすかったと思います。萬津総合病院に入った時にはレースアップブーツを履いていましたが、薬剤部で働き、みどりの仕事を見て、終盤でスニーカーに履き替えていて。あのシーン一つで、くるみの成長を感じました。

もちろん、これから続く1話1話で、変化の描写はあります。その時のくるみの気持ちに合わせて、自分も変化していくことを意識して今は演じていますね。

――そんなくるみの成長を近くで見守るみどり役の石原さんは、先日、西野さんに対して「母性を感じている」と話していました。

そんなふうに言っていただけて、めっちゃうれしいです!私は、石原さんの近くにいることが多い役なので、誰よりも石原さんのお芝居や普段の過ごし方を見ることができているんです。すごく勉強させてもらっています。

――「意外だな」と思った石原さんの一面はありますか?

意外な一面ももちろんあるんですが、それよりも…初めてお会いするまでに思っていた「こういう方なのかな」という印象などが全部吹き飛ぶくらい“すごい人”です(笑)。言葉でうまく言い表せないのですが。毎日、いろんなことを教えていただけますし、本当にご一緒できてうれしいなと日々感じています。

――教えてもらったことを、一つだけ聞かせてください!

ふるさと納税…です(笑)。

――ふるさと納税!?どんな話の流れで、そんな話になったのですか?

なんでだったか忘れちゃいました(笑)。ただ、私、ふるさと納税に興味があったのですが、今までやったことがなくて。誰かに聞いてみたいなと思っていたことだったんです。石原さんは、ふるさと納税以外にもご自身で調べられていて、いろいろご存じで。

実は、お芝居の話はそこまでしていなくて、雑談が多いんですよね。石原さんから話しかけてくださるし、今は私も自分から話していけるようになりました。私の話もしっかり受けとめて聞いてくださいるので、どんなお話をしていても楽しいです。本当にお姉ちゃんのような存在ですね。

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

新人薬剤師のくるみは、見る人に一番近い存在というか、同じ視点を持って物語の中にいます。だからこそ、くるみの目線でドラマを見ていただく際に、物語も分かりやすく、楽しんでいただけるようになったらと思って演じています。

そのくるみも、話が進むにつれてどんどん成長していきます。萬津総合病院の薬剤部のみんなと関わることでどう変わっていくのか、本筋の物語とともに注目していただけたらうれしいです。