7月29日(水)放送の『林修のニッポンドリル ギャル曽根が蒲田ギョウザ人気店を爆食い調査!1位は?』では、新企画「ギャル曽根爆食い番付」が登場。
今回は「蒲田ギョウザ編」を放送。餃子の激戦区、東京・蒲田から「東京餃子通信」編集長が選んだ“トップ7”の店舗を、ギャル曽根が 1店舗ずつまわり、餃子を完食。暫定1位を決めていく勝ち残り方式で、ギャル曽根的ナンバーワンのお店を決定した。
母の味を受け継ぐ妹と店を追い出された兄、それぞれの味わいは?
1994年創業の「金春」は、60店舗以上がしのぎを削る蒲田の“ギョウザ四天王”として君臨する有名店。22年間この店でギョウザを作り続けた八木敏子さんの味を、娘の智子さんが母亡き後も守り続けている。
「羽根つき餃子」は、パリパリの羽根と季節によって配合を変えるという野菜たっぷりの餡(あん)が魅力。ネギ油で作ったニンニク醤油の自家製タレを付けると、違った味わいを楽しめる。また、エビと豚肉、ニラと卵が入った「三鮮蒸し餃子」も絶品で、こちらも完食。
2008年にオープンした「春香園」も、“ギョウザ四天王”の一角を占める店。実は店主の八木誠さんは「金春」の八木智子さんの兄。しかし社長である父や母と意見が対立、独立して始めたのが「春香園」だという。
人気メニューは、餡の量が他の店の1.5倍もある「羽根つき餃子」。「金春」とベースは似ているが、野菜は「金春」より多いなど、個性もあるという。プリプリの海老とパリパリの羽根を同時に味わえる「エビ入り焼き餃子」も、ボリュームのある一品だ(ギャル曽根は、こちらも完食)。
注目の兄妹対決は、「金春」に軍配。ギャル曽根は「決勝と言ってもいい対戦」と、両店を絶賛した。
羽根つきギョウザの町に酸辣湯で勝負!
「中国料理 龍」からは、店主の凌妹娟さんが羽根つき餃子の町・蒲田に革命を起こそうと作り出した異色メニューが登場だ。
それは、酸辣湯のスープの中に餃子を入れた「酸辣湯餃子」。本場中国の味を出すために10種類の調味料を使ったスープは、辛さの中にもコクがある癖になる味だ。一方の「焼き大葉餃子」は、餃子のこってり感を大葉の爽やかさがフォローして、こちらもやみつきになる味だという(ギャル曽根は、こちらも完食)。
判定は、「金春」の勝利。ギャル曽根によると「酸辣湯めっちゃおいしいですけど、スープ自体がおいしすぎて餃子の味が薄れた」とのこと。
借金1億円を返済した餃子が登場
2017年にオープンした餃子バル「Tsubasa」は、19歳で来日し、3人の子を女手ひとつで育てたマダム陳さんが経営する店。覚悟を決めて1億円も借金して餃子店を開業した陳さんは、現在では餃子店3店舗とエステ店を経営するまでに成功した。
こちらの名物「チーズフォンデュ餃子」は、エビ入りの餃子を、ナチュラル、チェダー、クリームの3種類のチーズにディップ。ギャル曽根を驚かせた餃子とチーズという組み合わせを生み出した店では、お好みソースやマヨネーズを焼き餃子にかけていただく「お好み焼き餃子」も人気だ(もちろん完食)。
ギャル曽根の判定は「Tsubasa」の勝利。「チーズと餃子がこんなに合うんだという感動」が、今回は上回ったとのこと。
蒲田一の老舗町中華!知られざる餃子の名店
1955年創業の蒲田が誇る中華定食店「石川家食堂」からは、65年間変わらない王道の味を楽しめる「焼き餃子」が登場。セロリの風味が口いっぱいに広がる「水餃子」とともに、いただきたい (もちろん完食) 。
「どうしましょう…」と言いながら、ギャル曽根がくだしたジャッジは、「Tsubasa」の勝ち残りとなった。
蒲田ギョウザ四天王の“女帝”
都内に7店舗を展開する「歓迎(ホアンヨン)」は、“蒲田ギョウザ四天王”の“女帝”と呼ばれる山崎英理子さんが君臨する名店。3日間寝かせて熟成させた餡の美味しさで、食べログ1位にも輝いた。
タレをつけずに食べられるほど濃厚な「羽根つき餃子」の餡の秘密は、白菜の水分や肉汁を吸って旨味を凝縮させる隠し味の切り干し大根。鶏肉と豚肉を1:2の割合で混ぜているので、比較的アッサリした味わいだ。ナスに豚肉を挟んで揚げた「揚げナス餃子」は、「歓迎」2番人気の新感覚メニュー(ギャル曽根は、こちらもペロリ)。
そして、注目の判定は「歓迎」。ギャル曽根は、勝負のポイントを「王道のお店に、アレンジメニュー(揚げナス餃子)もあって、食べ進めていくごとに、衣もお肉もおいしい」とコメント。このあと、いよいよ最終決戦へ。
羽根つきギョウザ発祥の店登場!
最後に登場したのは、羽根つき餃子発祥の店「ニーハオ」。こちらの店主で、“ギョウザ四天王の父”と呼ばれる八木功さんは、「歓迎」の女帝・英理子さんの兄。中国にいた時に食べた羽根つき肉まんをヒントに、羽根つき餃子を生み出したという。
「羽根つき餃子」は、シャキシャキの野菜と餡のコク、羽根のパリパリ感のバランスが絶妙。多い日には、1日約1万個売れるほどの人気店だが、功さんは野菜の水分をキープするために、機械は使わず野菜を毎日手作業でカットしているそうだ。
そして注目の判定は「ニーハオ」。ギャル曽根は、「自分の好みは『ニーハオ』さんのシャキシャキ感。バランスが良かった」と絶賛した。
この日の放送では、ほかにアンタッチャブルの柴田英嗣とゆきぽよが、大阪のジュエリー店「芝翫香」の金庫の中身をリサーチ。また、みやぞんの「摩訶不思議ドリル」では銀座のビルの屋上で作られている蜂蜜などを調査した。