8月8日(土)23時40分より、フジテレビ系オトナの土ドラ『13(サーティーン)』第2話が放送される。
初回放送後のSNSでは「桜庭ななみの表情にゾクッとした」「ラストの緊張感がすごい!」と話題に。BBC制作の原作ファンからの反応も相次ぎ、日本リメイク版の注目も高まっている。
本作は、主演の桜庭ななみ演じる相川百合亜が13歳で誘拐され、13年後、突如家族のもとに戻ってきたところから始まるクライムサスペンス。
百合亜の妹・千帆を演じるのは、映画「イソップの思うツボ」(監督:上田慎一郎、中泉裕矢、浅沼直也)に主演し、2020年も公開映画が多数控えている、注目の女優・石川瑠華。
第2話放送を前に、今回の作品への思いや役への向き合い方、今後の目標を聞いた。
<石川瑠華 インタビュー>
――作品の印象や、役について教えてください。
今回私の演じる百合亜の妹・相川千帆は、思ったよりも刺激的な役で、最初は千帆のセリフに対して「こんな言い方をしなくてもいいのに…」と思うこともありました。千帆は百合亜のいない13年もの間、嘘ばかりの家族で笑顔もなく、不安な気持ちに耐えられなくて自分が傷つくことも言ってしまう子になってしまっていて、お母さん(板谷由夏)には「なんでお姉ちゃんばかり気にするの?」、お父さん(神保悟志)には「なんでニコニコしてここにいるの?この裏切り者!」と、いろいろな感情が渦巻いて葛藤しているんです。とても難しいですが、やりがいのある役だと思いました。
――桜庭ななみさんと共演した印象は?
私はとても緊張していたのですが、桜庭さんのほうからやさしく話しかけてくださいました。とても真っすぐな目で、圧巻のお芝居が素敵で、憧れのような感情も抱きました。
――石川さんは次々と話題作に出演されています。この仕事を始めたきっかけは?
大学が合わないと感じていて、演劇のワークショップに通い始めたのがきっかけです。環境を変えたい気持ちや承認欲求もあったと思います。その中で演技というものが、自分の想像と違うものだと気づかされて、とても面白いと感じて、映画やドラマもどんどん見るようになりました。
――今後の目標は?
作品を受け取った人の人生の一部になるような映像に出演したいです。もっといろいろな役に臆せず挑戦したい。そういう意味では、今回の千帆も、台本を読みながらとても興味深く、挑戦の役だと思いました。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
お互いに別々に歩んできた13年という時間に、それぞれが向き合った作品だったと思います。バラバラだった家族がどう変わっていくのか見ていただけるとうれしいです。
<第2話あらすじ>
隣町で8歳の少女が誘拐された。犯人らしき男が映った防犯カメラ映像に百合亜(桜庭ななみ)は反応、「カズキ」という名前を告げる。
一方、13年前の経緯を洗い直すうちに、永井(青柳翔)と佐緒里(遊井亮子)は百合亜の中学校の用務員だった黒川一樹(藤森慎吾)の存在にたどり着く。
相川家では、麻美(板谷由夏)が百合亜のためにと手を尽くすが、百合亜は家族にも心を開かない。そんな折、かつての百合亜のボーイフレンド・渉(井上祐貴)が訪ねて来る。